Java エージェントの設定

ほとんどのエージェント オペレーションは IntroscopeAgent.profile ファイル内のプロパティを使用して設定します。 このセクションでは設定の際に最もよく使用されるエージェント プロパティおよび追加のインストール後の情報について説明します。 使用している環境によっては追加のプロパティが必要な場合があります。
apmdevops98jp
ほとんどのエージェント オペレーションは IntroscopeAgent.profile ファイル内のプロパティを使用して設定します。 このセクションでは設定の際に最もよく使用されるエージェント プロパティおよび追加のインストール後の情報について説明します。 使用している環境によっては追加のプロパティが必要な場合があります。
重要:
エージェントのバージョンが異なると、設定に使用できるプロパティが異なっていたり、デフォルト値が異なっていたりする場合があります。
Enterprise Manager への接続の設定
メトリックをレポートするには、エージェントを Enterprise Manager に接続する必要があります。 デフォルトの通信設定では、エージェントはポート 5001 を使用して、ローカルの Enterprise Manager に接続できます。 ただし、通常はエージェントと Enterprise Manager は同じシステム上には配置されていません。 デフォルト設定の変更は、エージェントのインストール時に行うことができます。または、エージェントのインストール後に、
IntroscopeAgent.profile
ファイルを変更して行うこともできます。
要件に応じて、エージェントと Enterprise Manager の間で使用する通信を設定できます。
  • 直接ソケット接続
  • HTTP トンネル接続
  • プロキシ サーバ経由の HTTP トンネル
  • HTTP over Secure Sockets Layer 接続(HTTPS)
  • Secure Socket Layer (SSL)接続
直接ソケット接続を使用した Enterprise Manager への接続
エージェントから Enterprise Manager に接続するための最も一般的な方法は、直接ソケット接続です。 可能な限り、Enterprise Manager への直接ソケット接続を使用することをお勧めします。
以下の手順に従います。
  1. IntroscopeAgent.profile
    ファイルをテキスト エディタで開きます。
  2. introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.host.DEFAULT
    プロパティを探し、エージェントがデフォルトで接続する Enterprise Manager のホスト名または IP アドレスを指定します。 たとえば、以下の通りです。
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.host.DEFAULT=sfcollect01
    複数の Enterprise Manager が存在するクラスタを使用する場合は、必ず MOM を指定します。 その後、MOM はエージェントを コレクタに割り当てます。
  3. introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.port.DEFAULT
    プロパティを Enterprise Manager のリスニング ポートに設定します。 たとえば、以下の通りです。
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.port.DEFAULT=5001
  4. introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.socketfactory.DEFAULT
    プロパティを Enterprise Manager への接続に使用されるソケット ファクトリに設定します。 たとえば、以下の通りです。
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.socketfactory.DEFAULT=com.wily.isengard.postofficehub.link.net.DefaultSocketFactory
  5. (オプション)プライマリ Enterprise Manager への接続が失われた場合に備えて、エージェントが接続できる 1 つ以上のバックアップ Enterprise Manager を指定します。
  6. IntroscopeAgent.profile
    ファイルを保存して閉じます。
HTTP トンネルを使用した Enterprise Manager との接続
Enterprise Manager への直接ソケット接続が実現可能でない場合は、HTTP 経由で Enterprise Manager に接続するようにエージェントを設定できます。 この設定によって、HTTP トラフィックのみが許可されているファイアウォールをパススルーして通信できるようになります。
トンネリング技術を使用して情報を送信できるようにエージェントを設定できます。これにより、エージェントから Enterprise Manager にリモート接続できるようになります。 この機能を使用するには、HTTP トンネル Web サービスのホストとなる Enterprise Manager 上の埋め込み Web サーバにエージェントを接続するように設定する必要があります。
注:
HTTP トンネルを使用すると、アプリケーション サーバおよび Enterprise Manager にかかる CPU とメモリのオーバーヘッドが、直接ソケット接続の場合より大きくなります。
以下の手順に従います。
  1. IntroscopeAgent.profile
    ファイルをテキスト エディタで開きます。
  2. introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.host.DEFAULT
    プロパティを、エージェントがデフォルトで接続する Enterprise Manager のホスト名または IP アドレスに設定します。 たとえば、以下の通りです。
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.host.DEFAULT=webhost
  3. introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.port.DEFAULT
    プロパティを、Enterprise Manager の組み込み Web サーバの HTTP リスニング ポートに設定します。 たとえば、以下の通りです。
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.port.DEFAULT=8081
    このプロパティは、Enterprise Manager 上の
    <EM_Home>/config/IntroscopeEnterpriseManager.properties
    ファイルで指定された
    introscope.enterprisemanager.webserver.port
    プロパティの値と一致する必要があります。 デフォルトでは、このポートは 8081 です。
  4. introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.socketfactory.DEFAULT
    プロパティを、HTTP トンネル ソケット ファクトリに設定します。 たとえば、以下の通りです。
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.socketfactory.DEFAULT=com.wily.isengard.postofficehub.link.net.HttpTunnelingSocketFactory
  5. IntroscopeAgent.profile
    ファイルを保存して閉じます。
HTTP トンネルのためのプロキシ サーバの設定
HTTP トンネルで接続しているエージェントが、プロキシ サーバ経由で EnterpriseManager に接続するように設定できます。 これは、フォワード プロキシ サーバ構成で必要です。この構成では、エージェントはプロキシ サーバ経由の送信 HTTP トラフィックのみが許可されているファイアウォールの外部で実行されます。
プロキシ サーバの設定プロパティは、エージェントで HTTP トンネリングを行うように設定されている場合にのみ適用されます。 プロキシ サーバの設定は、単一の接続ではなく、エージェントに設定された HTTP トンネル接続すべてに適用されます。 この設定は、それぞれの Enterprise Manager への接続に HTTP を使用している複数の Enterprise Manager 間のフェールオーバを設定する際に、特に重要になります。
重要:
エージェントの HTTP トンネルを有効にするには、HTTP/1.1 が必要です。 また、プロキシ サーバは HTTP Post もサポートする必要があります。
重要:
プロキシがアクセス可能でない場合、エージェントはプロキシを経由せず、Enterprise Manager に直接接続します。 プロキシがアクセス可能で認証が失敗する場合、エージェントはプロキシ経由で Enterprise Manager への接続を再試行します。
以下の手順に従います。
  1. IntroscopeAgent.profile ファイルをテキスト エディタで開きます。
  2. introscope.agent.enterprisemanager.transport.http.proxy.host
    プロパティを、プロキシ サーバのホスト名または IP アドレスに設定します。
  3. introscope.agent.enterprisemanager.transport.http.proxy.port
    プロパティを、プロキシ サーバのポート番号に設定します。
  4. (オプション)プロキシ サーバが認証にユーザ認証情報を必要とする場合は、以下のいずれかのオプションを実行します。
    • クリア テキスト認証を使用するには、以下のプロパティを設定します。
      introscope.agent.enterprisemanager.transport.http.proxy.username=<ユーザ名>
      introscope.agent.enterprisemanager.transport.http.proxy.password=<ユーザ パスワード>
    • パスワードを暗号化するには、以下の手順に従います。
      1. wily\tools\PropertiesUtil.jar から暗号化ツールにアクセスします。
      2. 以下のコマンドを使用して、ツールを実行します。
        java -jar <directory path>\wily\tools\PropertiesUtil.jar encrypt <user_password>
        暗号化されたパスワードが生成されます。 
      3. IntroscopeAgent.profile ファイルで、以下のプロパティを設定します。
        introscope.agent.enterprisemanager.transport.http.proxy.username=<ユーザ名>
        introscope.agent.enterprisemanager.transport.http.proxy.password=<encrypted_password> 
  5. IntroscopeAgent.profile ファイルを保存して閉じます。
HTTPS トンネルを使用した Enterprise Manager との接続
HTTP over Secure Sockets Layer (SSL)を使用してエージェントから Enterprise Manager へ接続できるようにするには、
IntroscopeAgent.profile
ファイル内のプロパティを設定します。
以下の手順に従います。
  1. IntroscopeAgent.profile
    ファイルをテキスト エディタで開きます。
  2. introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.host.DEFAULT
    プロパティを、ターゲット Enterprise Manager のホスト名または IP アドレスに設定します。
  3. introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.port.DEFAULT
    プロパティを、Enterprise Manager の組み込み Web サーバの HTTPS リスニング ポートに設定します。 たとえば、以下の通りです。
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.port.DEFAULT=8444
  4. introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.socketfactory.DEFAULT
    プロパティを、HTTPS トンネル ソケット ファクトリに設定します。 たとえば、以下の通りです。
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.socketfactory.DEFAULT=com.wily.isengard.postofficehub.link.net.HttpsTunnelingSocketFactory
  5. IntroscopeAgent.profile
    を保存して閉じます。
SSL 経由での Enterprise Manager との接続
Secure Socket Layer (SSL)の直接接続を使用する場合は、HTTP トンネルなしの SSL を使用して、EnterpriseManager とのエージェント通信を設定できます。
以下の手順に従います。
  1. IntroscopeAgent.profile
    ファイルをテキスト エディタで開きます。
  2. SSL ソケット ファクトリを使用して、エージェントを Enterprise Manager の SSL リスニング ポートに接続するよう設定します。
  3. introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.host.DEFAULT
    プロパティを、ターゲット Enterprise Manager のホスト名または IP アドレスに設定します。
  4. introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.port.DEFAULT
    プロパティを、Enterprise Manager の SSL リスニング ポートに設定します。
  5. introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.socketfactory.DEFAULT
    プロパティを、SSL ソケット ファクトリに設定します。 たとえば、以下のようにプロパティを設定します。
  6. エージェントが EnterpriseManager を認証する必要がある場合は、
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.truststore.DEFAULT
    プロパティのコメント化を解除し、EnterpriseManager の証明書が含まれるトラストストアの場所に設定します。 トラストストアを指定しないと、エージェントはすべての証明書を信頼します。エージェント プロファイルの絶対パスまたは相対パスを指定できます。 たとえば、以下の通りです。
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.truststore.DEFAULT=/certs
  7. 必要に応じて、
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.trustpassword.DEFAULT
    プロパティを設定して、トラストストア パスワードを指定します。
  8. EnterpriseManager がクライアント認証を要求する場合は、
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.keystore.DEFAULT
    プロパティを、エージェントの証明書が含まれるキーストアの場所に設定します。 エージェント プロファイルの絶対パスまたは相対パスを指定できます。 Windows では、円記号をエスケープ処理する必要があります。 たとえば、以下の通りです。
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.keystore.DEFAULT=C:\\keystore
  9. 必要に応じて、
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.keypassword.DEFAULT
    プロパティを、キーストア パスワードに設定します。
  10. introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.ciphersuites.DEFAULT
    プロパティを、許可された暗号スイートのカンマ区切りリストに設定します。
    このプロパティの値を指定しない場合、デフォルトの暗号スイートが使用されます。
  11. IntroscopeAgent.profile
    を保存して閉じます。
エージェントの接続メトリックの設定
Introscope はデフォルトで、Enterprise Manager に接続されているエージェントの接続ステータスについて監視可能なメトリックを生成します。 エージェントの接続メトリックを監視すれば、エージェントと Enterprise Manager 間の接続の現在の状態を判断できます。
エージェントの接続メトリックは、Investigator の Enterprise Manager プロセス(カスタム メトリック ホスト)の下に表示されます。
Custom Metric Host (Virtual)|Custom Metric Process(Virtual)|Custom Metric Agent (Virtual) (*SuperDomain*)|Agents|<HostName>|<Agent Process Name>|<Agent Name>|ConnectionStatus
接続メトリックに設定される値を以下に示します。
  • 0 -- エージェントに関して利用できるデータがありません。
  • 1 -- エージェントは接続されています。
  • 2 -- エージェントは、レポートを行うために速度が低下しています。
  • 3 -- エージェントは切断されています。
ほかのイベントと同様に、ユーザは、履歴クエリ インターフェースを使用して、エージェントの切断についてクエリを実行できます。 エージェント切断イベントは、Workstation および WebView の[概要]タブでアプリケーション稼働状況の評価に使用されるデータの一部です。
エージェントが Enterprise Manager から切断された後、Introscope はエージェントがタイムアウトするまで切断状態のメトリックの生成を続けます。 エージェントがタイムアウトすると、接続メトリックは生成されなくなり、Enterprise Manager にもレポートされません。
切断後からエージェントのマウント解除前まで、エージェントが Enterprise Manager で追跡される期間を設定することもできます。
例 1
エージェント接続タイムアウトを 1 日(1440 分)に設定します。
エージェントが Enterprise Manager から切断されると、エージェント接続ステータスのメトリックは 3 (切断)に変わります。 Enterprise Manager は1440 分後にそのエージェントのレポート ステータスを停止します。 何もレポートされないため、メトリックは値を表示しません。
例 2
エージェント接続のタイムアウトを 1 日(1440 分)、エージェントのマウント解除の遅延を 1 日半(2160 分)に設定します。
エージェントが Enterprise Manager から切断されると、エージェント接続ステータスのメトリックは 3 (切断)に変わります。 Enterprise Manager は1440 分後にそのエージェントのレポート ステータスを停止します。 何もレポートされないため、メトリックは値を表示しません。 Enterprise Manager は、エージェントの追跡を 12 時間(720 分)継続した後に、エージェントのマウントを解除して、エージェントの追跡に関連するリソースを解放します。
以下の手順に従います。
  1. <EM_Home>/
    config ディレクトリにある IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイルを開きます。
  2. (オプション)一時的な切断の後に、Enterprise Manager がエージェントの追跡を継続する期間を設定します。
    注:
    introscope.enterprisemanager.autoUnmountDelayInMinutes の値が introscope.enterprisemanager.agentconnection.metrics.agentTimeoutInMinutes の値以上であることを確認してください。
  3. IntroscopeEnterpriseManager.properties を保存します。
  4. Enterprise Manager を再起動します。
バックアップの Enterprise Manager およびフェールオーバ プロパティの設定
エージェントのインストール時には、エージェントがデフォルトで接続する Enterprise Manager のホスト名とポート番号を指定します。 オプションで、1 つ以上のバックアップ Enterprise Manager を指定することもできます。 エージェントとプライマリ Enterprise Manager の接続が切断された場合、エージェントはバックアップ Enterprise Manager への接続を試行できます。
エージェントがバックアップ Enterprise Manager に接続できるようにするには、エージェント プロファイルで Enterprise Manager の通信プロパティを指定します。 プライマリ Enterprise Manager が利用可能でない場合、エージェントは、許可されている接続のリスト上で次に利用できる Enterprise Manager に接続を試みます。 リスト内の最初のバックアップ Enterprise Manager に接続できない場合は、その次の Enterprise Manager を試します。 プロセスは、接続が成功するまで、リストに記載された順に各 Enterprise Manager への接続を試行します。 どの Enterprise Manager にも接続できない場合は、再試行する前に 10 秒間待機します。
以下の手順に従います。
  1. Introscope.Agent.profile
    ファイルをテキスト エディタで開きます。
  2. 各バックアップ Enterprise Manager のエージェント プロファイルに以下のプロパティを追加して、1 つ以上の代替 Enterprise Manager 通信チャネルを指定します。
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.host.
    NAME
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.port.
    NAME
    Introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.socketfactory.
    NAME
    NAME
    を新しい Enterprise Manager チャネルの識別子と置き換えます。 チャネルを作成するときには、名前に「DEFAULT」または既存のチャネルの名前を使用しないでください。 たとえば、2 つのバックアップ Enterprise Manager を作成するには、以下のように指定します。
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.host.BackupEM1=paris
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.port.BackupEM1=5001
    Introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.socketfactory.BackupEM1=com.custom.postofficehub.link.net.DefaultSocketFactory
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.host.BackupEM2=voyager
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.port.BackupEM2=5002
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.socketfactory.BackupEM2=com.wily.isengard.postofficehub.link.net.DefaultSocketFactory
  3. introscope.agent.enterprisemanager.connectionorder
    プロパティを探し、プライマリおよびバックアップ Enterprise Manager の識別子のカンマ区切りリストを設定します。 識別子を登録する順序によって、それらが接続される順序が決まります。 たとえば、以下の通りです。
    introscope.agent.enterprisemanager.connectionorder=DEFAULT,BackupEM1,BackupEM2
  4. 変更を保存し、IntroscopeAgent.profile ファイルを閉じます。
  5. アプリケーションを再起動します。
追加の GC メトリックの有効化および使用
ガベージ コレクションおよびメモリ管理は、アプリケーションのパフォーマンスに重要な効果をもたらします。 基本的な GC ヒープ メトリックはデフォルトで利用できます。 ガベージ コレクション処理およびメモリ プール使用量の詳細について説明するためのオプションのメトリックを有効にできます。 このような追加メトリックは、有効にすると、Investigator の[GC Monitor]ノードに表示されます。 GC Monitor メトリックによって、メモリ プール割り当ておよびガベージ コレクション処理を最適化するのに役立つ情報がレポートされます。 そのため、アプリケーションを開発またはテストを行うときや、アプリケーション パフォーマンスの問題を調査するときは、通常、これらのメトリックが有効にされます。 ほとんどの場合、これらのメトリックは実運用環境におけるリアルタイムのアプリケーション管理には使用されず、デフォルトで無効になっています。
introscope.agent.gcmonitor.enable プロパティが true (デフォルト) に設定されている場合は、監視している JVM のガベージ コレクタとメモリ プールに関する詳細を表示できます。
スレッド ダンプの有効化および設定
スレッド ダンプからは、エージェント JVM 内で発生していることに関する有用な詳細情報を得ることができます。 スレッド ダンプの機能は、メトリック ブラウザ ツリー内の各エージェント ノードに関連付けられている[スレッド ダンプ]タブで提供されます。
[メトリック ブラウザ]タブ。 Thread_Dump 権限を設定すると、[スレッド ダンプ]タブが表示され、そのすべての機能を使用できるようになります。
IntroscopeAgent.profile
プロパティと
IntroscopeEnterpriseManager.properties
プロパティはどちらも、スレッド ダンプを有効にするために必要です。 デフォルトでは、[スレッド ダンプ]タブおよびその機能は有効です。 ただし、スレッド ダンプ プロパティのいずれか一方または両方のプロパティを false に設定した場合、[スレッド ダンプ]タブは表示されません。
MOM 上でスレッド ダンプを有効または無効にした場合、その設定はクラスタ内のすべてのコレクタに適用されます。 そのため、MOM 上でスレッド ダンプを無効にすると、すべてのコレクタ上でも無効になります。
スレッド ダンプを有効にする方法
  1. <
    Agent_Home
    >/core/config ディレクトリの
    IntroscopeAgent.profile
    ファイルを開いて、このプロパティを設定します。
    introscope.agent.threaddump.enable=true
  2. IntroscopeAgent.profile
    ファイルを保存して閉じます。
  3. <
    EM_Home
    >/config ディレクトリの
    IntroscopeEnterpriseManager.properties
    ファイルを開き、以下のプロパティを設定します。
    introscope.enterprisemanager.threaddump.enable=true
  4. IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイルを保存して閉じます。
Introscope ユーザがデッドロック数メトリックを表示するためには、IntroscopeAgent.profile を設定します。 追加の設定を行うと、エージェントの[スレッド]ノードのメトリックを表示できます。
デッドロック数メトリック コレクションを有効にする方法
  1. <Agent_Home>
    /core/config ディレクトリの IntroscopeAgent.profile ファイルを開きます。
  2. デッドロック数メトリック コレクションを有効にするには、以下のプロパティを true に設定します。
    introscope.agent.threaddump.deadlockpoller.enable=true
  3. (オプション) エージェントの[スレッド]ノードにメトリックを表示するには、フル バージョンの PBL を設定します。
    • PBL ファイルの名前を、このプロパティで指定します: introscope.autoprobe.directivesFile
      たとえば、WebLogic Server のフル バージョンの標準 PBL を使用するには、以下のようにプロパティを設定します。
      introscope.autoprobe.directivesFile=weblogic-full.pbl 
      エージェント名
      ] | [スレッド]の下に、アクティブ スレッド数やスレッド グループなどのメトリックを表示できます。
  4. IntroscopeAgent.profile
    ファイルを保存して閉じます。
IntroscopeAgent.profile プロパティと IntroscopeEnterpriseManager.properties プロパティの両方を使用して、スレッド ダンプを設定します。
スレッド ダンプを設定する方法
  1. <
    EM_Home
    >\config ディレクトリにある IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイルを開きます。
  2. (オプション) Enterprise Manager 上の特定のディレクトリにスレッド ダンプ ファイルを保存するには、以下のプロパティを設定します。 たとえば、TestThreadDumps です。
    introscope.enterprisemanager.threaddump.storage.dir=TestThreadDumps
  3. (オプション)指定した日数より古いスレッド ダンプ ファイルをパージするには、以下のプロパティを設定します 30 日の場合は以下のように指定します。
    introscope.enterprisemanager.threaddump.storage.clean.disk.olderthan.days=30
  4. (オプション)指定した日数が経過したらスレッド ダンプ ファイルをパージするには、以下のプロパティを設定します 2 日おきの場合は以下のように指定します。
    introscope.enterprisemanager.threaddump.storage.clean.disk.freq.days=2
  5. (オプション) Enterprise Manager 上に保存できるスレッド ダンプ ファイルの最大数を制限するには、以下のプロパティを設定します。 5,000 ファイルの場合は以下のように指定します。
    introscope.enterprisemanager.threaddump.storage.max.disk.usage=5000
    注:
    * 保存されるスレッド ダンプ ファイルの数が、introscope.enterprisemanager.threaddump.storage.max.disk.usage プロパティで設定された制限を超えている
    」および「
    * introscope.enterprisemanager.threaddump.storage.clean.disk.olderthan.days プロパティで設定された日数より古いファイルがない
    これらの条件が当てはまる場合、Enterprise Manager はスレッド ダンプ ファイルを保存しません。
  6. IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイルを保存して閉じます。
  7. Enterprise Manager を再起動します。
Enterprise Manager がダウンした場合は、スレッド ダンプ ファイルを別の Enterprise Manager にコピーすれば、スレッド ダンプ データを表示できます。
重要:
スレッド ダンプ ディレクトリでファイルの追加または削除を行ったら、Enterprise Manager を再起動します。 Enterprise Manager 間でスレッド ダンプ ファイルを移動することは推奨されません。
Enterprise Manager 間でスレッド ダンプ ファイルをコピーする方法
  1. スレッド ダンプ ファイルが含まれる Enterprise Manager (EM1)上の <
    EM_Home
    >/threaddumps ディレクトリに移動します。
  2. スレッド ダンプ ファイルをコピーします。
  3. スレッド ダンプの表示先となる Enterprise Manager (EM2)の <
    EM_Home
    >/threaddumps ディレクトリにファイルを貼り付けます。
  4. Enterprise Manager EM1 および EM2 の両方を再起動します。
  5. 必要に応じて、エージェント接続を確立し、EM2 上のスレッド ダンプを有効にして設定します。
    EM2 ユーザは、エージェント ノードを選択し、[スレッド ダンプ]タブの[以前のデータをロード]ボタンをクリックできます。 EM1 から移動されたスレッド ダンプがリストに表示されます。
コマンド ライン Workstation を使用するスレッド ダンプの生成
コマンド ライン Workstation (CLW)からスレッド ダンプ機能を実行して、シェル アクションを使用してアラートをトリガできるようにすることができます。 必要な CLW コマンドは、シェル アクションの一部として含めることができ、関連するアラートのシェル コマンド アクションを使用して呼び出すことができます。 スレッド ダンプはエンタープライズ マネージャ上で保持されます。
10 を超えるエレメントがある場合、CLW クライアントに返されたテキスト形式スレッド ダンプは切り捨てられます。 この設定は構成できません。 スタックは、オプションの[テキストとして保存]ボタンを使用して Investigator からスレッド ダンプを保存する場合と同じです。
注:
完全なスレッド ダンプ スタックを参照するには、Investigator にロードし、その他の外部スレッド分析ツールで表示します。 外部ツールを使用すると、エラーが発生する可能性があります。
新しいスレッド ダンプ ファイルを収集するには、以下の
いずれか
のオプションを使用します。
  • get ThreadDump for the agent matching [正規表現] for performance
このオプションは、スレッド ダンプが CLW クライアントに返信されないことを指定します。 このオプションを使用すると、Enterprise Manager のオーバーヘッドが軽減されます。
  • get ThreadDump for the agent matching [正規表現] for functional
このコマンドの [正規表現] はエージェント名に一致する必要があります。 以下の例では、「*SuperDomain*|HostName|Tomcat|Tomcat_Agent」という名前の Tomcat エージェントを使用します。
cd EM_HOME/lib
   java -jar CLWorkstation.jar get ThreadDump for the agent matching ".*HostName\|Tomcat\|Tomcat_Agent.*" for functional   
出力は以下のとおりです。
.*HostName\|Tomcat\|Tomcat_Agent.*emConnection=available
   TD enable on EM = true
   TD enable onTomcat_Agent = true
   SUCCEESS
   "main" Id=1 RUNNABLE (in native)
注:
デフォルトでは、スレッド ダンプ ファイルは、
<EM_HOME>
/threaddumps に作成されます。ここで EM_HOME はエージェントのコレクタのホーム ディレクトリです。
すでに収集されたスレッド ダンプ ファイルのリストを取得するには、以下のコマンドを使用します。
get List of ThreadDump filenames for the agent matching [正規表現]
例:
cd EM_HOME/lib                                                          
   java -jar CLWorkstation.jar get List of ThreadDump filenames for the agent matching ".*HostName\|Tomcat\|Tomcat_Agent.*"
出力は以下のとおりです。
.*HostName\|Tomcat\|Tomcat_Agent.*emConnection=available
   TD enable on EM = true
   TD enable onTomcat_Agent = true
   HostName_Tomcat_Tomcat_Agent_TD_xxxxxxxxxxxxx
   HostName_Tomcat_Tomcat_Agent_TD_yyyyyyyyyyyyy
合成トランザクションの検出の設定
合成トランザクションの監視設定は、introscope.agent.synthetic.header.names パラメータを使用して行います。
introscope.agent.synthetic.header.names パラメータの値には、監視対象の HTTP 要求が合成トランザクションの一部かどうかを判断するために使用する HTTP ヘッダ パラメータをリストします。 個々のパラメータ名はカンマで区切ります。 このパラメータが未定義、または値が空の場合、合成トランザクションは検出されません。 複数の HTTP ヘッダ パラメータ名が定義されている場合、指定された順に検査されます。 値を持つ最初の HTTP パラメータは、合成トランザクションを定義するために使用されます。
合成トランザクションがレポートされるノードは、以下のように、各トランザクションの検出に使用される特定の HTTP ヘッダ パラメータに応じて異なります。
  • パラメータ値が
    lisaframeid
    以外の場合は、HTTP パラメータの値自体がノード名として使用されます。 有効なノード名が使用されるよう、適切な変更を行います。
  • パラメータ値が
    lisaframeid
    の場合、合成ノード名は CA LISA になります。
introscope.agent.synthetic.header.names
が定義されていない場合、以下の設定パラメータは無視されます。
introscope.agent.synthetic.node.name=Synthetic Users
トランザクションが合成と認識されたノードにレポートされます。 このノードは
Frontends|Apps|<WebAppName>
の下にあります。ここで
<WebAppName>
は Web アプリケーション名です。 この値のデフォルトは、Synthetic Users です。
introscope.agent.non.synthetic.node.name=Real Users
トランザクションが合成と認識されていないノードにレポートされます。 このノードは
Frontends|Apps|<WebAppName>
の下にあります。ここで
<WebAppName>
は Web アプリケーション名です。 定義されていない場合、
<WebAppName>
の下に追加のノードは作成されません。
introscope.agent.synthetic.user.name=Synthetic_Trace_By_Vuser
値が合成ユーザ名として使用されている HTTP ヘッダ パラメータの名前です。 合成ユーザ名は、異なる合成トランザクションを区切るために使用されます。 各合成ユーザ名のノードは、
Synthetic User
ノードの下に作成されます。 この設定パラメータが定義され、この名前の HTTP ヘッダ パラメータが存在する場合、合成トランザクション メトリックがレポートされます。 トランザクションがレポートされるノードは、
<Synthetic Users>|<Synthetic User>
です。
  • <Synthetic Users>
    ノード名は、
    introscope.agent.synthetic.node.name
    設定パラメータによって決定されます。
  • <Synthetic User>
    ノード名は、HTTP ヘッダ パラメータ値によって決定されます。
注:
これらのプロパティへの変更はただちに有効になります。管理対象アプリケーションを再起動する必要はありません。
TagScript ユーティリティを使用する
CA TagScript ユーティリティは、合成ユーザ情報の抽出を指定するために HP Vugen と共に使用できます。
TagScript ユーティリティを使用する方法
  1. TagScript ユーティリティを開きます。
    Windows の場合
    <Agent_Home>\tools\TagScript.bat
    UNIX の場合
    <Agent_Home>/tools/TagScript.sh
    どの環境のスクリプトを変更するかを確認する画面が表示されます。
  2. 以下のいずれかのオプションを選択します。
    • Performance Testing - HP Loadrunner スクリプト
    • Production - HP Business Process Monitor または Sitescope スクリプト
    • Un-tag - タグ付け処理を元に戻します
  3. HP Vugen スクリプトがあるディレクトリに移動します。 各 .c スクリプトをダブルクリックして開きます。
    HP Vugen .c スクリプト ファイルがすべてバックアップされ、変更されたバージョンで置き換えられます。
  4. HP Vugen が開いていて、ユーティリティが実行されている場合、変更したスクリプトを再ロードするように求められます。 プロンプトが表示されたら、[Yes to All]をクリックします。
  5. TagScript ユーティリティを終了するか、またはファイル選択ダイアログ ボックスで[cancel]ボタンをクリックすることができます。 TagScript ユーティリティを終了することは、必須ではありません。HP Vugen を使用している間、多くのユーザはこのユーティリティを終了していません。 スクリプトが変更されているか、新しいスクリプトが作成されている場合、ユーティリティを終了しないことで処理を簡略化できます。
  6. スクリプトの以下の場所にタグ付けされたことを確認します。
    • HP Vugen コードの新しいパラグラフは、各スクリプトの先頭に挿入されます。
    • タグは、すべての lr_start_transaction、lr_end_transaction の前、およびスクリプトの末尾に挿入されます。
  7. (オプション) Blame スタックの個別のセットを使用して、HP Loadrunner のパフォーマンス テストで各仮想ユーザを追跡できます。 各ユーザを追跡するには、スクリプトの先頭の宣言部にある以下の行のコメント化を解除します。
    web_add_auto_header(“Synthetic_Trace_By_Vuser”,vuserOverview)
    注:
    Production タグの付いたスクリプトでこのオプションのコメント化が解除されている場合は、存在する各ポイントまたは合成ジェネレータで Blame スタックの個別のセットが作成されます。
エージェント負荷分散の設定
エージェントによってレポートされるメトリックが主な作業負荷であるようなクラスタでは、MOM エージェント負荷分散を設定することで、全体的なクラスタ キャパシティを最適化できます。
ヒープのサイジング
エージェントは、収集したデータの保存にアプリケーション サーバの Java ヒープ メモリの一部を使用します。 アプリケーション サーバの GC ヒープ使用量については、メトリック ブラウザの[GC ヒープ]タブの概要から参照することができます。
ヒープ使用量に関する説明を以下に示します。
  • ヒープ使用率が高い場合は、エージェントのインストール時にヒープの割り当てを増やす必要があります。
  • 多数のトランザクション追跡を収集する場合は、JVM ヒープ サイズを増やします。
注:
高性能の Introscope 環境を運用している場合は、エージェントの適切な JVM ヒープ設定に関して CA プロフェッショナル サービスにお問い合わせください。