プロジェクトのベースラインの作成

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プロジェクトのベースラインとは、キャプチャ時点におけるプロジェクトの実際の工数および計画された工数、実際のコストおよび計画コストの見積もりのスナップショットです。ベースラインは静的です。プロジェクト マネージャとして、ベースラインの作成後にプロジェクトに変更を加えても、現在のベースラインには反映されません。プロジェクトの範囲またはコストなどの変更を反映させるには、明示的にベースラインを更新する必要があります。
ベースライン コストおよび作業配置情報を表示できます。また、ユーザのプロジェクトと組織に最も関連のあるアーンド バリュー(EV)およびプロジェクトのパフォーマンスといった、他の情報も表示できます。
プロジェクト全体のベースラインは、[ベースラインのプロパティ]ページまたは[WBS]ページから作成できます。プロジェクト ベースラインはいくつでも作成できます。リソースがプロジェクトに時間を入力する前に、最初のベースラインを作成します。最初のベースラインを作成した後、さまざまな間隔で追加のベースラインを作成できます。複数のフェーズが完了したとき、またはプロジェクトの終了時など、プロジェクトの途中でベースラインを作成できます。
ベースラインを作成するには、プロジェクトのロックを解除しておく必要があります。詳細なベースラインを実行するには、Open Workbench または Microsoft Project のような、デスクトップ スケジューラ内のプロジェクトを開きます。
以下の手順に従います。
  1. プロジェクトを開きます。
  2. [プロパティ]メニューを開き、[メイン]から[ベースライン]をクリックします。
  3. [新規]をクリックします。
  4. 要求された情報を指定します。以下のフィールドには説明が必要です。
    • リビジョン名
      ベースライン リビジョンの名前を定義します。
      例:
      初期ベースライン、中間ベースライン、または最終ベースライン。
      必須:
      はい
    • リビジョン ID
      ベースライン リビジョンの一意の識別子を定義します。
      例:
      v1 や v5 など、ベースラインのバージョン番号。
      必須:
      はい
    • 最新リビジョン
      ベースライン リビジョンを現在のベースラインとして定義します。このフィールドは、ベースライン リビジョンが存在する場合にのみ表示されます。既定では、最後に作成したベースラインが最新のプロジェクト ベースラインになります。ユーザが定義したベースラインが 1 つだけである場合、それが現在のベースラインになります。
      既定値:
      オン
  5. 変更を保存します。
プロジェクト ベースラインの編集、更新、および削除
既存のベースラインのリビジョン名、リビジョン ID、および説明を編集できます。ベースラインを削除することもできます。現在のベースラインを削除する際、残りのベースラインが 1 つのみ存在する場合、そのベースラインが現在のリビジョンになります。
既存のプロジェクト ベースラインを更新して、タスク割り当ておよび他の情報(最近ポストされた実績値など)に対する変更を反映できます。ベースラインを更新すると、そのベースラインは最新ベースライン リビジョンになります。プロジェクト ベースラインを更新すると、前回の更新以降にタスク割り当て、見積もり、会計の要約に対して加えた変更が反映されます。ベースラインを更新すると、それに応じて値が変化します。
以下の手順に従います。
  1. プロジェクトを開きます。
  2. [プロパティ]メニューを開き、[メイン]から[ベースライン]をクリックします。
  3. ベースライン リビジョンの名前をクリックします。
  4. 要求された情報を指定します。以下のフィールドには説明が必要です。
    • 最新リビジョン
      ベースライン リビジョンを現在のベースラインとして定義します。このフィールドは、ベースライン リビジョンが存在する場合にのみ表示されます。既定では、最後に作成したベースラインが最新のプロジェクト ベースラインになります。ユーザが定義したベースラインが 1 つだけである場合、それが現在のベースラインになります。
      既定値:
      オン
    • リビジョン名
      ベースライン リビジョンの名前を定義します。
      例:
      初期ベースライン、中間ベースライン、または最終ベースライン。
      必須:
      はい
    • リビジョン ID
      ベースライン リビジョンの一意の識別子を定義します。
      例:
      v1 や v5 など、ベースラインのバージョン番号。
      必須:
      はい
    • 開始
      ベースライン作成時のプロジェクトまたはタスクの開始日が表示されます。このフィールドの値は、スケジューリング プロパティ ページの開始日フィールドに基づいています。
    • 終了
      ベースライン作成時のプロジェクトまたはタスクの終了日が表示されます。このフィールドの値は、スケジューリング プロパティ ページの終了日フィールドに基づいています。
    • 使用
      以下の公式を使用して、ベースライン取得時にシステムが生成した使用時間が表示されます。
      Usage = Total of Actuals + ETC
      リストおよびポートレットでは、[使用]フィールドに[ベースライン リビジョンのプロパティ]ページの[ベースライン使用]フィールドの値が表示されます。
    • BCWP (完了作業予算コスト)
      完了作業予算コスト(BCWP)のシステム計算された値を表示します。この値は、プロジェクトをベースライン化する場合、またはアーンド バリュー合計を更新する場合に計算され、記録されます。BCWP は、EV (アーンド バリュー)とも呼ばれます。BCWP は、タスクの EV 計算方式を使用して測定されたパフォーマンスに基づく、予算コスト(BAC)額を示しています。
      計算は、計算が行われるレベルに基づいて行われます。BCWP は以下のレベルで計算されます。
      • タスク。BCWP は、選択された EV の計算方式に基づいています。
      • プロジェクト。BCWP は、プロジェクトのすべての WBS レベル 1 のタスクに対する BCWP の合計です。
      現在のベースラインが必要:
      はい
  5. 変更を保存します。
タスク ベースラインの更新
特定のタスクの現在のベースラインを更新できます。タスクはリストからいくつでも選択することができます。タスク ベースラインを更新すると、前回の更新以降に、割り当ておよび見積もりに対して加えた変更が反映されます。会計の要約に関する変更は含まれません。
タスクのベースラインの更新は、要約タスク、チーム、またはプロジェクト レベルにロールアップされません。たとえば、タスクの割り当ての ETC が最後のベースラインから増加している状態で、タスクのベースラインを更新する場合は、チーム ベースラインの ETC は増加しません。チームの ETC を更新するには、プロジェクトのベースラインを更新します。
以下の手順に従います。
  1. プロジェクトを開き、[タスク]をクリックします。
  2. [タスク]メニューを開き、[ガント]をクリックします。
  3. 更新するタスクの隣のチェック ボックスをオンにします。ガント ビュー内の[ベースラインの作成]アイコンの下向き矢印をクリックし、[タスク ベースラインの更新]をクリックします。
  4. 更新を確認するには、[はい]をクリックします。
マスタ プロジェクトとサブプロジェクトのベースライン化の作業方法
マスタ プロジェクトのベースライン情報は、マスタ プロジェクト自身とそのサブプロジェクトのベースライン情報の集計になります。ベースラインは、ベースラインの設定時に動的に集計されます。マスタ プロジェクトのリソース ベースライン情報は、チームのベースライン情報の集計になります。すでにベースラインを作成しているマスタ プロジェクトを開き、新しいサブプロジェクトを追加すると、サブプロジェクト用の現在のベースラインが保存されます。マスタ プロジェクトのベースラインを作成すると、新しいベースラインがサブプロジェクト ベースラインを置き換えします。作成したベースラインは、マスタ プロジェクトの最新ベースラインになります。サブプロジェクト情報は集計され、マスタ プロジェクト ベースラインにロールアップされます。
  • マスタ プロジェクトのサブプロジェクトに複数のベースラインが存在する場合、最新ベースラインがビューに表示されます。サブプロジェクトのベースラインには、マスタ プロジェクトのベースラインの名前および ID が継承されます。同じ ID のベースラインがすでにサブプロジェクトにある場合、そのベースラインが更新され、新しいベースラインは作成されません。マスタ プロジェクト ベースラインとサブプロジェクト ベースラインの間のリンクはベースライン ID に基づいて作成されます。ベースライン ID は 2 つのベースライン間で共有されます。
  • マスタ ベースラインを削除すると、サブプロジェクトのベースラインも削除されます。
マスタ プロジェクトのベースラインの更新と表示
マスタ プロジェクトのベースラインを更新すると、各サブプロジェクトのベースラインも更新されます。作成したベースラインは、マスタ プロジェクトとサブプロジェクトの最新ベースラインになります。
  • サブプロジェクト ベースライン情報のロールアップ
    。サブプロジェクトのベースラインを更新した場合、ベースラインおよびアーンド バリュー(EV)情報はロールアップされません。マスタ プロジェクトを更新するには、サブ プロジェクトのベースライン情報をロールアップします。
  • マスタ プロジェクトのベースラインの表示
    。たとえば、ベースラインを作成していないマスタ プロジェクトを開きますが、そのサブプロジェクトの 1 つはベースラインを作成しているとします。その場合、ビューにはサブプロジェクトの現在のベースラインが表示されます。
    たとえば、2 つのサブプロジェクト SB1 および SB2 を含むマスタ プロジェクトがあるとします。SB1 だけに最新ベースライン Baseline1 が存在します。Baseline1 の名前を変更します。SB2 内の選択されたタスクをベースライン化します。SB1 のベースラインを削除し、SB2 のベースラインで置き換えます。SB2 のベースラインが最新リビジョンになります。