MSP: CA PPM とのタスク統合

ccppmop157
この記事では、Microsoft Project (MSP)と統合された
Clarity PPM
環境でのタスクの用語および予約済みフィールドについて説明します。 この記事を使用して、時間のトラッキング、タスクの完了、配分方法、配分型について学習します。 また、マイルストーン、期間、実績時間、固定作業タスク、リソースのタスク割り当てについても説明します。
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タスク用語と予約済みフィールド
Clarity PPM
と Microsoft Project では、プロジェクト マネジメント協会(PMI)の手法をサポートしており、効果的なプロジェクト管理を実践しています。 各アプリケーションでは、作業や使用状況、残存作業、予想残作業時間(ETC)などの一般的な概念に対して異なる用語を採用しています。 そこで、両方の用語を学んで
Clarity PPM
と Microsoft Project で同じ情報を理解できるようにします。 たとえば、プロジェクト マネージャは、リソースがタスクに対して作業する必要がある時間を把握したいとします。 その場合、Microsoft Project では残存作業時間フィールド、
Clarity PPM
では ETC フィールドを参照できます。
MSP 用語
CA PPM の
用語
説明
作業時間(残存作業時間 + 実績作業時間)
合計使用量(ETC + 実績)
作業時間は、割り当てられたすべてのリソースが、指定された期間においてタスクに対して実行されるようにスケジュールされた工数の合計量です。
残存作業時間
予想残作業時間(ETC)
タスクを完了するのに必要とされる残存時間の予想値。
実績作業
実績値
チームによってレポートおよびポストされた実績作業時間。
最大単位数
プロジェクトの配置
単位数は、プロジェクトに割り当てられているリソースの数量を表します。 たとえば、1 つのリソースは 1 日 8 時間の利用可能時間があります。 リソースがプロジェクトに 100% 割り当てられている場合、またはリソースの最大単位数が 1 に等しい場合、その特定のプロジェクトに対して 1 日を費やすことを意味します。 リソースの最大単位数が 25% である場合、リソースはそのプロジェクトに 1 日あたり合計 8 時間のうち 2 時間を費やします。
割り当て単位数
最大 % 負荷
単位数は、タスクに割り当てられているリソースの数量を表します。 これは、最大単位数のサブセットです。 たとえば、値が 100% の場合は、そのリソースが特定のリソース割り当てのすべての最大単位数を使用していることを示します。 値が 50% の場合は、リソースのプロジェクトの配置の半分がそのタスクに適用されていることを示します。
期間
期間
Clarity PPM
定義
: 開始日および終了日を含む営業日数を計算します。 タスク中に分割が配置されているかどうかは関係ありません。
Microsoft Project の定義
: スケジュールされたタスクの開始日と終了日の間のアクティブな作業時間数を計算することにより、タスクの期間を計算します。 これは通常、タスクの開始から終了までの時間であり、分割されたタスク間の時間はカウントしません。
分割されたタスクの場合、スケジュールが中断されています。 たとえば、連続する作業を必要としない 2 日間のタスクは分割できます。 そこで、最初の作業日は月曜日にスケジュールされ、2 番目の作業日は木曜日にスケジュールされます。
達成率
達成率
Microsoft Project および
Clarity PPM
では、達成率(完了率)を手動で指定する必要があります。
作業時間の
達成率
消費率(%)
Microsoft Project
は、このフィールドを「実績作業時間 / 合計作業時間」として計算します。
合計作業時間は、実績作業時間と残存作業時間を足した時間です。
Clarity PPM
は、このフィールドを「実績値 / 使用量」として計算します。
使用量は、実績値と ETC を足した値です。
タイプ(タスク レベル)
可変(リソースの利用可能時間に基づく)
固定期間のブール値; オンまたはオフ。
Microsoft Project には、以下のタスク タイプが含まれています。
  • 作業時間固定
  • 単位数固定
  • 固定期間
Microsoft Project では、作業時間は単位数に期間を掛けた値です。
  • タスクが作業時間固定に設定されている場合、割り当て作業時間数は一定のままになります。 タスクに割り当てられた期間またはリソースの数量(割り当て単位数)は影響しません。
  • タスクが単位数固定に設定されている場合、割り当て単位数は一定のままになります。 タスクの作業時間または期間は影響しません。
  • タスクが期間固定に設定されている場合、割り当ての期間は一定のままになります。 割り当てられたリソースの数量(割り当て単位数)または作業時間数は影響しません。
    Clarity PPM
    では、タスクを固定期間として設定できます。 Microsoft Project では、タスクを作業時間固定または単位数固定として手動で設定する必要があります。 また、このタスクを Microsoft Project で既定に設定することもできます。
タスクの分割
タスクの分割
Microsoft Project と
Clarity PPM
で同じ用語を共有しています。 ただし、分割の作成方法は異なります。
タスクの作業が中断される場合があります。 タスクを分割して、特定の日に作業が実行されていない期間を示すことができます。 タスクが中断されることが事前にわかっている場合は、タスクの作成時にタスクを分割することができます。 タスクが開始された後に中断が発生した場合、そのタスクを分割することにより、残りのタスクをいつ続行するかを示すことができます。 Microsoft Project では、タスクに分割を追加しても期間は変更されませんが、継続期間は変更されます。
プロジェクト マネージャによって通常使用される共通のプロジェクト タスク フィールドは、統合用に予約されています。
これらの共通フィールドは、統合で主キー フィールドとして機能します。 これらの予約済み共通リソース フィールドの値は変更しないでください。
予約済みフィールドの値を変更すると、以下のような悪影響が発生する可能性があります。
  • バージョン管理が破綻する
  • Clarity PPM
    でプロジェクトを保存できない
  • Clarity PPM
    から正確なレポートを生成できない
以下の表は、Microsoft Project と
Clarity PPM
プロジェクトのフィールド間のマッピングを示しています。
MSPフィールド
CA PPM フィールド
[ファイル]メニュー/[プロパティ]/[ファイルの概要]タブ/[タイトル]フィールド
プロジェクト名
[ファイル]メニュー/[プロパティ]/カスタム タブ/プロパティ
[バージョン]および[プロジェクト ID]フィールド(prversion および prUID)
予約済みプロジェクト プロパティ。
テキスト1
タスク ID (WBS 番号)
テキスト2
Microsoft Project に渡されるガイドライン URL
テキスト3
一意のタスク ID
フラグ 1
Clarity PPM
のキー タスクを示します。
WUD: Work、Units、Duration (作業、単位、期間)
WUD は、以下の式から派生した頭字語です。
   Work = Units × Duration
これらの 3 つのフィールドのいずれかを更新すると、Microsoft Project によって式が再計算されます。 たとえば、次の式を指定します: 40 時間の作業 = 100% の単位数 x 5 日間の期間。 プロジェクト マネージャが期間フィールドに「10」を入力して期間を 10 日間に変更し、そのフィールドからカーソルを移動すると、Microsoft Project では作業時間が 80 時間になるように自動的に更新されます。 これは非常に便利ですが、
すべての
場合に有効であるとは限りません。 不慣れなプロジェクト マネージャが、あるタスクに対してタイプが固定として設定されている値を変更した場合、問題が発生し始めます。 たとえば、期間固定のタスクの期間値を変更する場合などです。
固定
」という用語は果たして適切でしょうか。 Microsoft Project では、作業時間固定、単位数固定、期間固定という 3 つのタスク タイプがサポートされています。 「
固定
」という用語が使用されていますが、Microsoft Project では、プロジェクト マネージャが固定フィールドの値を上書きすることを許可しています。
期間は、割り当てレベルでも
固定
されます。 1 週目に 1 つの割り当てを開始し、2 週目に 2 番目の割り当てを開始することができます。 各割り当てには 5 日間の期間がありますが、タスク全体の期間は 10 日間です。
固定値を変更した場合、他の 2 つのフィールドのどちらが更新されるかを理解していなければ、問題が発生する可能性が非常に高くなります。 予期せずに変更されたフィールドを更新して元の設定に戻した場合、Microsoft Project では、その更新を認識すると WUD 計算式を再計算します。 ほとんどの場合、これにより予期しない値が表示されます。 そのため、元の設定に戻ることができずに、さらに悪循環に陥ることになります。
このセクションでは、Microsoft Project の重要な既定の機能について説明します。 興味深いことに、Microsoft Project の多くのユーザは、このセクションで説明されている機能をこれまで習ってきませんでした。 そのため、Microsoft Project でプロジェクト計画を調整しようとしてうまくいかないことが多いと訴えています。
以下の表に、Microsoft Project によって計算される値を示します。 網掛けのセルは、アスタリスク(*)でも示されます。 Microsoft Project で固定値を変更すると、以下のフィールドが自動的に更新されます。 また、作業時間固定、期間固定、単位数固定のタスク タイプを持つスタンドアロン MSP プロジェクト計画を作成し、これらの計算の仕組みをよく理解することをお勧めします。
タスク タイプ
単位数固定を変更する場合
期間固定を変更する場合
作業時間固定を変更する場合
期間
作業時間
作業時間*
単位数
作業時間
期間
単位数
期間*
単位数
期間*
作業時間
期間
  • 期間固定タスクの場合、期間固定の値を上書きすると Microsoft Project によって作業時間が再計算されます。
  • 作業時間固定タスクの場合、作業時間固定の値を上書きすると Microsoft Project によって期間が再計算されます。
  • 単位数固定タスクの場合、単位数固定の値を上書きすると Microsoft Project によって期間が再計算されます。
タスクの実績情報更新時に、リソースの実績を自動更新する
Microsoft Project のタスクの
実績情報更新時に
リソースの実績を自動更新する
機能によって、プロジェクトのステータスが自動的に更新されます。 たとえば、40 時間のタスクの[達成率]フィールドに「25%」と入力したとします。 Microsoft Project では、
[実績作業時間]
フィールドに 10 時間の実績時間が自動的に表示されます。 また、
[残存作業時間]
フィールドも 30 時間に減少します。
この動作は、Microsoft Project が
Clarity PPM
と統合されている場合に問題を引き起こす可能性があります。
Clarity PPM
タイムシートが有効になっている場合(トラック モードが Clarity または CA PPM)、
Clarity PPM
は実績作業時間の所有者になります。 プロジェクトを
Clarity PPM
に保存すると、Microsoft Project プロジェクト計画の実績作業時間は無視され、削除されます。
注: 保存中に実績作業時間が削除されたことを示すエラー メッセージは表示されません。 プロジェクト マネージャは、この動作に注意してください。
この設定が有効な場合、経験の少ないプロジェクト マネージャは、Microsoft Project の[達成率]フィールドを更新する場合があります。 Microsoft Project では、プロジェクト計画に実績作業時間が作成され、これは、
Clarity PPM
への保存時に削除されます。
Microsoft Project でプロジェクトを開くと、以下のような状況が発生する場合があります。
  • 実績作業時間が計画から失われる
  • [残存作業時間]フィールドに減少した値が表示される
  • タスクの日付が再スケジュールされる
  • 再スケジュールされたタスクがクリティカル パス上にある場合、プロジェクトの終了日がシフトする可能性がある。
このような状況を回避する方法
  • [ツール] > [オプション] > [計算]タブの[タスクの実績情報更新時に、リソースの実績を自動更新する]フィールドをオフにします。
  • このフィールドを使用する必要がある場合は、プロジェクトの[トラック モード]が[なし]の場合にのみ使用します。
新しい Microsoft Project タスク タイプ属性
CA PPM 15.5 以降では、Microsoft Project
タスク タイプ
の値へのタスクのマップ方法を指定できます。 CA PPM 15.5 以降のリリースには Microsoft Project のタスク タイプを表す「
Microsoft Project タスク タイプ
」という名前の新しい
タスク
属性があります。 新しい属性の値は以下のルックアップ値のいずれかから導出されます。
0 - Fixed Units 1 - Fixed Duration 2 - Fixed Work
新しい Microsoft Project タスク タイプ(
msp_task_type
)属性は、Microsoft Project と CA PPM の統合でサポートされており、クラシック PPM、新ユーザ エクスペリエンス、Microsoft Project、および XOG で使用できます。
以前のリリースでは、レガシー ドライバを新しい XML ドライバに変換するときに、Microsoft Project のタスク タイプ値が失われ、CA PPM は MSP タスク タイプを認識していませんでした。 15.5 以降のリリースでは、新しい MSP ドライバを使用してレガシー MSP 形式で保存された既存のファイルを開くと、MSP タスク タイプは保存されたファイルから読み取られ、新しいファイルにマージされます。 新しいファイルが PPM に保存されると、MSP タスク タイプは PPM にコピーされ、新しい同期ルールを使用して新しい Microsoft Project タスク タイプ属性に保存されます。
レガシーのタスク タイプの値は、アップグレード後も保持されます。 レガシー OLE ドライバを使用して CA PPM に保存されたプロジェクトは、元のタスク タイプをそのまま使用して新しい XML ドライバで開くことができます。
  1. CA PPM 15.5 以降にアップグレードする前に、レガシー ドライバを使用して、CA PPM 15.4.1 またはそれより古いバージョンでプロジェクトを作成します。
  2. 3 つのタスクを作成し、タスク リスト ページでタスク タイプを設定します。
    1. Task1 msp_task_type を
      [固定期間]
      に設定します。
    2. Task2 msp_task_type を
      [固定ユニット]
      に設定します。
    3. Task3 msp_task_type を
      [固定作業]
      に設定します。
  3. レガシー ドライバを使用してプロジェクトを開きます。
    1. Task1 のタイプは
      [固定期間]
      である必要があります。
    2. Task2 のタイプは
      [固定ユニット]
      である必要があります。
    3. Task3 のタイプは
      [固定作業]
      である必要があります。
  4. CA PPM 15.5 以降にアップグレードした後、新しいドライバを使用して Microsoft Project で同じプロジェクトを開きます。
    1. Task1 には
      [期間固定]
      が変わらず表示されます。
    2. Task2 には
      [単位数固定]
      が変わらず表示されます。
    3. Task3 には
      [作業時間固定]
      が変わらず表示されます。
MSP タスク タイプの動作
CA PPM 15.5 以前のアプリケーションでは、2 つの異なるタスク タイプ(
固定期間
非固定期間
)がサポートされていました。 タスクが
固定期間
であるかどうかは、PPM のタスク オブジェクトでブール属性(
prIsFixed
)を使用して示されます Microsoft Project では、3 つのタスク タイプ(
期間固定、作業時間固定
単位数固定
)がサポートされています。これらは、それぞれスケジュール、コスト、スコープのディメンションに対応しています。
マッピングを解決するため、CA PPM 15.5 および新しい MSP ドライバで以下の拡張機能が提供されます。
  • 新しい PPM タスク オブジェクト属性は、レガシーの期間固定ブール属性と同期されます。
  • 新しい属性を活用できるように MSP 統合が調整されました。
  • タスク タイプについてレガシーの MSP XML ファイルを読み取り、新しい MSP ドライバ XML ファイルに変換できる処理が追加されました。
  • PPM およびプロジェクト XOG 要素で新しい Microsoft Project タスク タイプ属性が公開されました。
  • プロジェクト テンプレートで Microsoft Project のタスク タイプ属性を新しいプロジェクトに反映させることを可能にする機能が追加されました。
Microsoft Project と統合する環境では、ユーザが組織のためにこの値をどのように設定する必要があるのかがわかるようにベスト プラクティスを更新します。 ユーザが既存の
固定期間
タスク属性の値、または新しい Microsoft Project タスク タイプ属性の値を変更したときには、それらの 2 つの属性の同期状態が保たれる必要があります。
  • [固定期間]
    がオンになっている場合に、[保存]をクリックすると、
    [Microsoft Project タスク タイプ ]
    [期間固定]
    に設定されます。
  • [固定期間]
    が false (オフ)になっている場合は、
    [Microsoft Project タスク タイプ ]
    [単位数固定]
    にリセットされます。
  • [Microsoft Project タスク タイプ]
    [期間固定]
    の場合は、
    [固定期間]
    が true (チェック ボックスがオン)に設定されます。
  • [Microsoft Project タスク タイプ]
    [単位数固定]
    または
    [作業時間固定]
    である場合は、
    [固定期間]
    が false (オフ)に設定されます。
  • 両方の属性が新しい値に設定された場合は、レガシーの
    [固定期間]
    属性の既存の値が優先されます。 つまり、
    [固定期間]
    チェック ボックスをオンにしたときに、
    [Microsoft Project タスク タイプ]
    [単位数固定]
    または
    [作業時間固定]
    にすでに設定されている場合は、チェック ボックスが優先されます。 保存すると、
    [Microsoft Project タスク タイプ]
    [期間固定]
    にリセットされます。
Microsoft Project タスク タイプ(
msp_task_type
)に対して CA PPM タスクに値が設定されていない場合、Microsoft Project に定義されている既定のタスク タイプが Microsoft Project で開いたタスクに使用されます。
  1. CA PPM 15.5 以降でプロジェクトを作成します。
  2. 2 つのタスクを作成します。
  3. タスク リスト ページで固定期間および Microsoft Project タイプを設定します。
    1. task1 MPT を
      [期間固定]
      としてマークします。
    2. Task2 はどのタイプでもマークしません。
  4. 新しいドライバを使用して、Microsoft Project でプロジェクトを開きます。
  5. スケジュール オプションで既定のタスク タイプを[単位数固定]に設定し、タイプ フィールドを設定します。
    1. Task1 には
      期間固定
      タイプが表示されます。
    2. Task2 には
      単位数固定
      タイプが表示されます。
  6. Microsoft Project を保存せずに終了します。
  7. スケジュール オプションで既定のタスク タイプを
    [作業時間固定]
    に設定します。
  8. Microsoft Project でプロジェクトを開きます。
    1. Task1 には
      [期間固定]
      が表示されます。
    2. Task2 には
      [作業時間固定]
      が表示されます。
新しい PPM タスク オブジェクト属性
属性名
: Microsoft Project タスク タイプ
属性 ID
: msp_task_type
API 属性 ID
: mspTaskType
既定値
: 既定値はありません。 既定値は設定しないことをお勧めします。 これは必須の属性ではありません。 この属性に既定値を設定した場合、PPM 属性の既定値は設定されますが、Microsoft Project では既定値は設定されません。
ルックアップ
: Microsoft Project タスク タイプ(MSP_TASK_TYPE)
有効なルックアップ値
: 単位数固定(0)、期間固定(1)、作業時間固定(2)
同期
: レガシーの固定期間ブール属性(ID: prlsfixed)は、新しい MSP タスク タイプに同期されます。
タスク レベルでの時間トラッキングの無効化
前述のとおり、タスクに誤った実績値を適用すると、タスクの開始日または終了日が移動することがあります。 また、クリティカル パス上にある場合はプロジェクト終了日が移動する可能性もあります。 このリスクを最小限に抑えるため、
Clarity PPM
では、プロジェクト マネージャが時間トラッキングに対してタスクをオープンまたはクローズに切り替えることができます。 そうすることで、プロジェクト チームのメンバはタイムシート上で、時間トラッキングに対してオープンであるタスクに対してのみアクセスでき、実績時間が適用されるべきではないタスクに時間が誤って配置されるのを防ぐことができます。
プロジェクト マネージャは、どのタスクに対しても時間のトラッキング機能を解除できます。 これは、以下の場合に役立ちます。
  • プロジェクトに複数のフェーズがあり、将来のフェーズの作業までリソースの時間を追跡したくない場合。
  • タスクを完了し、これ以上タスクの時間を追跡しないようにする必要がある場合。
この機能は、
Clarity PPM
内で設定および管理されます。 これを
Clarity PPM
タスク UI で設定するには、以下の手順に従います。
  1. [時間入力オープン]フィールドをタスク ビューに配置します。
  2. フィールドをクリックしてオンに設定します。
  3. 保存
この機能は、
Clarity PPM
UI でのみ管理されます。Microsoft Project には存在しません。
1.png
タスクを完了するための更新
Microsoft Project では、プロジェクト マネージャが複数の方法を使用してタスクのステータスを管理できます。
Clarity PPM
と統合されている場合、1 つの特定の方法を使用することをお勧めします。 そうでない場合、Microsoft Project はタスクに実績時間を追加しようとしますが、
Clarity PPM
への保存時にその時間は削除されます。
以下の手順に従います。
 
  1. Clarity PPM
    でタスクを開きます。
  2. リソース割り当て領域で、[予想残作業時間](ETC)の値をクリアします。
  3.  タスク セクションの[ステータス]ドロップダウン フィールドから[完了]を選択します。
: ETC フィールドの値がゼロになる前に[完了]ステータスが選択された場合、
Clarity PPM
ではエラー メッセージが表示されます。 つまり、作業すべき ETC がある限り、タスクは完了していないとみなされます。
この問題を示すシナリオは以下のとおりです(以下のスクリーンショットを参照してください)。
  • 作業時間は 40 時間です。 チーム メンバはタスクを終了し、タイムシートで実績作業時間を 19 時間として記録しました。 このタスクをクローズして、必要な実績作業が 19 時間のみだったことを反映させたいとします。
  • Microsoft Project では、最初に残存作業時間の値を 0 に変更します。 Microsoft Project で作業時間の値が調整され、残存作業時間(0 時間)と実績作業時間(19 時間)を足した値になります。
  • [達成率]フィールドの値を 100% に変更します。
この順序で操作することによって、作業時間の値が、記録された時間数を正しく反映して更新されます。 この例では、19 時間が正しい値です。
タスクの更新を示す Microsoft Project 統合イメージ。
タスクを完了するための更新(正しくないプロセス)
この問題を示すシナリオは以下のとおりです。
  • 作業時間は 40 時間です。チーム メンバが 19 時間でタスクを完了したので、このタスクをクローズして 19 時間のみが反映されるようにしたいとします。
  • Microsoft Project で[達成率]フィールドを 100% に変更すると、Microsoft Project では作業時間の値を参照し、実績作業時間がこの値と必ず等しくなるようにします。 この場合は、[実績作業時間]フィールドで 19 時間が 40 時間で上書きされます。 これは、プロジェクト マネージャが期待している結果ではありません。 タスクの期間には 19 時間ではなく 40 時間が適用されています。
  • プロジェクトが
    Clarity PPM
    に保存されると、以下の 2 つの処理が行われます。
    • Microsoft Project で追加された実績作業時間(新しく追加された 21 時間)は、警告なしで削除されます。 したがって、
      Clarity PPM
      でのタスクの実績時間は 19 時間のままになります。
    • プロジェクトが Microsoft Project で再度開かれると、タスクには 19 時間の実績作業時間が表示され、残存作業時間はありません。 実績作業時間が減ったようにみえるため、プロジェクト マネージャが混乱する可能性があります。
配分方法と配分型
このセクションでは、
Clarity PPM
と Microsoft Project の間での配分方法および均等配分(
Clarity PPM
で推奨される既定の配分方法設定)のマッピングについて説明します。
Microsoft Project では、リソース割り当ての配分方法を「配分型」と呼びます。 配分型は、タスクに対するリソースの作業が時間の経過に対してスケジュールされる方法です。
Clarity PPM
と Microsoft Project の両方には、リソースの割り当てに適用できるいくつかの種類の配分方法が用意されています。
Clarity PPM
と Microsoft Project では、この分野について異なる用語が使用されています。 以下の 2 つのリストはマッピングを示しています。
最初に
割り当てを作成する場所(
Clarity PPM
または Microsoft Project のどちらで作成するか)が重要であることに注意してください。
Clarity PPM
UI でタスクを作成し、Microsoft Project でプロジェクトを開いた場合、以下のマッピングが適用されます。
Clarity PPM
フィールド
Microsoft Projectの フィールド
Fixed (固定)
Contoured (適合)
Uniform (指定時間均等)
Flat (均等型)
Front (減少)
Front (減少)
Back (増加)
Back (増加)
Contour (最適均等)
特定の作業時間の配分型(プロジェクトが保存されたときに Microsoft Project でタスクが作成された場合)。
たとえば、甲羅型や釣鐘型などです。
Microsoft Project でタスクを作成し、プロジェクトを
Clarity PPM
に保存した場合、このマッピングが逆になります。 Microsoft Project での後比重型、前比重型、ラクダ型、釣鐘型、甲羅型が配分型になります。
均等 - 推奨される既定の配分方法
Clarity PPM
管理者は、
Clarity PPM
既定の配分方法
を設定する必要があります([管理ツール] - [プロジェクト管理] - [設定] - [プロジェクト管理] - [設定] - [既定の配分方法])。
利用可能な 5 つの選択肢のうち、以下のいずれかのシナリオに適合している企業の場合は、Uniform (均等)を選択することをお勧めします。
  • Microsoft Project が唯一のスケジューリング ツールである場合、または
  • Microsoft Project と Open Workbench の両方が企業のスケジューラとして使用されている場合
この推奨事項の理由は以下のとおりです。
  • Microsoft Project で減少型および増加型の両方の配分型を使用して予想残作業時間(ETC)を配分する方法
  • Clarity PPM
    からプロジェクトを開いて保存する場合のパフォーマンス。
具体的な理由については以下に説明します。
Microsoft Project で減少型および増加型の両方の配分型を使用した ETC の配分
シナリオ 1
: Microsoft Project が使用されている唯一のスケジューラである場合。
推奨
Clarity PPM
の既定の配分方法として均等(Uniform)が推奨されます。
Microsoft Project の減少型および増加型の配分方法で、40 時間のタスクが処理され、実際にタスクの期間が延長されます。 以下のスクリーンショットを参照してください。
Clarity PPM
でそれらの 40 時間の各タスクが作成され、1 つ目には前倒し、2 つ目には指定時間均等、3 つ目には後倒しの配分方法が適用されます。 次に、プロジェクトを Microsoft Project で開きました。
実績: 均等型のタスクのみが月曜日に開始され、金曜日に終了しました。 減少型および増加型のタスクでは、どちらも 9 日にわたって延長されています。
潜在的な影響: これらのタスクがクリティカル パス上にあった場合、プロジェクトの終了日が予定よりもさらに後にスケジュールされるようになります。
5.png
シナリオ 2
: Open Workbench が使用されている唯一のスケジューラである場合。
推奨事項
: いずれの配分方法(front、back、contour、uniform、fixed)も適切です。
: ほとんどのプロジェクト マネージャは、既定として減少型を好みます。
シナリオ 3
: Microsoft Project と Open Workbench の組み合わせが使用されている場合。
推奨事項
: シナリオ 1 のコメントを参照してください。
Microsoft Project マイルストーンの設定
マイルストーンには、本質的に期間も工数も割り当てられていません。 マイルストーンは、期間内の特定の時点を指し、担当者は存在する場合としない場合があります。 Microsoft Project のフィールドは、プロジェクト マネージャが複数のプロセスを使用してマイルストーンを作成できるように設計されています。 ここでは、Microsoft Project でマイルストーンを作成する最適な方法について説明します。この方法ではプロジェクト マネージャが後でマイルストーンを再設定する場合でもタスクに変換する必要がありません。
以下の手順に従ってマイルストーンを作成していれば、可能な限り最も安全な方法で実行していることになり、後でマイルストーンをタスクに変換する必要性について心配する必要はありません。
  1. [タスク情報]ボックスを開きます。
  2. [詳細]タブをクリックします。
  3. [マイルストーンに
    設定する]
    ボックスをクリックします。
  4. [期間]
    ボックスに
    ゼロ
    の値を
    入力しない
    でください。
ゼロを入力し、後で
[期間]
フィールドに別の値が指定された場合、マイルストーンがタスクに変換されます。
6.png
例: マイルストーンの作成(推奨されません)
この例の手順はお勧めしません。
この手順に従ってマイルストーンを作成している場合、以下に示すように特定の状況下でマイルストーンがタスクに変換される可能性があります。
  1. [タスク情報]ボックスを開きます。
  2. [詳細]タブをクリックします。
  3. [マイルストーンに
    設定する]
    ボックスをクリックします。
  4. 期間
    ]ボックスにゼロの値を入力します。
    後続のアクションによってこのマイルストーンがタスクに変換される可能性があります。 これは、以下のいずれかのアクションを実行した場合に、Microsoft Project でマイルストーン ボックスに適用した設定が保持されないためです。
    マイルストーンは、以下の条件下でタスクに変換される場合があります。
    • 0 以外の
      期間
      の値が追加された場合。
    • 残存作業
      がマイルストーンのリソース割り当てに追加された場合。
マイルストーンのビジネス ルール
Clarity PPM
では、Microsoft Project ユーザに以下のことを許可します。
  • マイルストーンを依存関係チェーンに配置する。
Clarity PPM
では、Microsoft Project ユーザに以下のことを許可しません。
  • 残存作業をマイルストーンに割り当てられたリソースに割り当てる。 
    Clarity PPM
    では、Microsoft Project ユーザが次のことを実行するのをお勧めしていません。
  • マイルストーンに期間を配置する(PMI の定義では、マイルストーンには期間がありません)
マイルストーンがクリティカル パス上にあり、誤ってタスクに変換された場合、この変更はプロジェクトの終了日に影響を与える可能性があります。
最小期間単位
Clarity PPM
の期間の最小値は 1 日です。 時間レベルまでは認識されません。 Microsoft Project の最下位レベルは時間と分です。
これは通常は些細な違いですが、
Clarity PPM
と Microsoft Project のレポートで期間の値に差異が生じる場合があります。
期間が予期せず 0 日に変更される
期間が予期せず 0 日に変更されると、タスクの期間がゼロになり、タスクは即座にマイルストーンに変換されます。 そのため、終了日に実際のスケジューリング終了日が反映されません。
再現手順: 1 つのリソースがタスクに割り当てられ、プロジェクト マネージャがそのリソースがタスクで不要になったと判断した場合に、この問題が発生する可能性があります。 プロジェクト マネージャは、その割り当てを削除するのではなく、リソースの割り当て単位値をゼロにします。
結果: タスクのリソース割り当てがゼロに設定されている場合、タスクの期間がゼロになるように再計算されます。 これは、期間 = 割り当て単位(ETC)/ リソースの利用可能時間であり、この場合、期間 = 0 / 8 時間 = 0 となります。 また、マイルストーンの期間はゼロであるため、Microsoft Project はタスクをマイルストーンに変換します。
タスクのコピーと貼り付け
Microsoft Project で行をコピーまたは貼り付けする場合は、左側の灰色の番号付きボックスではなく、フィールドを選択する必要があります(完了した行は強調表示されます)。
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左側の灰色の番号付きボックスを選択すると、そのタスクに関連するすべてのフィールドがコピーされます。 この問題は、
Clarity PPM
で一意である必要がある値が含まれる非表示フィールドがコピーされることです。 結果として、一意の値が重複することになります。具体的には、プロジェクト テキスト フィールド 1 と 3 です。
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時間トラッキングのための実績時間の管理
プロジェクト マネージャは、担当者の時間を Microsoft Project 計画に手動で追加できるかどうかを尋ねることがあります。 答えは「可」ですが、これを許可するために必要な設定は、実際には手間がかかりすぎるためサポートされない場合があります。 その理由は、すべてのチーム メンバの時間を手動で入力する必要が生じるためです。 たとえば、15 人のメンバが存在し、プロジェクトの期間が 12 か月である場合、誰かがその年全体にわたって全員の時間を手動で入力する必要があることを意味します。 このため、ほとんどの企業では、
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のタイムシート機能の導入を選択します。
ただし、担当者の時間を
Clarity PPM
に手動で入力する必要がある場合もあります。 その場合、
Clarity PPM
管理者はそのためにトランザクション エントリを使用します。 これは手動タスクではありますが、この目的のために役に立つ場合があります。
概要を以下に示します。
  • 最も一般的なシナリオは、すべてのリソース、社員、または契約社員が、
    Clarity PPM
    タイムシートを使用して時間を追跡する必要がある場合です。 このためには、各リソースが
    Clarity PPM
    ログインへのライセンスを供与されている必要があります。
  • あまり一般的ではありませんが、社員のみが
    Clarity PPM
    タイムシートへのアクセスを許可されている場合もあります。 契約社員は、自分の時間を手動で追跡し、
    Clarity PPM
    管理者に提出して、トランザクション エントリ画面を使用して手動で入力されるようにする必要があります。
  • 最も頻度は低いもののサポートされているシナリオでは、プロジェクト マネージャがすべてのプロジェクト チーム メンバの時間をプロジェクト計画に手動で入力します。 このシナリオでは、
    Clarity PPM
    タイムシートは採用されていません。
以下の表は、前述の各シナリオをサポートするために必要な
Clarity PPM
フィールド設定を示しています。
シナリオ
リソース設定
プロジェクト設定
すべてのユーザが
Clarity PPM
タイムシートを使用
トラック モード =
CA PPM
トラック モード =
CA PPM
タイムシートなし。プロジェクト計画に時間を手動で入力
トラック モード =
なし
トラック モード =
なし
すべての社員が
Clarity PPM
タイムシートを使用。契約社員には
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ログイン権限がないため、手動で時間を入力する必要がある。
内部社員のトラック モード =
Clarity PPM
契約社員のトラック モード =
なし
注: 契約社員のタイムシートは
手動で入力する必要があり、
そのためには
Clarity PPM
のトランザクション エントリ画面を使用します。
トラック モード =
CA PPM
これらの手順は慎重に行ってください。 適切な日付で時間を正確に追跡するようチーム メンバに徹底しましょう。そうしないと、プロジェクトの終了日が不必要に遅れる可能性があります。
プロジェクト チームの実績時間は、プロジェクト スケジュールに大きく影響します。 正しく記録されていれば、計画スケジュールは予測可能です。 ただし、正しく記録されていないと、スケジューリングが予期しない状況に陥る可能性があります。
実績時間に関する考慮事項
プロジェクトに割り当てられたリソースは、
Clarity PPM
のタイムシートを使用して、指定されたプロジェクト タスクで達成した作業を毎週入力します。 これらのタイムシートでは、その週にスケジュールされたタスクが自動的に含まれます。
タイムシートは、プロジェクト計画にポストされる前に、提出および承認される必要があります。 実績値をポストする前に、未確定の実績値が Microsoft Project に表示されます。 [未確定の実績値]フィールドは Microsoft Project にマップできます。
タイムシートがポストされると、そのタイムシートの実績値で割り当ての ETC (予想残作業時間)フィールドが変更されます。 ETC は、割り当ての合計作業時間が変わらないように、実績値の分だけ減少します。
Microsoft Project では、作業時間の配分型に「
ユーザー設定
」(
Clarity PPM
では「
固定
」)が指定されている割り当ては、異なる方法で処理されます。 この場合、実績作業時間として入力されなかった週のスケジュール済みの見積もりは削除されます。 この結果、Microsoft Project で見積もりがスケジュールされた時期に応じて、合計作業時間が減少する場合があります。
Microsoft Project では、タイムスケール ビューで作業配分を編集すると、作業時間の配分型の割り当ては
[ユーザー設定]
にリセットされます。 割り当ての合計実績値または残存作業時間の合計を修正しても、作業時間の配分型は変更されません。
タイムシートをポストしても、タイムシート上にあるタスクの終了日はただちに変更されません。 たとえば、計画よりも長くかかるタスクに取り組んでいる場合(計画よりも多くの実績値が入力される)、予想残作業時間が減少する結果となります。 Microsoft はスケジューリング ツールであり、計画が Microsoft Project にエクスポートされた場合にのみ、作業の再スケジュールが実行されることに注意してください。
ある週に、タスクで完了した作業が計画より少なかった場合、
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はその作業をタスク スケジュール内でより高いレートでスケジュールします。 この場合、Microsoft Project でプロジェクトを開くと、そのタスクは再スケジュールされ、終了日は延期されます。
タイムシートで報告されていないタスクは、割り当てられたリソースのタイムシートのポストによって変更される場合があります。 
Clarity PPM
では、ある人のタイムシートはその人が 1 週間に完了したプロジェクト作業の完全な報告であると想定します。 スケジュール済みのタスクがタイムシートに表示されていない場合、そのタスクに関してリソースが完了した作業がないことを意味し、作業は翌週以降に再スケジュールされる必要があります。
Microsoft Project でプロジェクトを開くと、スケジュールが設定されます。 これは、Microsoft Project で手動計算モードを使用している場合にも当てはまります。 その結果、Microsoft Project のタスク終了日とリソース作業配分が
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とは異なる場合があります。
タスク スケジュールへの実績時間の影響は以下のとおりです。
  • 最初の実績値が記録される日は、タスクの開始日に影響し、このタスクがクリティカル パスにある場合は、最終的にプロジェクトの終了日にも影響します。
  • 反対に、タスクが金曜日に終了した後、作業を怠ったチーム メンバが次の水曜日に時間を追跡した場合、タスクの終了日はその水曜日になります。
  • 1 日ではなく一部の時間にのみ作業が行われた場合、期間は長くなり、最終的にプロジェクトの終了日が移動されます。
Microsoft Project での単位数固定および作業時間固定タスクへの実績作業時間の影響
終了日が遅れたり延期されたりすることがないよう注意します。 以下の図は、タイムシートの実績時間を誤って入力すると、単位数固定タスクおよび作業時間固定タスクでのタスク期間にどのように影響するかを示しています。
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Microsoft Project での期間固定タスクへの実績作業時間の影響
Microsoft Project では、期間固定のタスク タイプを選択できます。
! 「
固定
」という用語は、適切でないと言われています。 「期間固定」を使用する場合、多くのユーザはタスクの期間が実際に凍結されていると予想します。 実績時間を誤って記録すると、期間固定タスクの期間が変更されます。
Microsoft Project に実績作業時間を直接追加する
Clarity PPM
ビジネス ルールによって、タイムシートの実績時間がどのように処理されるかが決まります。 ビジネス ルールの定義に応じて、すべてのプロジェクト チーム メンバが
Clarity PPM
タイムシートを使用して時間を追跡するか、または誰もタイムシートを使用して時間を追跡せずに、すべての時間が手動で Microsoft Project プロジェクト計画に直接入力されるようになります。
以下の結果は、Microsoft Project 計画に実績作業時間を追加した場合の影響を示しています。 プロジェクトは、
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タイムシートからのみ実績時間が追加されるように設定されています。 計画に実績値を入力してから
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に保存すると、以下の処理が行われます。
  • 手動で入力された実績値はインポートされません。 代わりに、これらのエントリは消去されます(エラー メッセージは表示されません)。 ETC は元の工数見積もりと同期しなくなりました。
  • Microsoft Project では、ユーザが Microsoft Project での割り当ての時間を手動で変更すると、タスクの配分方法が変更されます。 この配分方法は、
    Clarity PPM
    で固定配分にマップされます。 現在の週における未使用の ETC の削除を含め、時間のポストの動作について変更が発生します。
以下の表には、それぞれの設定が反映されています。
シナリオ
Clarity PPM
フィールド設定
すべてのプロジェクト チーム メンバが
Clarity PPM
タイムシートを使用
リソースの
トラック
モード
=
Clarity PPM
プロジェクトの
トラック
モード
=
Clarity PPM
Clarity PPM
の[トランザクション エントリ]ページを使用して、この設定でプロジェクトに実績時間を手動で入力できます。
すべての実績時間を Microsoft Project プロジェクト計画に手動で入力
リソースの
トラック
モード
= なし
プロジェクトの
トラック
モード
= なし
タスク、要約タスク、マイルストーンの設定
Microsoft Project では、プロジェクト マネージャが、リソース、実績時間、期間などを、どこにどのように配置するかについて非常に柔軟に実行できるようになっています。 Microsoft Project のビジネス ルールと比較した場合、
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のビジネス ルールは非常に限定的で、比較的制限があります。
Microsoft project のプロジェクト計画で
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との統合ルールを尊重するために、Microsoft Project で何が許可されて何が許可されないかについて固有の設定ルールがあります。 これらの設定ルールに従わない場合は、以下の 3 つのいずれかが発生する可能性があります。
  • 要約タスクにリソースを割り当てる。 これは Microsoft project では許可されていますが、
    Clarity PPM
    ビジネス ルールでは要約タスクの割り当ては許可されていません。 このアクションを実行すると、保存時に以下の内容のエラー メッセージが表示されます。
    要約タスクの割り当てはサポートされていません。
  • マイルストーンの残存作業を Microsoft Project プロジェクト計画に直接配置する。次回 Microsoft Project プロジェクト計画を
    Clarity PPM
    から開いた場合、マイルストーンはタスクに変換されます。 理由: プロジェクトは
    Clarity PPM
    に正常に保存されます。 ただし、ここでの問題は、
    Clarity PPM
    でマイルストーンが期間内のある時点であると見なされることです。 
    Clarity PPM
    ビジネス ルールでは、何らかの予想残作業時間(残存作業)がある場合に、それがタスクであると定義しています。 そのため、次回 Microsoft Project でプロジェクトを開くと、このマイルストーンはタスクとして表示されます。
  • マイルストーンの実績時間を Microsoft Project プロジェクト計画に直接配置する。マイルストーンにリソースが割り当てられておらず、実績時間がマイルストーンに追加されている場合(Microsoft Project では、リソース割り当てのないタスクに実績時間を追加できます)、プロジェクトは
    Clarity PPM
    に正常に保存され、次回プロジェクトを Microsoft Project で開いた場合に実績時間が引き続き表示されます。
    マイルストーンに割り当てられたリソースがあり、そのリソース割り当てに実績時間が追加されている場合、プロジェクトは
    Clarity PPM
    に正常に保存されます。 ただし、実績時間は保存中に削除され、それに関するエラー メッセージは表示されません。 したがって、次回プロジェクトを Microsoft Project から開いた場合、実績時間は表示されません。
以下の図は、この設定ルールを示しています。
 
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リソースのタスク割り当ておよび開始日と終了日
タスクに対するリソースの割り当ての開始日および終了日に注意してください。 開始日がすべての割り当て開始日より前であるか、終了日がすべての割り当て終了日より後にあるタスクはありません。 プロジェクト スケジュールは、遅れたり前倒しされたりする可能性があります。
遅延
: タスクが月曜日に開始される必要があるとします。 そこで、タスクを作成し、Sally を割り当てます。 すべては順調にいっていました。 しかし、Sally が木曜まで作業を開始できないことがわかったため、彼女の割り当ての開始日を調整します。 Microsoft Project では、表示されるタスクの開始日が、本来開始される必要があった月曜日ではなく木曜日になっていることに注意してください。 しかし、月曜日にだれもタスクを開始できない場合、そのタスクは最初の人が取り掛かるまで論理的には開始されません。 タスクがクリティカル パス上にある場合、プロジェクト終了日は遅れる可能性があります。
前倒し
: タスクの終了日がすべての割り当ての終了より後にある場合、最後の割り当て終了日に一致するように、終了日が前倒しされて新たに設定されます。 タスクがクリティカル パス上にある場合、プロジェクト終了日が前倒しされる可能性があります。