会計コストとレート マトリクスの設定

ccppmop1561
会計コスト/レート マトリクスは、マトリクスを記述するための全般的なプロパティと、レートとコストをトランザクションとマッチさせるために使用される条件を識別する列で構成されます。 会計トランザクションの処理中に使用するレート マトリクスを定義して、コストおよび請求レートを決定できます。 労働、資材、備品および経費のリソース タイプに対してコストとレートのマトリクスを作成できます。
既定のマトリクスは、システム レベル、エンティティ レベルおよび投資レベルで確立できます。 製品では、投資レベル、エンティティ レベル、システム レベルの順でマトリクスを検索し、適用します。 既定のレートの場所は、エンティティ レベルまたはシステム レベルに設定できます。 マトリクスと一致しない場合は、トランザクション作成時にコストとレートを手動で入力できます。
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例: リソース クラスに基づいたコスト/レート マトリクスの設定
ドキュメント管理会社は、会計システムにおいてリソース クラスと、投資に割り当てられたリソースの入力タイプ コードを使用してコストをキャプチャします。 その会社には、2 種類の入力タイプ コードに割り当てられた 4 種類のリソース クラスがあります。 リソース クラスおよび入力タイプ コードには、それぞれに関連付けられた異なるコストが設定されます。
たとえば、請求可能な労働の実コストは 100 ドルです。一方、請求不可能な労働には関連付けられているコストがありません。 非労働リソース クラスのコストは 1.00 ドル × 数量で算出されます。
企業要件を満たすために、会計マネージャは 5 つの異なる行が含まれるコスト/レート マトリクスをセットアップします。 1 つの行は、各リソース クラス(労働および非労働)と入力タイプ コードの組み合わせです。 マネージャは、適切なコストを行に入力します。 マトリクス行では、トランザクション処理のためのリソースにコストを適用する基準を定義します。 以下のテーブルにマトリクスの行を示します。
開始日
終了日
リソース クラス
入力タイプ コード
実コスト
2019 年 1 月 1 日
2019 年 12 月 31 日
労働
請求可能
100.00 ドル
2019 年 1 月 1 日
2019 年 12 月 31 日
労働
請求不可能
0.00 ドル
2019 年 1 月 1 日
2019 年 12 月 31 日
経費
*
1.00 ドル
2019 年 1 月 1 日
2019 年 12 月 31 日
資材
*
1.00 ドル
2019 年 1 月 1 日
2019 年 12 月 31 日
備品
*
1.00 ドル
前提条件の確認
コスト/レート マトリクスをセットアップする前に、以下の前提条件を満たします。
  1. 以下の会計管理概念を理解していることを確認します。
    • コスト計画と実績値、会計カレンダ サイクル、会計期間、および組織内でそれらを定義する方法。
    • 任意のタイプの設定に対する目的の結果。 設定されたデータを使用してインスタンス データの作成を開始すると、設定の変更はできなくなります。 たとえば、アプリケーションが使用している会計期間、部門または場所の OBS ユニット、または会計分類はいずれも削除できません。
    • エンティティ、場所、および部門の組織ブレークダウン ストラクチャ(OBS)ユニットを使用して、組織構造を設定セットアップする方法。 組織は重要です。アプリケーションを使用する場合またはレポートを生成する場合、情報は目的の結果に基づいて集まるからです。
    • 設定、分類、および定義は、サードパーティの統合およびチャージバックの処理へのデータ フローにどのように影響するか。
  2. 会計エンティティをセットアップする方法
    」の説明に従い、会計エンティティを作成しセットアップしたことを確認します。
  3. 通貨のセットアップが完了していることを確認します。
  4. マトリクスに対して計画を立てるのに必要な以下の情報を収集したことを確認します。
    1. マトリクスが、リソース ロール、リソース、入力タイプ コード、チャージ コードなどに基づいているかを判断します。 投資またはリソースに基づいている場合は、会計的に有効になっているかを確認します。
    2. マトリクスの命名規則を確立します。
    3. 確認して、マトリクスに必要な通貨をアクティブにします。
    4. マトリクスをプライベートに指定する必要があるかどうかを決定します。 その場合は、アクセス権の必要なユーザを決定します。
    5. マトリクスを確立する前に、マトリクスで使用されるデータを作成します。 たとえば、[リソース管理]でリソース マネージャ ロールが追加されるまで、マトリクスにリソース マネージャ ロールを追加することはできません。
    6. (オプション)コスト プラス コードをセットアップし、それらを使用して、コスト/レート マトリクス内で実コストまたは標準コストをマークアップします。
コストおよびレート マトリクスの作成
会計マネージャは、標準的なコストとレートが、投資の詳細な会計計画およびトランザクションすべてに適用されていることを確認できます。 会計システム内の一元化されたレート マトリクスから既定値を提供する標準コスト/レート マトリクスを作成します。 既定情報の標準化により、さまざまな会計計画およびトランザクションについてコストおよびレートを個別に定義する必要がなくなります。
以下のタイプの会計値を使用してマトリクスを入力します。
  • 詳細な会計計画で使用する投資用の計画コスト。
  • 投資に対して処理される会計トランザクションの請求単価。
レート マトリクスで管理するレート構造は、あらゆる価格設定モデルに対応しています。 ユーザのニーズに応じて、1 つ以上のマトリクスを作成します。 たとえば、
外部
プロジェクト用に 1 つのレート マトリクスを設定し、
内部
プロジェクト用に別のレート マトリクスを設定します。 労働、資材、備品、および経費リソースの各タイプをマトリクスに含めることを推奨します。 その後、コスト計画および会計トランザクション処理用の労働および非労働リソースのコストおよびレートを定義できます。 コストとレートの定義には、請求コードを使用することもお勧めします。
コストまたはレート マトリクスをコピーすると、既存のマトリクスの定義済みプロパティを使用して、新規マトリクスが追加されます。
以下の手順に従います。
  1. [管理]
    -
    [会計]
    -
    [マトリクスの管理]
    をクリックします。
  2. [新規]
    をクリックし、以下のフィールドに入力します。
    • マトリクス名
      このマトリクスを識別する一意の名前を入力します。
    • マトリクス タイプ
      既定の
      コスト/レート
      タイプが選択されます。
    • マトリクスの既定通貨
      このマトリクスの既定通貨を定義します。 マルチ通貨が有効な場合のみ、フィールドが表示されます。
    • 場所
      エンティティに関連付けられた場所 OBS を定義します。 投資、リソース、またはエンティティ場所 OBS のいずれかに一致するものが存在する場合に限り、レートおよびコストがトランザクションに適用されます。 レートは何も適用されないため、このフィールドを空欄にしておくことをお勧めします。
    • エンティティ
      マトリクスに関連付けられた会計エンティティを定義します。 投資、リソース、またはエンティティのいずれかに一致するものが存在する場合に限り、レートおよびコストがトランザクションに適用されます。 レートは何も適用されないため、このフィールドを空欄にしておくことをお勧めします。
    • プライベート
      このマトリクスを特定のユーザに制限するかどうかを指定します。
  3. [保存して続行]
    をクリックします。 次の手順のステップ 3 に進んでください。
マトリクスへの列の割り当て
マトリクスで必要な列を決定します。 たとえば、投資マネージャは、コスト計画で実際の資本支出と業務支出の詳細を表示し、マトリクスに列としてコスト タイプを割り当てることができます。
トランザクションの評価が正しく実行されるように、マトリクスの列順序を確定します。 レートを適用する条件を設定するには、コスト/レート マトリクスに最大 10 個の列を割り当てます。 トランザクションは、レートおよびコストを確定するマトリクス列を使用して処理されます。
列の順序によって重み付けが決まり、フィルタによってコストとレートが決まります。 トランザクション処理は列を左から右方向に読み取ります。 たとえば、最初の列がクライアントで、2 列目がプロジェクトである場合、クライアントに関連付けられたプロジェクトのみがこのマトリクスに対して実行されます。
以下の手順に従います。
  1. [管理]
    -
    [会計]
    -
    [マトリクスの管理]
    をクリックします。
  2. [マトリクス名]
    カラムで、マトリクスを選択します。
  3. 列の
    [利用可能]
    リストから列を選択し、
    [追加]
    をクリックします。
    [選択済み]
    リストに、列またはフィールドが表示されます。
  4. 選択した列の順番を変更するには、リスト内でそれを上に移動させるか下に移動させます。 上矢印または下矢印をクリックします。 マトリクスでは、上が左、下が右に対応しています。
  5. [保存して続行]
    をクリックします。 次の手順のステップ 3 に進んでください。
マトリクスへの行の追加
マトリクス列に特定の値の行を追加すると、コストとレートのマトリクスの定義が完成します。 たとえば、マトリクス列として[リソース ロール]および[トランザクション クラス]を割り当てた場合は、ロールとトランザクション クラスの一意の組み合わせを選択することにより行を作成します。
注:
各マトリクス行は一意であり、日付が重複していないことを確認します。
マトリクス行では、トランザクション処理のための投資とリソースにレートおよびコストを適用する基準を定義できます。 以下の表のサンプル マトリクスは、2 つの異なるトランザクション クラスについて[ビジネス アナリスト]ロールのコストとレートを定義します。
開始日
終了日
リソースのロール
トランザクション クラス
単価
標準コスト
実コスト
通貨
2013 年 1 月 1 日
2013 年 12 月 31 日
ビジネス アナリスト
従業員
90
90
100
USD
2013 年 1 月 1 日
2013 年 12 月 31 日
ビジネス アナリスト
契約
100
100
90
USD
以下の手順に従います。
  1. [管理]
    -
    [会計]
    -
    [マトリクスの管理]
    をクリックします。
  2. マトリクスを選択します。
  3. [マトリクスの行の編集]
    をクリックします。
  4. [新規]
    をクリックします。
  5. 2 つの必須の日付フィールドに入力します。
    • 開始日
      この行の有効な日付範囲の開始日を定義します。 この範囲内に処理されるすべてのトランザクションには、このマトリクスのレート/コストが適用されます。
    • 終了日
      この行の有効な日付範囲の終了日を定義します。
  6. 追加した任意のマトリクス列に値を入力します。
  7. マトリクス行の以下の標準フィールドに入力します。
    • 単価
      行のトランザクションに適用される請求単価を定義します。 0.00 以上の値が必要です。 備品、資材および経費の単価は、数量と等しくなります。 たとえば、サーバ 1 台のコストが 1,000.00 ドルである場合、単価は 1 です。
    • 標準コスト
      レート マトリクスで設定された条件と一致する任意のトランザクションに関連付けられた標準コスト。 この属性は、一般的に製品のどの場所でも使用しませんが、ユーザ定義コスト レポート機能を開発する際に使用する場合があります。
    • 実コスト
      マトリクスで設定された条件と一致する、任意のトランザクションに関連付けられた実際コストを定義します。 [実際コスト]はカスタム レポートで使用できます。
    • 通貨
      マトリクス内の行の通貨を指定します。 この値は、マトリクスの各行によって異なる可能性があり、トランザクション照合が行われる場合に割り当てられます。
      マルチ通貨が有効な場合のみ、フィールドが表示されます。
    • コスト プラス コード
      トランザクションがマトリクスで設定された条件と一致する際に使用するコスト プラス コードを指定します。
  8. 保存して戻る
    ]をクリックします。
これら 3 つのタスクを完了した後に、コスト/レート マトリクスを正常に設定しました。 このマトリクスは、一元化されたコスト/レート テーブルからすべての会計トランザクションに標準的なコストとレートを適用します。
コスト/レート マトリクスのレートを増加する
レートの増加は全マトリクスに反映されます。 以下の手順を完了するには、少なくとも 1 つのマトリクス行が存在する必要があります。
以下の手順に従います。
  1. [管理]
    -
    [会計]
    -
    [マトリクスの管理]
    をクリックします。
  2. マトリクスを選択します。
    [マトリクスの行の編集]
    タブ付きページが表示されます。
  3. 行のチェック ボックスを選択します。
  4. [レート増加]
    をクリックします。
  5. 以下のいずれかの入力を変更します。
    • 割合 %
      指定された期間の割合に適用する増加率を定義します。
    • 標準コスト %
      指定された期間の標準コストに適用する増加率を定義します。
    • 実際コスト率
      指定された期間の実際コストに適用する増加率を定義します。
    • ソース開始日
      レート変更が反映されるマトリクス行の日付範囲の開始日を定義します。
    • ソース終了日
      レート変更が反映されるマトリクス行の日付範囲の終了日を定義します。
    • 新規開始日
      新規マトリクス行の有効な日付範囲の開始日を定義します。
    • 新規終了日
      レポートの有効な日付範囲の終了日を定義します。
  6. [プレビュー]
    をクリックし、マトリクスをテストします。
マトリクスのロック解除
現在表示されているか、変更されているマトリックスはロックされます。そのため、他のユーザは表示や変更ができません。
以下の手順に従います。
  1. [管理]
    -
    [会計]
    -
    [マトリクスの管理]
    をクリックします。
  2. [ロック済みマトリクス]
    をクリックします。
  3. ロック解除するマトリクスを選択します。
  4. [ロック解除]
    をクリックします。