フレームワーク

ツールが開発環境で使用できるようになったら、次の手順は、スキーマ変更を製品のアップグレードでも保持するためのフレームワークの作成です。
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ツールが開発環境で使用できるようになったら、次の手順は、スキーマ変更を製品のアップグレードでも保持するためのフレームワークの作成です。
CA Business Intelligence と共にインストールされたデフォルトの開発 CA SDM ユニバースを変更しないでください。 そうでないと、スキーマ変更がパッチおよびアップグレードの処理中に上書きされるおそれがあります。 CA SDM ユニバースを変更すると、CA Business Intelligence インフラストラクチャ内でのスキーマ変更が最終的に失われることになります。
BusinessObjects ユニバースは、CA Business Intelligence インフラストラクチャ内のスキーマを説明するメタレイヤです。 CA から供給されたユニバースを変更する代わりに、CA SDM ユニバースにリンクされた顧客固有のユニバースを作成できます。 この方法を使用すると、アップグレード処理中に最小限の作業でローカル スキーマ変更を管理でき、 CA SDM によるベース ユニバースのアップグレードが可能になります。
BusinessObjects ユニバースのドキュメントに精通している CA SDM 顧客の場合は、ユニバースを結び付けるための文書化されたほかの手順を、BusinessObjects から入手可能であることに気付きます。 ただし、ここでは、顧客による変更を保守するために CA がサポートしている手順のみを取り上げます。
デフォルトのユニバースには「CA SDM」という名前が付けられ、セントラル管理コンソール(CMC)内の「CA Universes」フォルダに保存されます。 このデフォルト ユニバースは、ユニバースがリンクされている構造における「カーネル」ユニバースです。
CA SDM ユニバースは任意の名前にすることができます。 名前は、レポート ライタがレポートを作成する際に表示され、わかりやすい名前かどうかを確認できます。 顧客ユニバースは、さまざまなユニバースがリンクされている構造における「派生」ユニバースです。
このフレームワーク内では、必要な数だけ派生ユニバースを管理できますが、スキーマ変更の管理に必要となるのは 1 つのみです。 複数の派生ユニバースを使用して管理やセキュリティ要件を簡略化できる場合もありますが、実際には実稼働サポートのニーズに基づいて判断する必要があります。
派生ユニバースが複数ある環境では、必ず以下を実行してください。
  • すべてのユニバースで、ユニバース ファイル名用の z_ 命名規則を維持する。
  • CA SDM 接続を使用して、[CA Customer Universe]フォルダにユニバースを保存する。
  • カーネル ユニバースへのリンクは削除しない。
スキーマ変更を CA Business Intelligence に昇格させるフレームワークの作成
Universe Design Tool を使用して、スキーマ変更を CA Business Intelligence に昇格させるフレームワークを作成します。
以下の手順に従います。
  1. Universe Design Tool を開きます。
    [Universe Design Tool]メニューから[File]-[New]を選択します。
    [Universe Parameters]ウィンドウが表示されます。
  2. [Definition]タブをクリックし、ユニバースのわかりやすい名前を[Name]フィールドに入力します。
  3. (オプション)説明を[Description]フィールドに入力します。
  4. [接続]ドロップダウン リストから[CA SDM]を選択します。
  5. [Links]タブの[Add Link]ボタンをクリックします。
    [Universe to Link]ダイアログ ボックスが表示されます。
  6. [CA Universes]フォルダを展開して、以下のタスクを実行します。
    1. CA Service Desk.unv ファイルを開きます。 [Universe to Link]ダイアログ ボックスが閉じ、CA SDM ユニバースが[リンク]タブに表示されます。
    2. [OK]をクリックして、[Universe Parameters]ダイアログ ボックスを閉じます。
    Universe Design Tool でのリンク処理と派生ユニバース作成には、数分かかることがあります。
  7. 派生ユニバースが作成された後、以下のタスクを行います。
    1. 必要に応じて以下のパラメータを変更します。
      • [File]メニューから[Parameters]を選択します。
      • [Parameter]タブをクリックします。
      • 「ANSI92 = YES」と指定します。
    2. [Controls]タブをクリックし、以下のフィールドを実装に適した値に設定し、[OK]をクリックして値を保存し、パラメータのダイアログ ボックスを閉じます。
      • Limit size of result set
      • Limit execution time
      • Limit size of long text objects(最低 4000)
    3. 階層を定義します。 顧客階層はインポートされないため注意してください。
      • [Tools]-[Hierarchies]を選択します。
      • すべてのカスタム階層を選択して、[Add]矢印ボタンをクリックします。 すべての階層が右側へ移動します。
  8. [Universe Design Tool]メニューから[File]-[Save]をクリックします。
    [Save As]ダイアログ ボックスが表示されます。
  9. わかりやすいファイル名を選択し、先頭に「z_」を付けて、[File Name]フィールドに指定します。 たとえば、「ACME Anvil Co」という名前のユニバースが、デフォルトで「ACME_Anvil_Co.unv」になっているとします。 保存する前に、このファイル名を「z_ACME_Anvil_Co.unv」に変更します。
  10. 派生したユニバースを以下のように CMS にエクスポートします。
    1. [Universe Design Tool]メニューから[File]-[Export]を選択します。
    2. [Domain]フィールドのドロップダウン リストから[<Browse>]を選択し、[CA Customer Universes]を見つけて選択します。
    3. [OK]をクリックして、ユニバースをローカル CMS にエクスポートします。
      [Universe Successfully Exported]ダイアログ ボックスが表示されます。
    これで CA Business Intelligence 全体に対してカスタム スキーマ変更を昇格させるフレームワークが作成されます。
  11. Business Intelligence Launch Pad に管理者ユーザとしてログインし、以下の手順に従います。
    1. [Public Folders]を選択します。
    2. [Business Intelligence Launch Pad]ツールバーから[New]-[Folder]をクリックします。
    3. [Folder Name]フィールドに、「Organization Name Reports」など、レポート ユーザにわかりやすい説明を入力します。
    4. [OK]をクリックして、[Public Folders]の下に作成されたフォルダを確認します。
    これにより、組織により作成されるレポートを使用および保存するための最小限のフレームワークが作成されます。 このフォルダ構造に追加できるサブフォルダやファイルの数に制限はありません。