製品の正常性の診断

管理者は、診断フレームワークを使用してクラスタ化された環境における CA Service Catalog の正常性を評価できます。 診断フレームワークには、Web サービス メソッド、CA Remote Engineer、および JMX クライアントが含まれます。
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管理者は、診断フレームワークを使用してクラスタ化された環境における CA Service Catalog の正常性を評価できます。 診断フレームワークには、Web サービス メソッド、CA Remote Engineer、および JMX クライアントが含まれます。
以下の手順に従います。
手順 1 - 前提条件の確認
診断フレームワークを使用する前に、各コンポーネントの以下の前提条件を満たしてください。
  • Web サービスでは、Web サービスに接続するユーティリティが必要です。 たとえば、Java クライアントや Simple Object Access Protocol クライアントなどです。
  • CA Remote Engineer では、CA Service Catalog 用の Java Runtime Environment (JRE)バージョンが必要です。 CA Service Catalog をインストールすると、この JRE バージョンは自動的にインストールされます。
  • JVM メトリックでは、Java Management Extension (JMX)クライアントが必要です。 たとえば、Java Development Kit (JDK)に含まれる JConsole などです。
手順 2 - Web サービス メソッドの実装
Web サービス メソッドでは、CA Service Catalog とそのコンポーネント間の接続状態を確認して、問題を診断することができます。 CA Service Catalog とそのコンポーネントの接続中に、以下の Web サービス メソッドが適用されます。
CA Embedded Entitlements Manager 用の Web サービス メソッド
この Web サービス メソッドは、CA Service Catalog の Embedded Entitlements Manager サーバとの接続をテストします。
Web サービス メソッド
long getEEMConnectionStatus()
入力パラメータ
なし
戻り値パラメータ
CA Service Catalog による Embedded Entitlements Manager との接続にかかった時間(ミリ秒単位) 接続が失敗する場合、例外が表示されます。
Embedded Entitlements Manager 接続 Web サービスを使用する擬似コード
URL endpoint1 = null; AdministratorServiceSoapBindingStub adminStub = null; endpoint1 = new java.net.URL("http://catalog:8080/usm/services/AdministratorService"); adminStub = (AdministratorServiceSoapBindingStub) new AdminServiceImplServiceLocator().getAdministratorService(endpoint1); long eemLatency; try { eemLatency = adminStub.getEEMConnectionStatus(); System.out.println("Connection successful. Time taken(milliseconds): "+ eemLatency); } catch (Exception ex) { System.out.println("Connection to EEM failed. " + ex.getMessage()); }
データベース用の Web サービス メソッド
この Web サービス メソッドは、CA Service Catalog のデータベース サーバとの接続をテストします。
Web サービス メソッド
long getDBConnectionStatus()
入力パラメータ
なし
戻り値パラメータ
CA Service Catalog によるデータベースとの接続にかかった時間(ミリ秒単位) 接続が失敗する場合、例外が表示されます。
データベース接続 Web サービスを使用する疑似コード
URL endpoint1 = null; AdministratorServiceSoapBindingStub adminStub = null; endpoint1 = new java.net.URL("http://catalog:8080/usm/services/AdministratorService"); adminStub = (AdministratorServiceSoapBindingStub) new AdminServiceImplServiceLocator().getAdministratorService(endpoint1); long dbLatency; try { dbLatency = adminStub.getDBConnectionStatus(); System.out.println("Connection successful. Time taken(milliseconds): " + dbLatency); } catch (Exception ex) { System.out.println("Connection to database failed. " + ex.getMessage()); }
CA Process Automation 用の Web サービス メソッド
この Web サービス メソッドは、CA Service Catalog から CA Process Automation への双方向の接続をテストします。
Web サービス メソッド
long getITPAMConnectionStatus(String configName, String nodeUrl)
入力パラメータ
  • configName
    (オプション)[管理]-[設定]-[CA Process Automation]で定義された CA Process Automation のグループ名である設定名を定義します。 このパラメータを削除して、デフォルトの設定をテストすることができます。
  • nodeURL
    (オプション)CA Process Automation から CA Service Catalog への接続用の値を指定します。 個別のノードへの接続を確認するためにクラスタ化されたセットアップでこのパラメータを使用します。
    このパラメータを使用するには、クラスタのセットアップ中に無効な HTTP コネクタ ポートを有効にします。 診断が完了したら、再度 HTTP コネクタ ポートを無効にします。
    NodeURL パラメータが無視される場合、CA Process Automation で設定されている CA Service Catalog の URL を選択します。
以下に例を示します。
http://host_name:port_no
Secure Sockets Layer (SSL) の場合:
https://host_name:port_no
戻り値パラメータ
CA Process Automation と CA Service Catalog への接続にそれぞれ要した時間の配列をミリ秒で返します。 接続時に例外が発生する場合は、-1 の値が返されます。
CA Process Automation 接続 Web サービスを使用する疑似コード
URL endpoint1 = null; AdministratorServiceSoapBindingStub adminStub = null; endpoint1 = new java.net.URL("http://catalog:8080/usm/services/AdministratorService"); adminStub = (AdministratorServiceSoapBindingStub) new AdminServiceImplServiceLocator().getAdministratorService(endpoint1); long[] millSecs = new long[2]; try { millSecs = adminStub.getITPAMConnectionStatus("subton", null); System.out.println(String.format("Time taken for connection from Catalog to CA PAM: %d ms. and CA PAM to Catalog: %d ms.", millSecs[0], millSecs[1])); } catch (Exception ex) { System.out.println("Connection to ITPAM failed. " + ex.getMessage()); }
手順 3 - CA Remote Engineer のダウンロードおよび実行
CA Remote Engineer は以下の製品に固有の重要な診断情報を収集し、CA Technologies にアップロードします。
  • ログ ファイル
  • 製品の設定
  • ハードウェアおよびソフトウェア情報
  • Microsoft インストール済み製品のリスト
  • Windows レジストリの XML 形式での CA インストール済み製品のリスト
このトピックの情報は、CA Remote Engineer リリース 2.0 (公開時点の最新リリース)に基づいています。 ダウンロードするバージョンが異なる場合、手順も異なる場合があります。
以下の手順に従います。
  1. http://ca.com/support から CA Service Catalog コンピュータに CA Remote Engineer をダウンロードします。
  2. ユーティリティを解凍します。
  3. re.cmd ファイルを実行します。 このファイルは、ユーティリティを解凍した場所の RemoteEngineer フォルダにあります。 このファイルは、コマンド ライン ユーティリティを開きます。 UI ベースのユーティリティを使用する場合は、RemoteEngineer.cmd ファイルを実行します。
  4. プロンプトに従って、必要な情報を入力します。
    CA 製品名として、
    Service_Catalog
    を指定します。
    プロンプトの詳細については、RemoteEngineer\help フォルダのヘルプ ファイルを参照してください。
  5. 入力した情報の確認を求めるプロンプトが表示されたら、「Yes」または「No」を入力します。
    ユーティリティは、以下のように続行されます。
    • 「Yes」を入力すると、ユーティリティは必要な情報をお使いのコンピュータから収集し、zip で圧縮します。
      ユーティリティが FTP 経由で CA Technologies に zip ファイルをアップロードする必要があるかどうかを指定します。 または、参照用に zip ファイルを保持するか、別の方法を使用して CA Technologies に送信することができます。 たとえば、電子メールを使用します。
    • 「No」を入力すると、ユーティリティは終了します。
  6. CA Remote Engineer を閉じます。
クラスタリングを使用している場合は、すべてのクラスタ ノードでこれらの手順を繰り返します。
CA Remote Engineer をダウンロードおよび実行しました。
手順 4 - JMX クライアントを使用したステータスのモニタ
CA Service Catalog にデフォルトの Tomcat を設定し、JMX クライアントでカタログ インスタンスの正常性をモニタします。 JVM メトリックを使用して、メモリ使用率、CPU 使用率、およびスレッドの数などのステータス情報をモニタできます。
CA Service Catalog が Web アーカイブとして展開されている場合、この機能は利用できません。
以下の手順に従います。
  1. セキュリティ オプションを使用せずに JMX リモート モニタリングを有効にします。 使用する空きポートを選択します。
  2. エディタで、
    \view\conf\
    の場所から viewservice.conf ラッパー設定ファイルを開きます。
  3. JMX リモート モニタ用のファイルの以下の 3 行のコメントを解除します。
    wrapper.java.additional.22=-Dcom.sun.management.jmxremote.port=9091 wrapper.java.additional.23=-Dcom.sun.management.jmxremote.ssl=false wrapper.java.additional.24=-Dcom.sun.management.jmxremote.authenticate=false
  4. ファイルを保存して閉じます。
手順 5 - 診断フレームワークの確認
以下の結果は、診断フレームワークが正しく実装されていることを示しています。
  • Web サービス メソッドがクライアントからのエラーなしで呼び出される。
  • Web サービスがエラーなしで実行される。
  • CA Remote Engineer が製品固有のデータを収集する。
  • CA Service Catalog のインスタンスの正常性は、JMX クライアントを使用してモニタされます。