CA APM を Multi-Port Monitor に接続する

内容
apmdevops102jp
内容
3
CA APM を Multi-Port Monitor に接続すると、監視対象のアプリケーションに関連するネットワーク パフォーマンス情報の概要を表示できます。表示している障害について、ネットワーク データが Multi-Port Monitor データベースから CEM コンソールにインポートされ、APM データベースに保存されます。このデータは TIM によって生成された障害と共に CEM の[障害詳細]ページに表示されます。障害およびネットワークの情報を使用して、潜在的なパフォーマンス問題を識別し、Multi-Port Monitor に直接移動できます。
障害が生成されてから、ネットワーク データが CEM の[障害詳細]ページに表示されるまでには、短い遅延(約 4 ~ 5 分)が発生することがあります。たとえば、障害が 2 分前に生成され、ネットワーク稼働状況情報が CEM の[障害詳細]ページに表示されない場合は、数分待ってから、ビューをリフレッシュします。この遅延は、ネットワーク データを Multi-Port Monitor メトリック データベースにロードする処理が定期的に行われることによって発生します。
前提条件
開始する前に、以下のものがインストールおよび設定されていることを確認します。
  • Multi-Port Monitor
  • APM データベース
  • Enterprise Manager
  • CA APM Workstation (オプション)
  • CA APM WebView
  • 以下のエージェントの
    どちらか
    • CA APM .NET エージェント
    • CA APM Java エージェント
Multi-Port Monitor 上の TIM
TIM を使用すると、システム管理者は、Multi-Port Monitor アプライアンスを統合アプライアンスとして機能するように構成できます。統合アプライアンスでは、TCP および HTTP のデータを収集し、これらのパケットを TIM および CA Application Delivery Analysis へ渡すことができます(使用している環境にこの製品がある場合)。Multi-Port Monitor 統合アプライアンスは、エンド ユーザによるアプリケーション使用状況に関連するアプリケーションおよびインフラストラクチャのパフォーマンス メトリックについての可視性を提供します。
重要: Multi-Port Monitor(TIM がインストールされていない)では、ネットワーク上の異なるポイントから、Multi-Port Monitor 上のそれぞれ独自の論理ポートにスパンすることができます。統合アプライアンスでは、1 つの論理ポートを TIM に対して選択し、WAN からの Web トラフィックをスパンする必要があります。このトラフィックは、ADA と同様に TIM のために処理されます。ほかのスパンのために、理想的にはサーバに最も近いアクセス層スイッチからのほかの論理ポートを使用します。TIM 以外の論理ポートは、ADA のみのために処理されます。
以下の表は、Multi-Port Monitor にインストールされた TIM とスタンドアロンの TIM の違いを示します。
Multi-Port Monitor 上の TIM
スタンドアロン TIM
64 ビットの CentOS Linux で実行
サポートされるオペレーティング システムの詳細については、「サポートと互換性
」を参照してください。
TIM のインストール前提条件については、「トランザクションを監視する TIM ソフトウェアのインストールおよび設定」を参照してください。
スループットを向上させるためにマルチプロセス モードで実行
シングルプロセス モードで実行
Multi-Port Monitor キャプチャ層によって書き込まれたファイルからパケットを読み取り
NIC からパケットを直接読み取り
時間はパケットのタイムスタンプから取得。パケットが Multi-Port Monitor に入ると、Napatech カードで(Napatech クロックを使用して)パケットにタイムスタンプを付けられます。
時間はシステム時間(ホストの時計)から取得
Multi-Port Monitor には専用の Napatech カードがあるため、Napatech カードまたはネットワーク カードは必要ありません。
ネットワーク カードが必要。
以下のデフォルト ログオン クレデンシャルを使用
ユーザ名: nqadmin
パスワード: nq
以下のデフォルト ログオン クレデンシャルを使用
ユーザー名: cemadmin
パスワード: quality
 
スタンドアロン TIM オプション
既存のスタンドアロン TIM に対しては、以下のオプションが利用できます。
  1. スタンドアロン TIM を保持し、バージョン 9.6 以上にアップグレードします。特定のネットワーク トラフィックを監視し、TIM 間トラフィックの負荷を分散するように、各 TIM (Multi-Port Monitor の新しい TIM を含む)を再設定します。
    注:
    スタンドアロン TIM は、ほとんどの場合において ADA と統合できません。スタンドアロン TIM および Multi-Port Monitor 上の TIM の両方によって収集されたデータから、CEM コンソールに表示される障害が生成されます。ただし、Multi-Port Monitor 上の TIM によって生成された障害からのセッション分析データのみにリンクできます。Multi-Port Monitor で、統合を有効にする CA APM と ADA の両方用の SPAN データを処理する必要があります。
  2. スタンドアロン TIM を削除して、それらの TIM の SPAN を Multi-Port Monitor の新しい TIM に移動します。詳細については、「
    CA Multi-Port Monitor ユーザ ガイド
    」を参照してください。
Multi-Port Monitor への TIM の新規またはアップグレード インストール
TIM を Multi-Port Monitor にインストールし、TCP と HTTP のデータ収集を有効にします。
注:
ソフトウェアをアップグレードする場合は、現在のインストール済み環境のすべてのデータをバックアップします。TIM のインストール プロセスでは、既存の TIM のインストール ディレクトリが削除されます。インストール後に、データがリストアされます。
インストールを開始する前に、以下のタスクを実行します。
  • Multi-port Monitor が設定されていて、ネットワークに接続されていることを確認します。
  • APM Transaction Impact Monitor TIM r10.2 MTP CentOS パッケージをダウンロードします。
  • TIM 圧縮 GENxxxxxxxx.tar ファイルを指定ディレクトリに抽出します。
  • 圧縮 GENxxxxxxxx.tar ファイルから、Multi-port Monitor の以下のイメージを抽出します。
    • machine-settings
    • TIM-mtp-requistes
    • TIM-mtp-linux
注:
support の CA APM ソフトウェア ダウンロード領域から、これらのファイルにアクセスしてください。
Multi-Port Monitor への TIM のインストール
以下の手順に従います。
  1. 管理者クレデンシャルか、デフォルトを変更していない場合は以下のクレデンシャルを使用して、Multi-Port Monitor にログオンします。
    ユーザ名 = nqadmin
    パスワード = nq
  2. [System Setup]タブをクリックします。
  3. [Install Software]タブをクリックします。
    [Install Software]ページが表示されます。
  4. TIM を Multi-Port Monitor イメージにインストールします。
    1. [Browse]をクリックして、イメージ ファイルをダウンロードした場所に移動します。
    2. [Open]をクリックします。
    3. 最初のイメージ
      machine-settings-mtp
      を選択します。
    4. [Upload and Install]をクリックします。
    5. ライセンス使用条件の内容を確認してから同意します。
      続行するには、EULA に同意します。
    6. ソフトウェア インストール ログが表示されます。エラーが発生した場合には、
      CA Support
      にお問い合わせください。
      サードパーティ ソフトウェアがインストールされます。
    7. 以下のイメージがアップロードされ、インストールされるまで、手順 4 を繰り返します。
      TIM-mtp-requistes-Linux
      および
      TIM-mtp-Linux
  5. (オプション)[System Setup]タブをクリックしてインストールされたパッケージのリストを表示するか、[Administration]タブをクリックして Multi-Port Monitor 論理ポート上で TIM 監視を有効にします。
  6. Multi-Port Monitor を再起動します。
注:
ソフトウェアをアップグレードする場合は、TIM を停止し、TIM 設定のバックアップをリストアします。
ハードウェア フィルタの構成
CA APM から Multi-Port Monitor への統合には、TIM によって監視される Web トラフィックに完全なパケットがある必要があります。Multi-Port Monitor Web UI で「HTTP 全体パケット」のデフォルト フィルタを編集することにより、完全なパケット キャプチャを定義します。
事前定義済みフィルタおよびユーザ作成フィルタを作成、有効化、無効化、および変更できます。
以下の手順に従います。
  1. Web インターフェースで[Administration]-[Logical Ports]をクリックします。
    [Logical Ports]ページが表示されます。
  2. フィルタする論理ポートの[Edit Filters]列の[Filters]リンクをクリックします。
    [Logical Ports: Hardware Filters]ページが表示されます。
  3. フィルタを作成するには、[New]をクリックします。[Logical Ports: New Hardware Filter]ページが表示されます。
    1. 以下のフィールドに入力します。
      • Filter Enabled
        。名前が指定されている論理ポートにフィルタを適用します。選択した場合、nqcapd プロセスを再起動した後、フィルタが適用されます。
      • Filter Name
        。作成または編集するフィルタの名前。フィルタ名は、それが適用される論理ポート用の[Hardware Filters]ページに表示されます。
      • Filter Priority
        。優先度は、フィルタ条件が重複する場合に優先するフィルタを決定します。2 つ以上の重複するフィルタの優先度が同じ場合、その優先順位は未定義になります。値は 0(最高の優先度)から 62(最低の優先度)の範囲です。デフォルトの優先度は 10 です。
        フィルタ優先度設定はパケット スライシングと一緒に使用できます。たとえば、各 HTTP パケットのより多くのバイトを保持したいとします。スライシングを「TCP ヘッダ + 50 バイト」に設定し、優先度を 1 に設定して、TCP および ポート 80 のフィルタを指定します。その後、スライシングを「TCP ヘッダ + 1 バイト」に設定し、優先度を 10 に設定して、TCP の別のフィルタを指定します。このシナリオでは、ほかの TCP トラフィックよりも HTTP トラフィックに対してより多くのペイロード バイトが保持されます。
      • Packet Slicing Mode
        。各パケットの選択した部分のみをキャプチャするためのオプション。ハードウェア フィルタでは、TCP/IP 以外のプロトコルのパケットをキャプチャできます。ただし、Multi-Port Monitor は TCP トラフィックのみのパフォーマンス メトリックを収集します。ボリューム メトリックはすべてのトラフィック タイプに対して収集されます。
        Capture full packet
        : フィルタを通過する各パケットからすべての情報がキャプチャされます。
        Capture fixed size
        : すべてのパケットから数バイトがキャプチャされます。[Packet Slicing Size]フィールドで、キャプチャするバイト数を指定します。
        Capture headers plus size
        : すべてのレイヤ 2、レイヤ 3、およびレイヤ 4 ヘッダ、および[Packet Slicing Size]フィールドのペイロード バイトの固定数がキャプチャされます。レイヤ 2 ヘッダには Ether II、LLC、SNAP、Raw ヘッダ、および VLAN、ISL、MPLS タグが含まれます。レイヤ 3 ヘッダには IPv4 (IPv4 オプションを含む)、IPv6、および IPX ヘッダが含まれます。レイヤ 4 ヘッダには TCP、UDP、および ICMP ヘッダが含まれます。
      • Include only Protocols
        。 キャプチャして処理するプロトコルを制限します。選択したプロトコルのみが監視に含まれます。チェック ボックスがオンになっていない場合、すべてのプロトコルが含まれます。
        Transport Control Protocol (
        TCP
        )は、CA Application Delivery Analysis が監視するメイン プロトコルです。
        User Datagram Protocol (
        UDP
        )は、リアルタイムまたはストリーミング アプリケーションが送信するデータの転送に使用されます。
        Internet Control Message Protocol (
        ICMP
        )は、サーバ間のエラー メッセージングおよび CA Application Delivery Analysis traceroute 調査に使用されます。キャプチャして処理するプロトコルを制限します。選択したプロトコルのみが監視に含まれます。チェック ボックスがオンになっていない場合、すべてのプロトコルが含まれます。
      • VLANs
        。監視するまたは監視から除外する仮想ローカル エリア ネットワーク(VLAN)の識別子。トラフィックが指定された論理ポートを通過する VLAN の識別子をリストします。複数の VLAN はカンマを使用し、スペースなしで区切ります。リストした VLAN からのトラフィックを破棄するには、[Exclude]を選択します。
      • Subnets
        。監視するまたは監視から除外するサブネット。有効な IPv4 アドレスおよびサブネット マスク、または有効な IPv6 アドレスおよびプレフィックス ビットを指定します。リストで IPv4 と IPv6 のアドレスを組み合わせないでください。リストしたサブネットからのトラフィックを破棄するには、[Exclude]を選択します。
        IPv4 アドレスには x.x.x.x/
        n
        の形式を使用します。x.x.x.x はドット付き表記の IPv4 サブネット アドレスで、
        n
        はマスクに使用するビットの数です。
        IPv6 アドレスには x:x:x:x:x/
        n
        の形式を使用します。x:x:x:x:x はコロン区切りの IPv6 サブネット アドレスで、
        n
        はプレフィックス ビットの数です。標準の IPv6 アドレスの短縮形を使用できます。たとえば、2001:ba0:1a0::/48 などです。
        ヒント:
        IPv4
        および
        IPv6 のサブネットをフィルタするには、IPv4 サブネット用にハードウェア フィルタを 1 つ作成し、IPv6 サブネット用に別のハードウェア フィルタを作成します。
      • IP Addresses
        。監視するまたは監視から除外する個別のホストの IPv4 または IPv6 のアドレス、またはアドレスの範囲。複数のアドレスはカンマを使用し、スペースなしで区切ります。範囲は、ハイフンを使用し、スペースなしで区切ります。リストで単一のアドレスと範囲を組み合わせないでください。アドレスの同じリストまたは範囲で IPv4 と IPv6 のアドレスを組み合わせないでください。リストしたアドレスからのトラフィックを破棄するには、[Exclude]を選択します。
        IPv4 アドレスにはドット付き表記を使用します。たとえば、10.9.7.7、または 10.9.8.5-10.9.8.7 などです。
        コロン区切りの IPv6 アドレスを使用します。標準の IPv6 アドレスの短縮形を使用できます。たとえば、2001:f0d0:1002:51::4 などです。
        ヒント:
        IPv4
        および
        IPv6 のアドレスをフィルタするには、IPv4 アドレス用にハードウェア フィルタを 1 つ作成し、IPv6 アドレス用に別のハードウェア フィルタを作成します。
    2. オプション
      )[Advanced]をクリックし、正規表現を使用してより詳細なフィルタを作成します。
    3. [保存]をクリックします。新しいフィルタが[Logical Ports: Hardware Filters]ページに表示されます。
  4. フィルタを変更または有効にするには、[Edit]をクリックします。[Logical Ports: Edit Hardware Filter]ページが表示されます。
    1. 手順 3a の説明に従ってフィールドに入力します。
    2. オプション
      )[Show Details]をクリックして、正規表現として選択内容を表示します。
    3. [保存]をクリックします。フィルタが[Logical Ports: Hardware Filters]ページに表示されます。
  5. フィルタを有効にした場合は、nqcapd プロセスを再起動します。
論理ポートでの TIM 監視の構成
TIM は、1 つの論理ポートからのミラー ポートを監視します。複数の物理ポートを 1 つの論理ポートにマップするには、WAN からの Web トラフィックを論理ポートにミラーリングします。このトラフィックは TIM および CA Application Delivery Analysis のために処理されます(環境にこの製品がある場合)。ほかのポート ミラーリングのために、理想的にはサーバに最も近いアクセス層スイッチからのほかの論理ポートを使用します。Multi-Port Monitor 上の TIM 以外の論理ポートは、CA Application Delivery Analysis に対してのみ処理されます。
以下の手順に従います。
  1. ブラウザ ウィンドウを開き、Multi-Port Monitor の Web インターフェースにログインします。
    Multi-Port Monitor の Web インターフェースが表示されます。
  2. [Administration]タブをクリックします。
    [Logical Ports]ページが表示されます。利用可能なポートのデフォルト設定が表示されます。
    1. [Edit Filters]列の[Filters]リンクをクリックして、ポートに適用します。
    2. 以下の情報を入力します。
      • 名前
        TIM が監視する論理ポートの名前を指定します。
        名前は、監視しているトラフィックのソースを識別するのに役立ちます。たとえば、監視しているスイッチの名前または場所を使用します。
      • Enabled
        監視用のポートを有効にします。
        [Enabled]チェック ボックスがオンになっていることを確認します。
      • Save Packets to Disk
        (オプション)キャプチャされたデータ パケットを Multi-Port Monitor ハード ディスク ドライブに保存します。このオプションを有効にすると、データは[Analysis]ページで PCAP にエクスポートできるようになります。デフォルトでは、Multi-Port Monitor は 6 時間、パケットを保持します。
      • TIM Monitor
        構成している論理ポートに関連付けます。
        構成している論理ポートに関連付けられているチェック ボックスをオンにします。
      • Physical Ports
        1 つ以上の利用可能な物理ポートを論理ポートに割り当てます。
        利用可能なポートは、CA Technologies から購入したキャプチャ カード構成によって異なります。
        論理ポートの番号は、0 から始まります。キャプチャ層が、物理ポートから論理ポートへのマッピングを実行します。マッピング処理は、TIM に対して透過的に行われます。
  3. [保存]をクリックします。
  4. nqcapd プロセスを再起動します。
    [Multi-Port Monitor プロセス]ページでこのタスクを実行します。
  5. (オプション)[System Status]ページで[Capture Card Logical Port Status]テーブルを表示して、論理ポートのステータスを確認します。
    ポートに関連付けられたハードウェア フィルタ内の構文エラーなど論理ポートの開始に関する問題がある場合は、[Status]列にエラー ステータスが表示されます。
マルチプロセス モードでの TIM
TIM を Multi-Port Monitor にインストールすると、TIM により、複数の CPU を使用して複数のプロセス間にトラフィックを負荷分散させることができます。マルチプロセス モードで実行すると、TIM のスループットが著しく増加します。正確なスループット値は、監視するトラフィックやトランザクションの定義方法など多くの要因によって異なります。
マルチプロセス モードでは、TIM は、ワーカ プロセスと呼ばれる複数のプロセス間にネットワーク トラフィックを分散します。マルチプロセス モードの TIM を効率的に動作させるには、以下の手順に従います。
  • 監視対象トラフィックをワーカ プロセス間でできるだけ均等に分配します。
  • 同じワーカ プロセスが同じビジネス トランザクション インスタンスに属するすべてのパケットを監視することを確認します。
異なるネットワーク構成では、これらのガイドラインは別の手段によって達成できます。CA Technologies では、ワーカ間のトラフィックを分配するために、いくつかの柔軟な方法を用意しています。以下のオプションがあります。
  • クライアント IP アドレス
    ネットワーク トラフィックは、クライアント IP アドレスに基づいてワーカ プロセスに割り当てられます。これがデフォルトであり、CA Technologies が推奨するオプションです。お使いのネットワーク環境でこのオプションが有用でない場合は、ほかのオプションを考慮します。たとえば、TIM がプロキシ サーバの後ろに配置されている場合など、すべてのトラフィックが同じクライアント IP アドレスから送信されているように見える場合などは、その他の設定オプションを検討します。この例のデフォルト設定は shared=client です。このネットワーク環境では、クライアント IP アドレスを使用して TIM 上で負荷分散することはできません。このため、サーバ IP アドレス オプションを使用することを考慮します。
  • サーバ IP アドレス
    ネットワーク トラフィックは、サーバ IP アドレスに基づいてワーカ プロセスに割り当てられます(shared=server など)。このオプションでは、1 つのサーバが 1 つのビジネス トランザクションのすべてのトランザクションを処理する必要があります。
  • 混在
    トラフィックは、クライアントとサーバの IP アドレスの組み合わせに基づいてワーカ プロセスに割り当てることができます。サーバ ルールとクライアント ルールの間に不一致がある場合は、サーバ ルールが優先されます。
ロード バランサ構成ファイルを使用して、TIM がクライアントまたはサーバをどのように負荷分散するかを定義します。
注:
スタンドアロンの TIM はシングルプロセス モードで実行されます。
例: マルチプロセス モードで実行するための設定オプション
以下の例では、TIM をマルチプロセス モードでセット アップするための設定オプションを示します。設定の変更は、/opt/CA/APM/tim/config/ 内にあるバランサ構成ファイル(balancer.cnf)で行います。設定の変更を有効にするには、TIM を再起動します。
例 1
138.42.123.*/24 サブネットに属する、HTTP トランザクションが発生するクライアントの場合、次の設定を使って、このサブネットにワーカ プロセス 0 を割り当てます: client=138.42.123.*/24 worker=0。
例 2
138.42 サブネット内にサーバがある場合は、次の設定を使って、このサブネットにワーカ プロセス 0 を割り当てます: server=138.42.0.0/16 worker=0。
TIM のマルチプロセス モードの設定
TIM をマルチプロセス モードに設定すると、TIM は複数プロセス間のトラフィックの負荷を複数の CPU 間で分散させることができます。この設定には、2 段階の処理があります。
ロード バランサ構成ファイルの編集
ロード バランサ構成ファイルを編集して、TIM がクライアントまたはサーバをどのように負荷分散するかを定義します。ロード バランサ構成ファイルはプレーン テキスト ファイルのため、変更を加える場合はテキスト エディタを使用する必要があります。
以下の手順に従います。
  1. 接続されているキーボードとモニタを使用して、統合アプライアンス(TIM を実行する Multi-Port Monitor)に直接ログインします。また、Windows 上で実行される PuTTY などのセキュア シェル(SSH)クライアントを使用して、リモート システムからログインすることもできます。
    1. 接続されているキーボードとモニタを使用している場合は、最初の画面で Alt+F2 を押します。
      Linux ログイン画面が表示されます。
    2. 以下のクレデンシャルでログインします。
      • ユーザ名: netqos
      • パスワード: Multi-Port Monitor ソフトウェアのインストール時に作成したパスワードを使用します。
      「netqos」のユーザ名とパスワードは、スーパーユーザ アクセスを提供します。
      Linux コマンド ライン インターフェースが開きます。
  2. テキスト エディタを使用して balancer.cnf ファイルを開きます。
    ファイルの場所は、/opt/CA/APM/tim/config/balancer.cnf です。
    ワープロなどのような、書式情報を付加するプログラムを使用
    しない
    でください。
  3. コマンドの先頭に「sudo」を付加して、ファイルの編集を行います。設定ファイルは、スーパーユーザ アクセスおよび「sudo」を先頭に付加した場合にのみ編集できます。
    たとえば、vi エディタを使用している場合は、以下のコマンドを使用します。
    $ sudo vi /opt/CA/APM/tim/config/balancer.cnf
  4. ファイルを保存します。
  5. TIM を再起動します。
    編集を適用するために TIM を再起動する必要があります。
マルチプロセス モードの有効化/無効化
TIM 設定ウィンドウから、マルチプロセス モードを有効/無効にします。このモードはデフォルトで有効になっています。
以下の手順に従います。
  1. Multi-Port Monitor UI にログオンし、[System Setup]を選択します。
  2. Tim x.x.x.x build xx を選択します。
    TIM 設定ページが表示されます。
  3. [Configure TIM Settings]を選択します。
    [TIM Settings]ページが表示されます。
  4. [Parallel/UseWorkers]を選択します。
  5. [New Value]フィールドを必要に応じて変更します。
    1 はマルチプロセス モードが有効であることを意味します。
    0 はマルチプロセス モードが無効であることを意味します。
  6. TIM を再起動します。
    この変更を有効にするには、TIM を再起動する必要があります。
TIM の Enterprise Manager への関連付け
このタスクは、Multi-Port Monitor 上の TIM とスタンドアロンの TIM の両方に関連します(該当する場合)。
TIM がトランザクションを監視できるように、TIM を有効にします。TIM 監視が無効であると Enterprise Manager にデータが送信されません。Enterprise Manager をクラスタ化している場合は、MOM Enterprise Manager から TIM を有効化します。
TIM を有効にする場合の例を以下に示します。
  • TIM を設定して Enterprise Manager に関連付ける場合
  • TIM または Enterprise Manager、あるいはその両方をアップグレードした後
  • 構成をインポートした後
以下の手順に従います。
  1. Web ブラウザを開き、Enterprise Manager をホストするサーバのアドレスを入力します。クラスタ化された環境を使用している場合は、MOM のアドレスを指定します。
    http://<IP_Address>:8081
    <IP_Address>
    は、MOM またはスタンドアロン Enterprise Manager の IP アドレスまたは DNS 名です。例:
    http://192.168.1.54:8081 http://cem.company.com:8081
    DNS 名を使用するには、DNS 管理者によって DNS 名が設定されている必要があります。
    注:
    デフォルトのポートは 8081 です。これは
    IntroscopeEnterpriseManager.properties
    ファイル内で
    introscope.enterprisemanager.webserver.port=8081
    のように定義されており、変更することができます。
  2. ユーザ名とパスワードを入力します。
    CEM コンソールが表示されます。
  3. [設定]-[監視]を選択します。
  4. TIM がリストに表示されない場合
    1. [新規]をクリックします。
    2. TIM の名前と IP アドレスを入力します。
    3. TIM が Multi-Port Monitor ポート上でリスンする場合は、[Multi-Port Monitor 有効]チェック ボックスをオンにします。
      このタスクは、Multi-Port Monitor を展開している場合にのみ適用されます。
    4. [保存]をクリックします。
  5. 必要な TIM ごとに、隣にあるチェック ボックスをオンにし、[有効化]をクリックします。
    これで、Enterprise Manager と TIM 間の通信が有効になります。追加のタブが、CA CEM コンソールに表示されます。
(オプション) Web サーバ フィルタの構成
このタスクはオプションです。ハードウェア フィルタを構成した後でも大量のネットワーク トラフィックが存在する場合は、このタスクを実行します。この場合、Web サーバ フィルタを構成することによって、TIM が監視するトラフィックを特定のサーバにさらに制限する必要があります。TIM が過負荷になると、記録が機能しない場合があります。
Multi-Port Monitor は、アプライアンス上で実行する TIM 用に構成された Web サーバ フィルタを使用して、TIM に転送するデータを定義します。
以下の手順に従います。
  1. CEM にログオンします。
  2. [設定]の[Web サーバ フィルタ]を選択します。
  3. [新規]をクリックします。
  4. TIM 監視の対象となるネットワークの箇所を説明する名前を入力します。たとえば、
    WebFarmCorp1
    となります。
  5. [監視]リストで、ネットワークのこの箇所を監視する TIM を選択します。
    各 TIM はデフォルトで IP アドレス範囲を監視します。特定の MAC アドレスで監視する場合は、手順 6 に進んでください。
    1. [開始 IP アドレス]フィールドに入力します。
      範囲内でアドレス値が最も低い Web サーバの IP アドレスを入力します。監視対象サーバが 1 台のみの場合は、特定の IP アドレスを入力します。
    2. [終了 IP アドレス]フィールドに入力します。
      範囲内でアドレス値が最も高い Web サーバの IP アドレスを入力します。監視対象サーバが 1 台のみの場合は、特定の IP アドレスを入力します。
    3. [ポート]フィールドに入力します。
      • TIM が特定のポートでのみトランザクションを監視する場合は、ポート番号を入力します。
      • TIM がすべてのポートですべてのトランザクションを監視する場合は、0 (デフォルト)を入力します。
    4. ほとんどの場合、TIM は、サーバが重複しないように、ネットワーク内の特定のサーバを監視することをお勧めします。ただし、特殊な状況では、IP アドレスの重複を許可することもできます。
      1 つの IP アドレスまたは範囲に対して複数の監視を構成する場合は、[IP アドレスの重複を確認せずに保存]チェック ボックスをオンにします。
  6. IP アドレス範囲の代わりに特定の MAC アドレスを監視する場合:
    1. [アドレス タイプ]で[MAC アドレス]をクリックします。
    2. 監視するデバイスの MAC アドレスを入力します。例: 12:eb:a0:32:51:4c
  7. [保存]をクリックすると、TIM 監視が指定どおりに構成されます。
監視の同期
監視を同期して、現在のドメイン構成ファイルをすべての有効な TIM およびエージェントに送信します。
以下の手順に従います。
  1. CEM コンソールにログオンします。
  2. [設定]-[監視]を選択します。
  3. 必要な監視が無効になっている場合は、それらを有効にします
  4. [すべての監視を同期]をクリックします。
    有効な監視がすべて同期され、関連するアイコンが右上に表示されます。このタスクを実行することにより、更新されたトランザクション定義が、ネットワーク上のすべての有効な TIM に送信されます。TIM は、定義されているトランザクションの監視をただちに開始します。すべての監視を同期すると、CEM コンソールはトランザクションおよび追跡情報も Enterprise Manager に送信します。
接続の確認
表示している障害について、ネットワーク データが Multi-Port Monitor データベースから CEM コンソールにインポートされます。このデータは TIM によって生成された障害と共に CEM の[障害詳細]ページに表示されます。
CA APM の Multi-Port Monitor への接続を確認するには、CEM [障害の詳細]ページ上のネットワーク データを探します。
以下の手順に従います。
  1. CEM コンソールにログオンします。
  2. [CEM]-[インシデント管理]-[障害]を選択します。
  3. 以下のいずれかの操作を行います。
    1. リストから障害を選択します。
    2. 特定の障害を検索します。
  4. 選択した障害に関連付けられたネットワークの稼働状況メトリックを確認します。
    [CT 計測値]、[DTT]、[ENRTT]、[TCP 対話分析]などのネットワーク メトリックを使用できます。[TCP 対話分析]フィールドで、Multi-Port Monitor へのリンクを使用できます。
    これらのメトリックについては、「CEM コンソールから開始するアプリケーションおよびインフラストラクチャの問題の切り分け」シナリオを参照してください。