APM for IBM z/OS のインストール
この章では、CA APM for IBM z/OS に必要な z/OS 環境に関する情報を提供し、インストール手順について説明します。
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この章では、CA APM for IBM z/OS に必要な z/OS 環境に関する情報を提供し、インストール手順について説明します。
システム要件
「製品互換性マトリックス」には、CA APM for IBM z/OS のシステム要件がリスト表示されています。
Introscope インストールの確認
Introscope をインストールして操作可能な状態にしてから、CA APM for IBM z/OS をインストールする必要があります。Introscope のアーキテクチャおよびインストール要件については、以下のセクションを参照してください。
Introscope 環境は、さまざまなハードウェア プラットフォームにインストールされるいくつかのコンポーネントの相互作用を必要とします。以下に、Introscope コンポーネントの場所および目的に関する簡単な説明を示します。
Introscope コンポーネント | ハードウェア プラットフォーム | 機能 |
Enterprise Manager | Windows サーバ、または UNIX サーバ | から測定データを受信します |
Introscope Workstation | PC ワークステーション | Enterprise Manager に接続してデータを表示します |
SmartStor データベース | z/OS メインフレーム、Windows サーバ、または UNIX サーバ | Enterprise Manager からデータを受信します。履歴レポート、傾向分析、およびサービス レベル パフォーマンスの決定のためのデータを保存します |
CA APM for IBM z/OS | z/OS メインフレーム | プラットフォーム固有のメトリックを収集します |
インストールの準備
CA APM for IBM z/OS をインストールする前にいくつかの手順に従います。
- コンポーネントをインストールする場所を計画します。
- インストールに必要な情報を収集します。
- インストールおよび設定プロセスを確認します。
インストール場所の計画
各 CA APM for IBM z/OS コンポーネントのインストール場所を慎重に計画します。以下の表は、各コンポーネントの場所を示します。
コンポーネント | 必要な場所 |
CA APM for IBM z/OS | z/OS コンピュータ上に CA APM for IBM z/OS をインストールします。 |
Enterprise Manager | Enterprise Manager は、Windows サーバまたは UNIX サーバに存在する場合があります。 |
CA APM for IBM z/OS Management Module | Enterprise Manager と同じホスト コンピュータに管理モジュールをインストールします。 zOSExtension/config/modules/zOSExtensionManagementModule.jar |
インストール ファイルのダウンロード
CA APM for IBM z/OS のファイルは、Java エージェント インストーラの一部です。拡張機能、.PBD ファイル、および .PBL ファイルは、すべて
<Agent_Home>
/examples/PowerPackForIBMzOSExtension ディレクトリにあります。ファイル名の
<version>
は、CA APM for IBM z/OS のバージョンを示します。以下の手順に従います。
- CA APM 担当者が場所を指定した後、z/OS コンピュータに適切な製品ファイル(CAWilyAPMExtensionForzOSv<version>ebcdic.tar)をダウンロードします。
- tar コマンドを使用して、インストーラ パッケージからファイルを抽出します。tar -xvof CAWilyAPMExtensionForzOSv<version>ebcdic.tarリリース パッケージを抽出することにより、zOSExtension という名前の最上位ディレクトリを作成します。
- CA APM for IBM z/OS をインストール用に配置する、z/OS メインフレームのディレクトリを選択します。
- インストールの概要を確認します。
ディレクトリおよびファイルの構造
システム管理者は、CA APM for IBM z/OS のディレクトリの場所を選択します。以下のファイルは、CA APM for IBM z/OS TAR ファイルを展開した後に z/OS 拡張機能ディレクトリに含まれています。
CA APM for IBM z/OS ファイル | 説明 |
< Agent_Home >/examples/PowerPackForIBMzOSExtension/ext/libsysinfo32.so | パフォーマンス データの抽出に使用された 32 ビット z/OS バージョンのネイティブ共有ライブラリ |
< Agent_Home >/examples/PowerPackForIBMzOSExtension/ext/libsysinfo64.so | パフォーマンス データの抽出に使用された 64 ビット z/OS バージョンのネイティブ共有ライブラリ |
< Agent_Home >/examples/PowerPackForIBMzOSExtension/ext/zOSExtension.jar | トレーサ機能およびサービス機能を介してレポートを実装する Java クラス ファイル |
< EM_Home >/examples/config/modules/zOSExtensionManagementModule.jar | コンポーネント メトリックのデフォルトの管理モジュール |
< Agent_Home> /core/config/zos-typical.pbl< Agent_Home> /core/config/zos-full.pbl< Agent_Home> /core/config/zos-toggles-typical.pbd< Agent_Home> /core/config/zos-toggles-full.pbd< Agent_Home> /core/config/zos-required.pbd< Agent_Home> /core/config/zos-j2ee.pbd< Agent_Home> /core/config/zos-java2.pbd< Agent_Home> /core/config/zos-ctg.pbd< Agent_Home> /core/config/zos-mq.pbd< Agent_Home> /core/config/zos-webservices8x.pbd< Agent_Home> /core/config/zos-webservices9x.pbd< Agent_Home> /core/config/zos-sqlagent.pbd | CA APM for IBM z/OS のディレクティブ ファイル |
< EM_Home >/examples/PowerPackforIBMzOSExtension/ext/xmltv/zosext.typeviewers.xml | タブ ビューを有効にするファイル。 |
CA APM for IBM z/OS には、Introscope の一部として含まれている複数の拡張機能およびその他の機能のサポートが含まれています。Introscope は、個別の PBD を使用して、各拡張機能または他の機能領域の CPU 時間をサポートします。PBD を有効にして、その拡張機能または機能領域に関連付けられているメトリックを表示します。以下の表には、対応する項目をサポートするために Introscope が使用する各 PBD が一覧表示されています。
拡張機能または機能領域 | 関連付けられている PBD |
WebSphereMQ | zos-mq.pbd |
WebServices (Introscope 8.x) | zos-webservices8x.pbd |
WebServices (Introscope 9.x) | zos-webservices9x.pbd |
CICS Transaction Gateway (CTG) | zos-ctg.pbd |
SQL エージェント | zos-sqlagent.pbd |
CA APM for IBM z/OS 内の PBD は、ターゲット拡張機能用の関連する PBD の内容によって異なります。Introscope エージェント ディレクトリ(
<Agent_Home>
)
にターゲット拡張機能をインストールし、エージェント ディレクティブ ファイルに PBD を含めます。この要件は、Web サービス および SQL エージェントにも適用されます。これらのコンポーネントは、CA APM for IBM z/OS に含まれているものの、自動的には有効になりません。
ターゲット拡張機能 PBD が含まれない場合は、参照が見つからないために ProbeBuilder が失敗します。エージェントは、一方の拡張機能に対してメトリックを提供できません。
デフォルトでは、ターゲット拡張機能の新しい CPU 時間トレーサは、zos-full.pbl ファイルおよび zos-typical.pbl ファイルではオフになっています。CPU 時間トレーサをオンにするには、これらの PBL ファイル内で関連付けられているエントリのコメント化を解除します。
CA APM for IBM z/OS をデプロイする方法
CA Introscope が操作可能になり、インストール前の要件を満たしていれば、CA APM for IBM z/OS をインストールします。CA APM for IBM z/OS は、インストールが完了したらすぐに操作可能です。インストールが正常に完了すると、パフォーマンス データが Introscope Investigator ツリーにただちに表示されます。
CA APM for IBM z/OS ユーザに対しては、CA APM for IBM z/OS は、機能の損失なくコンポーネント エージェントをアップグレードします。新しい個別のディレクトリにインストールされます。次に、CA APM for IBM z/OS を使用する関連製品をリダイレクトして、代わりに CA APM for IBM z/OS を使用します。
お使いの環境の有効なしきい値に対して、ベースライン インジケータを指定できます。CA APM for IBM z/OS をカスタマイズする前の期間に、デフォルトのメトリックのセットを実行します。
CA APM for IBM z/OS のインストール手順は、Introscope がすでにインストールされ、操作可能であることを想定しています。
以下の手順に従います。
CA APM for IBM z/OS のインストール
CA APM for IBM z/OS をインストールする前に、Introscope エージェントをインストールします。詳細については、「」のセクションを参照してください。
CA APM for IBM z/OS は、Java ApI のデフォルト セットについてレポートします。デフォルトの Java API の設定でのみレポートする場合は、更なる設定を実行する必要はありません。
以下の手順に従います。
- Enterprise Manager インストールから、以下のファイルをコピーします。
- <EM_Home>\examples\PowerPackForIBMzOSExtension\config\modules\MM.jar
- <EM_Home>\examples\PowerPackForIBMzOSExtension\xmltv\*.xml
たとえば、<EM_Home>\examples\PowerPackForIBMzOSExtension\config\modules\MM.jar を <EM_Home>\config\modules ディレクトリに移動します。 - エージェント インストールから各ディレクトリに、以下のファイルをコピーします。
- <Agent_Home>\examples\ext\zOSExtension.jar
- <Agent_Home>\examples\ext\libsysinfo32.so
- <Agent_Home>\examples\ext\libsysinfo64.so
ファイルにグローバルな読み取り権限および実行権限があることを確認します。注:32 ビット モードまたは 64 ビット モードで実行している場合、Introscope は正しい libsysinfoXX.so ファイルを使用します。core/ext ディレクトリに 32 ビットと 64 ビットのファイルを両方コピーできます。拡張機能は適切なファイルを選択し、実行します。 - IntroscopeAgent.profile ファイルを編集して、ディレクティブ プロパティに必要な .PBD ファイルを含めます。
- 適切な z/OS 切り替えファイルにある、以下のプロパティのステータスを確認します。
- HttpAppServerAutoProbeServletTracing
- ZosHttpAppServerAutoProbeServletTracing
推奨された JVM AutoProbe を使用している場合、プロパティは両方とも以下のように無効になります。#TurnOn: HttpAppServerAutoProbeServletTracing #TurnOn: ZosHttpAppServerAutoProbeServletTracingアプリケーション サーバ AutoProbe を使用している場合、プロパティの設定は以下のようになります。#TurnOn: HttpAppServerAutoProbeServletTracing TurnOn: ZosHttpAppServerAutoProbeServletTracing
CA APM for IBM z/OS と IBM WebSphere for z/OS の統合
WebSphere で実行される EJB、サーブレット、およびその他のコンポーネントを監視することができます。CA APM for IBM z/OS と WebSphere for z/OS の統合
以下の手順に従います。
- 以前に指定されたように、CA APM for IBM z/OS .JAR ファイルを<Agent_Home>ディレクトリにコピーします。
- WebSphere 管理コンソールを使用して、WebSphere の標準クラスパスを更新します。CA APM for IBM z/OS クラスへのパスを<Agent_Home>ディレクトリに指定します。
- zOSExtension.jar ファイルおよび libsysinfoXX.so ファイル(ここでのXXは OS に応じて 32 または 64)を<Agent_Home>/core/ext ディレクトリに配置します。
- WebSphere VM の[Custom Properties]設定画面で、com.wily.introscope.default.encodingプロパティをCp1047の値で定義します。この設定では、すべてのログ情報が正しくフォーマットされます。
PBD ファイル設定でのメトリックの切り替え
CA APM for IBM z/OS では、WebSphere for z/OS で実行される任意のサーブレット、JSP、または EJB の詳細な CPU 時間情報を取得できます。
PBD ファイルで設定を適用することにより、メトリックのセットが自動的にオンまたはオフになります。メトリックの完全なセット、または標準メトリックのサブセットを切り替えます。メトリックのセットを切り替えると、個別のメトリックの切り替えに要する時間を節約できます。
以下の手順では、両方のタイプの PBD ファイルをセットアップする方法について説明します。JVM AutoProbe またはアプリケーション サーバ AutoProbe を使用するための適切な手順を選択します。
注:
JVM AutoProbe をインスツルメンテーションの方法に使用することを強くお勧めします。-javaagent または -Xbootclasspath を使用して、JVM AutoProbe インスツルメンテーション用の PBD ファイル設定を適用する方法
- IntroscopeAgent.profile ファイル(<Agent_Home>\core\config ディレクトリに存在)で、以下のいずれかの .PBL ファイルを含めるようにintroscope.autoprobe.directivesFileプロパティを編集します。
- zos-full.pbl
introscope.autoprobe.directivesFileプロパティに追加します。- zos-typical.pbl
introscope.autoprobe.directivesFileプロパティに追加します。ディレクティブには、以下のいずれかのエントリがすでに存在していることが理想的です。- websphere-full.pbl
- websphere-typical.pbl
- toggles-full.pbd ファイルまたは toggles-typical.pbd ファイルに、以下のエントリがあることを確認します。TurnOn: HTTPServletTracing #TurnOn: HTTPAppServerAutoProbeServletTracing
- zos-toggles-full.pbd ファイルまたは zos-toggles-typical.pbd ファイルに、以下のエントリがあることを確認します。#TurnOn: ZosHTTPAppServerAutoProbeServletTracing TurnOn: ZosHTTPServletTracing
- (オプション)カスタマイズした PBD ファイルを作成し、より多くのカスタマ定義のクラスまたはプロセスを追加します。CA APM for IBM Z/OS はそれらのクラスおよびプロセスの CPU 使用時間を監視します。概要については、「追加のクラスまたはプロセスの監視」を参照してください。PBD 変更の詳細については、「」 および「」を参照してください。
- 動的インスツルメンテーションが有効でない場合は、すべての管理対象アプリケーションを再起動します。
アプリケーション サーバ AutoProbe インスツルメンテーションの PBD ファイル設定を適用する方法(プラグイン メソッド)
- IntroscopeAgent.profile ファイル(<Agent_Home>\core\config ディレクトリに存在)で、以下のいずれかの .PBL ファイルを含めるようにintroscope.autoprobe.directivesFileプロパティを編集します。
- zos-full.pbl
introscope.autoprobe.directivesFileプロパティに追加します。- zos-typical.pbl
introscope.autoprobe.directivesFileプロパティに追加します。ディレクティブには、以下の 2 つのエントリのいずれかがすでに存在していることが理想的です。- websphere-full.pbl
- websphere-typical.pbl
- toggles-full.pbd ファイルまたは toggles-typical.pbd ファイルに、以下のエントリがあることを確認します。TurnOn: HTTPServletTracing #TurnOn: HTTPAppServerAutoProbeServletTracing
- zos-toggles-full.pbd ファイルまたは zos-toggles-typical.pbd ファイルに、以下のエントリがあることを確認します。TurnOn: ZosHTTPAppServerAutoProbeServletTracing #TurnOn: ZosHTTPServletTracing重要:
フラグは、HTTPAppServerAutoProbeServletTracing
と競合します。ZosHTTPAppServerAutoProbeServletTracing.
フラグを CA APM for IBM z/OS を使用するときにコメント アウトして無効にしてください。HTTPAppServerAutoProbeServletTracing - (オプション)カスタマイズした PBD ファイルを作成し、より多くのカスタマ定義のクラスまたはプロセスを追加します。PBD 変更の詳細については、「」 および「」を参照してください。
- すべての管理対象アプリケーションを再起動して、新しい変更を反映します。動的インスツルメンテーションが有効な場合、再起動は必要ありません。
CA APM for IBM z/OS 管理モジュールおよびタブ ビューのインストール
CA APM for IBM z/OS 管理モジュールとタブ ビューを、Enterprise Manager のホスト コンピュータにインストールします。
以下の手順に従います。
- zOSExtensionManagementModule.jar を<EM_Home>/config/modules ディレクトリにコピーします。
- PowerPackForIBMzOSExtension.<version>.typeviewers.xml を<EM_Home>/ext/xmltv ディレクトリにコピーします。
- Enterprise Manager を再起動し、新しい管理モジュールおよびタブ ビューをロードします。
インストールの確認
CA APM for IBM z/OS が適切にインストールおよび設定されていることを確認するには、以下の項目を確認することが必要です。
- CA APM for IBM z/OS は適切に設定され、操作可能です。
- Introscope には、System Overview サービス メトリックが表示されます。
CA APM for IBM z/OS の確認
Introscope Investigator ツリーにレポートされるメトリックを表示して、CA APM for IBM z/OS が適切にインストールされたことを確認します。または、z/OS Java ダッシュボード(Java サーブレット、Java エンティティ Bean、Java セッション Bean、または JSP)で正常にインストールされたことを確認します。
メトリックがレポートされない場合は、以下の項目を確認します。
- すべてのコンポーネントは操作可能です(Enterprise Manager、Introscope Workstation、および Introscope 対応アプリケーションはすべて実行されています)。
- すべてのインストール手順を正しく完了しました。
System Overview サービス メトリックの確認
CA APM for IBM z/OS が、Introscope ® Investigator ツリーでシステム全体のメトリックをレポートしていることを確認します。メトリックがレポートされていない場合は、
PowerPackForIBMzOSExtension.componentagent.overview.disable=false
が Introscope エージェント プロファイルで設定されていることを確認します。CA APM for IBM z/OS のアンインストール
CA APM for IBM z/OS を削除するには、ディレクトリを削除する権限を持つシステム管理者である必要があります。CA APM for IBM z/OS をアンインストールし、zOSExtension ディレクトリを削除します。
以下の手順に従います。
- System Overview サービスがアクティブな場合は、Introscope エージェント プロファイルから、PowerPackForIBMzOSExtension.componentagent.overview.disable エントリを削除します。
- 管理対象アプリケーションをシャットダウンします。
- 初期インストールで使用されたインストール ツールに基づいて、適切なファイルを削除します。
- AutoProbe インストールの場合: zos-typical.pbl ファイルまたは zos-full.pbl ファイル、およびカスタム PBD ファイル(Introscope インストールの Introscope エージェント プロファイルでintroscope.autoprobe.directivesFileプロパティから作成されている場合)
- コマンド ライン ProbeBuilder インストールの場合: アプリケーションのクラスパスの Introscope 対応 .JAR ファイル
- アプリケーション サーバ(WebSphere)の<Agent_Home>/core/ext ディレクトリから、zOSExtension.jar ファイルを削除します。
- 管理対象アプリケーションを再起動します。
- Workstation を使用して、zOSExtensionManagementModule.jar ファイルを削除します。
- zOSExtension ディレクトリを削除します。
- Enterprise Manager を再起動します。