Open Workbench でのプロジェクトのオートスケジュール

ccppmop158
Open Workbench (OWB)でプロジェクトをオートスケジュールできます。 オートスケジュールは、プロジェクト スケジュールを作成するために自動化された方法です。 オートスケジュールでは、システムで設定されたルールの内部セットに基づいてタスクをスケジュールします。 各タスクは、以下に従ってスケジュールされます。
  • 可能な限りプロジェクトの早い段階で利用可能時間を使用する。
  • 制約に従って、可能な限り早い時間、または遅い時間に開始する。
  • クリティカル パスの期間を最小限にする。
スケジューリングの前に、オートスケジュールではプロジェクトのクリティカル パスを自動的に計算します。 オートスケジュールは、以下の順序で実行されます。
  1. 実績作業、固定割り当てなどの柔軟性のない作業と、ロックされたタスクのすべての作業をスケジュールし、それに従って残存利用可能時間を削減します。
  2. タスクの依存関係に従って計算された優先度の順に、残りのタスクを処理します。 各タスクが処理されるに従って、残存利用可能時間が削減されます。
オートスケジュールでサブプロジェクト タスクのスケジューリング順序を決定する方法
オートスケジュールでは以下の要因を使用し、この順序で、サブプロジェクト タスクのスケジュール順序を決定します。
  1. タスクに[
    Must Start On
    ]または[
    Must Finish On
    ]のスケジューリングの制約がある
  2. タスクの優先度(より低い値はより上位にランク付けされます)
  3. タスクの余裕期間(より低い値はより上位にランク付けされます)
  4. タスクが開始済みである
  5. WBS 内におけるタスクの物理的場所。 WBS ランクの上位に位置するタスクはより上位にランク付けされます。
2 つ以上のタスクに同等の要因がある場合、キューの次の要因が考慮されます。 たとえば、2 つのタスクがあり、そのいずれにも定義されたスケジューリングの制約がなく、優先度が 5 であり、最初のタスクの余裕期間が 2 番目のタスクの余裕期間より少ない場合、最初のタスクが 2 番目のタスクの前にスケジュールされます。
既定では、オートスケジュールはプロジェクト全体で動作しますが、以下のタスクは変更されません。
  • Ignore Tasks Starting Before
    ]に入力する日付より早く開始するタスク
  • Ignore Tasks Starting After
    ]に入力する日付より遅く開始するタスク
  • ロック済みまたは完了とマークされているタスク
    タスクのロックは上書きできます。
  • 最終の入力終了日(実績値)から終了日までの期間を除いて、実績値を持っているタスク
オートスケジュールですべての依存関係を満たすスケジュールを作成する方法
オートスケジュールではプロジェクトの 3 つのパスを実行して、すべての依存関係を満たし、選択されたリソースを過剰に割り当てないスケジュールを作成します。 各パスには、前方および後方へのパスが含まれます。 プロジェクトの開始日または終了日のどちらからスケジュールする場合でも、スケジュールを作成するために以下のパスが実行されます。
  • 最初のパス中に、オートスケジュールではベースライン スケジュールが作成され、優先度ソートが実行され、潜在的なスケジューリングの競合が解決されます。
  • 2 番目のパス中に、スケジュールが作成されます。 オートスケジュールでリソースの制約が考慮される場合、オートスケジュールでは最初にプレパスが作成されます。
  • 3 番目のパス中に、オートスケジュールでは 2 番目のパスで作成されたスケジュールに基づいてクリティカル パスが再計算されます。
依存関係、制約、およびリソース利用可能時間を設定して、オートスケジュールで依存関係の違反またはリソースの過剰割り当てのあるスケジュールを作成できないようにすることができます。
オートスケジュールのパラメータを定義してプロジェクトをスケジュール
[Autoschedule]
ダイアログ ボックスを使用して、スケジューリング条件を指定し、オートスケジュールを使用してタスクのスケジューリングを開始します。 プロジェクト全体、または日付の範囲内に発生するタスクだけをオートスケジュールできます。
以下の手順に従います。
  1. [Project]
    リボンを開きます。
  2. [Schedule]
    グループの
    [Autoschedule]
    をクリックします。
  3. フィールドに必要なデータを入力します。 以下のフィールドには説明が必要です。
    • 開始日
      タスクのスケジューリングを開始する日付を定義します。 終了日からスケジュールするには、タスクのスケジューリングを開始する日またはそれより前の日付を入力します。
    • この日より前に開始するタスクを無視
      その日より前のタスクを除外する日付を定義します。 たとえば、
      [Ignore Tasks Starting Before]
      の日付として 2008 年 4 月 3 日を入力した場合、2008 年 3 月 31 日に始まるタスクはスケジュールから除外されます。
    • この日より後に開始するタスクを無視
      その日より後のタスクを除外する日付を定義します。 たとえば、
      [Ignore Tasks Starting After]
      の日付として 2008 年 4 月 3 日を入力した場合、2008 年 4 月 10 日に始まるタスクはスケジュールから除外されます。
  4. 以下のオプションを選択します。
    • リソースの制約
      プロジェクトをスケジューリングするときにオートスケジュールでリソースの利用可能時間を考慮するかどうかを指定します。
      既定値:
      オン
      このチェック ボックスをオフにすると、オートスケジュールではリソースの利用可能時間に制限がないとみなします。 各タスクはリソース利用可能時間の合計に対してスケジューリングされ、他のタスク割り当てを考慮するリソースの残存利用可能時間に対してはスケジューリングされません。 この結果、可能な限り最短のスケジュールが組まれますが、リソースに割り当て超過が発生する可能性もあります。
    • 終了日からスケジューリング
      オートスケジュールで、定義された終了日から後戻りしてスケジュールを実行するかどうかを指定します。
      既定値:
      オフ
      このチェック ボックスをオンにすると、[
      Start Date
      ]フィールドが[
      Finish Date
      ]フィールドに切り替わります。
    • 開始されたタスクに制約を与える
      オートスケジュールでステータスが「
      Started
      」のタスクに設定されている制約または依存関係を受け入れるかどうかを指定します。
      既定値:
      オフ
      このチェック ボックスをオンにすると、リソースの割り当て超過やタスク依存関係の違反が発生するリスクがあります。
    • ロックされたタスクの割り当てのスケジューリング
      オートスケジュールで、スケジューリングの[Start Date]およびタスクの[Finish Date]内に割り当て ETC を移動するかどうかを指定します。
      既定値:
      オフ
    • 翌作業日に先行項目を開始
      オートスケジュールで、先行タスクが完了した翌日すぐに後続タスクを開始するかどうかを指定します。 オフの場合、リソースに利用可能時間が残っている限り、後続タスクは先行タスクが完了した同じ日に開始します。
      既定値:
      オフ
      これは可変期間のタスクのみに適用されます。
  5. [OK]
    をクリックします。
マスタ プロジェクトのオートスケジュール
マスタ プロジェクトからサブプロジェクトのグループをオートスケジュールして、すべてのプロジェクト内のすべてのタスクから最適なものを表示できます。
ベスト プラクティス:
マスタ プロジェクトをオートスケジュールする前に、各サブプロジェクトに対してプロジェクトの開始マイルストーンを作成し、それをマスタ プロジェクト内の最初のタスクにリンクします。 その後、
[Start No Earlier Than]
の日付制約をマイルストーンにロックまたは定義して、個別のプロジェクトのタイム フレーム制約をサポートできます。
マスタ プロジェクトのリソース リストには、マスタ プロジェクトに含まれるプロジェクト、つまりサブプロジェクトでの作業に割り当てられたリソースの名前が含まれています。
開始日からのプロジェクトのオートスケジュール
プロジェクトを開始日からスケジュールする場合、オートスケジュールではすべてのプロジェクト タスクをできるだけ早く開始するようにスケジューリングしようとします。 プロジェクトの開始日を使用してオートスケジュールを実行すると、最早開始日および最早終了日が計算され、最早開始日が前倒しになります。固定配分方法割り当てがあるかどうかが確認され、固定の割り当てがプロジェクトの日付範囲内に配置されるように最早開始日または最早終了日が調整されます。
プロジェクトをオートスケジュールするとき、タスクの開始日は、以下の場合を除いて入力する日付以降の日付に変わります。
  • タスクのステータスが「
    Started
    」または「
    Completed
    」である。
  • タスクに[
    Must Start On
    ]のスケジューリング制約が指定されている。
  • タスクが「
    Locked for Scheduling
    」としてマークされている。
  • 入力された開始日の前に
    固定
    配分方法で割り当てられたリソースがタスクに含まれている。
以下の手順に従います。
  1. [Project]
    リボンを開きます。
  2. [Schedule]
    グループの
    [Autoschedule]
    をクリックします。
  3. その日以降にタスクのスケジューリングを開始する日付を
    [Start Date]
    フィールドに入力します。
  4. [Schedule from Finish Date]
    フィールドがオフになっていることを確認し、
    [OK]
    をクリックします。
終了日からのプロジェクトのオートスケジュール
終了日からプロジェクトをオートスケジュールすると、必要な終了日を達成するためにプロジェクトを開始する必要がある日付を特定することができます。 終了日に基づいてプロジェクトをスケジュールする場合、オートスケジュールではプロジェクトのトラバーサルを 3 回実行します。 2 回目と 3 回目のトラバーサルでは、最初にタスクを逆方向に走査し、プロジェクトの開始ができるだけ遅くスケジュールされるように開始制約よりも終了制約を優先して適用します。
プロジェクトの終了日を使用してオートスケジュールを実行すると、以下のことが実行されます。
  • 最遅終了日および最遅開始日を計算する。
  • 最遅終了日を前倒しする。
  • 固定配分方法の割り当てがあるかどうかを確認する。
  • 固定の割り当てがプロジェクトの日付範囲に含まれるように最遅開始日または最遅終了日を調整する。
以下の手順に従います。
  1. [Project]
    リボンを開きます。
  2. [Schedule]
    グループの
    [Autoschedule]
    をクリックします。
  3. [Schedule from Finish Date]
    チェック ボックスをオンにして、定義された終了日から遡ってスケジューリングします。
    [Start Date]
    フィールドが
    [Finish Date]
    フィールドに切り替わります。 現在のプロジェクトの終了日が
    [Finish Date]
    フィールドに表示されます。
  4. プロジェクトの予定終了日を
    [Finish Date]
    フィールドに入力し、
    [OK]
    をクリックします。
タスク優先度によるオートスケジュール
タスク優先度
は、依存関係およびタスクとリソースの制約に従って、オートスケジュール中にタスクがスケジューリングされる順序を制御します。 そのため、オートスケジュールではより低い優先度を持つタスクより高い優先度を持つタスクが先にスケジューリングされます。
[Task Properties]
ダイアログ ボックスの
[General]
タブを使用して、タスクの優先度または優先度の継承を定義します。 タスクの優先度を指定しない場合、オートスケジュールでは親タスクの優先度、またはその次に高い WBS レベルが使用されます。 優先度が定義されていない場合、オートスケジュールでは既定値(10)が使用されます。
オートスケジュールでは以下のようにタスク優先度をスケジュールします。
  • スケジューリング中に、0 ~ 9 の値には最高の優先度レベルが設定されます。
  • スケジューリング中に、11 ~ 36 の値には最低の優先度レベルが設定されます。
依存関係については、オートスケジュールでは先行タスクの優先度は少なくとも後続タスクと同じであると見なされます。 場合によっては、依存関係によって、スケジューリング プロセス中に個々のタスクの優先度が上書きされることがあります。
オートスケジュール中のタスク ロックの上書き
オートスケジュール中にタスクのロックを上書きできます。 たとえば、2008 年 2 月 25 日から 2008 年 4 月 4 日までの間でロックされているタスクがある場合、オートスケジュールではその 2 つの日付の間で割り当ての ETC をタスクに配分します。 ロックを上書きしない場合に、オートスケジュールでタスクの終了日が 2008 年 4 月 25 日に変更された場合、割り当ての ETC は 2008 年 2 月 25 日から 2008 年 4 月 4 日の間に残ります。 ただし、ロックを上書きしないことを選択した場合、割り当ての ETC は 2008 年 2 月 25 日から 2008 年 4 月 25 日の間で割り当ての配分方法に基づいて配分されます。
このオプションを使用して、ロックされたタスクをスケジュールする場合、オートスケジュールは以下のルールに従います。
  • 固定配分方法が設定されている割り当てはスケジュールされません(動作の変更はありません)。 前倒し、後倒し、または指定時間均等配分が設定されている可変割り当てがスケジュールされます。
  • ロックされたタスクに固定以外の配分方法がある可変割り当ては、他の割り当てより前にスケジュールされます。 固定タスクに可変割り当てがある場合、可変タスクの割り当てより前にスケジュールされます。
  • ロックされたタスクの可変割り当ては、同じプロジェクト内で、他のタスクでのリソースの作業を考慮せずにスケジュールされます。
  • 割り当ては配置超過されず、割り当ての配分方法が順守されます。
  • 前倒しでスケジューリングする場合、作業はタスクの[
    Actuals Thru
    ]または[
    Autoschedule
    ]の遅いほうの日付とタスクの終了日との間で配分されます。 [Autoschedule]の日付がタスクの終了日より後の場合、タスクが固定されているためタスク期間は延長できず、すべての作業はタスクの終了日に配置されます。
  • 後倒しでスケジューリングする場合、作業は、タスクの[
    Finish Date
    ]または[
    Autoschedule
    ]の早いほうの日付と、タスクの開始日または[Actuals Thru]の日付との間で配分されます。 [Autoschedule]の日付が、タスクの開始日または[Actuals Thru]の遅いほうの日付よりも早い場合、すべての作業は後の日付に配置されます。
  • ロックされた固定タスクに可変割り当てをスケジュールする場合、タスクの開始および終了のどちらも変更されません。
以下の手順に従います。
  1. [Project]
    リボンを開きます。
  2. [Schedule]
    グループの
    [Autoschedule]
    をクリックします。
  3. [Schedule Assignments on Locked Tasks]
    チェック ボックスをオンにして、
    [OK]
    をクリックします。