監視対象アプリケーションの要件
APM Team Center を優先するため、APM 10 では、アプリケーション問題切り分けマップはデフォルトで無効です。アプリケーション問題切り分けマップは利用できませんが、Workstation でマップを表示することができます。アプリケーション問題切り分けマップを有効にする場合、展開に配置するリソース要件を考慮します。
apmdevops104jp
APM Team Center を優先するため、APM 10 では、アプリケーション問題切り分けマップはデフォルトで無効です。アプリケーション問題切り分けマップは利用できませんが、Workstation でマップを表示することができます。アプリケーション問題切り分けマップを有効にする場合、展開に配置するリソース要件を考慮します。
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アプリケーション問題切り分けマップには、2 種類の計算機が含まれています。
- アプリケーションの論理的なトポロジに基づいてメトリックを集約するフロントエンド計算機。
- 論理的なトランザクションの境界に基づいてメトリックを集約するビジネス トランザクション コンポーネント(BTC)計算機。
これらの計算機が提供する情報のために、CA APM 9.0 より前のバージョンからアップグレードすると、計算機によって生成されるメトリックの負荷が高くなる場合があります。CA APM のデプロイに多くの .war ファイルおよび呼び出されるバックエンドがある場合は、この増加分が大きくなることがあります。
selectivemetricsloadestimator.xlsx スプレッドシートを使用すると、Enterprise Manager、コレクタ、または MOM が処理するアプリケーション問題切り分けマップのメトリックを、使用する環境に基づいて見積もることができます。
クラスタ化された環境をアップグレードする場合は、アプリケーション問題切り分けマップによって MOM メトリック サブスクリプションの数が著しく増加する場合があることに注意してください。アップグレードする前に MOM がキャパシティの限界に近かった場合は、アップグレード後に過負荷になることがあります。この場合は、以下のいずれかで対応できます。
- より多くのハードウェア リソースを MOM に提供します。
- アプリケーション問題切り分けマップ用のキャパシティを解放するために、Introscope ダッシュボードおよび計算機の使用を削減します。
アプリケーション問題切り分けマップのフロントエンド メトリック数の計算
フロントエンドの場所
は、エージェントが監視するアプリケーションのインストール先インスタンスです。監視対象のアプリケーションのフロントエンドの場所ごとに、2 つの計算機が作成されます。1 つは 5 つのフロントエンド メトリック用の計算機で、もう 1 つは呼び出されるすべてのバックエンド用の計算機です。この 2 つの計算機はそれぞれ 4 つのメトリックを生成します。これらの計算機が生成した各メトリックは、SmartStor 内で Enterprise Manager が追跡するメトリックの総数に含まれます。アプリケーション問題切り分けマップが生成するフロントエンド メトリックの数を概算する場合は、方程式または selectivemetricsloadestimator.xlsx スプレッドシートを使用します。
方程式変数を以下に示します。
B = 呼び出されたバックエンド数
D = アプリケーション問題切り分けマップのメトリック数
F = フロントエンドの場所数
以下の式を使用して、アプリケーション問題切り分けマップのフロントエンド メトリック数を見積もることができます。
D = [F * (B* 4)] + (F * 5)
以下に計算の例を示します。
- フロントエンドの場所数 = 150
- 呼び出されたバックエンド = 35
フロントエンド メトリック数 = [150 * (35 * 4)] + (150 * 5) = 21,000 + 750= 21,750
注:
これらの数字は単なる例であり、いかなる Introscope 環境に対しても推奨値として提供されるものではありません
。アプリケーション問題切り分けマップのビジネス トランザクション コンポーネント メトリック数の計算
ビジネス サービス別ノードの下に表示されるアプリケーション問題切り分けマップは、ビジネス トランザクション コンポーネントに基づきます。Investigator で各ビジネス トランザクション コンポーネントについて表示されるメトリックは、ビジネス サービス、ビジネス トランザクション、およびビジネス トランザクション コンポーネントがそれぞれ、どのように構成されているかによって異なります。ビジネス トランザクション コンポーネントはそれぞれ計算機とメトリックを必要とします。
注:
ビジネス トランザクションおよびビジネス トランザクション コンポーネントを設定する詳細については、「トランザクション定義」を参照してください。アプリケーション問題切り分けマップが生成するビジネス トランザクション コンポーネント メトリックの数を概算する場合は、方程式または selectivemetricsloadestimator.xlsxスプレッドシートを使用します。
方程式変数を以下に示します。
A = エージェント数
C= ビジネス トランザクション コンポーネント数
D = アプリケーション問題切り分けマップのビジネス トランザクション コンポーネント メトリックの数
以下の式を使用して、ビジネス トランザクション コンポーネント メトリック数を見積もることができます。
D = A * C * 5
以下に計算の例を示します。
- エージェント = 10
- ビジネス トランザクション コンポーネント数 = 200
ビジネス トランザクション コンポーネント メトリック数 = 10 * 200 * 5 = 10,000
注:
これらの数字は単なる例であり、いかなる Introscope 環境に対しても推奨値として提供されるものではありません
。チーム センターおよびアプリケーション問題切り分けマップ機能の設定
Introscope は、エージェントがアプリケーション問題切り分けマップ データを Enterprise Manager に送信する頻度および容量を、<
EM_Home
>/config/IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイル内の複数のプロパティを使用して制御します。アプリケーション問題切り分けマップおよびチーム センターのオン/オフの切り替え
デフォルトでは、チーム センターはアクティブであり、Enterprise Manager によって収集されたマップ データが表示されます。
設定を変更するには、
<EM_Home>
/config ディレクトリにある IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイルを開きます。EM のマップの無効化
オーバーヘッドを軽減させるために、introscope.apm.feature.enabled プロパティを使用して、EM のマップ機能を無効にすることができます。これは、チーム センター、WebView、および Workstation マップに影響を与えます。
EM のマップ機能をオフにするには、introscope.apm.feature.enabled プロパティを false に設定します。
introscope.apm.feature.enabled=false
EM のマップ機能をオンにする(デフォルトではオン)には、introscope.apm.feature.enabled プロパティを true に設定します。
introscope.apm.feature.enabled=true
Team Center の無効化
APM Team Center は、introscope.apmserver.feature.enabled プロパティを使用して無効にすることができます。
Team Center をオフにするには、introscope.apmserver.feature.enabled プロパティを false に設定します。
注:
APMSQL サーバはこのプロパティをサポートしていません。TEC1556382 を参照してください。introscope.apmserver.feature.enabled=false
Team Center をオンにする(デフォルトではオン)には、introscope.apmserver.feature.enabled プロパティを true に設定します。
introscope.apmserver.feature.enabled=true
アプリケーション問題切り分けマップの有効化
WebView のアプリケーション問題切り分けマップは、デフォルトでは無効になっています。アプリケーション問題切り分けマップは、introscope.webview.legacyAppMap.enabled プロパティを使用して有効にすることができます。
アプリケーション問題切り分けマップをオンにする(デフォルトではオフ)には、introscope.webview.legacyAppMap.enabled プロパティを true に設定します。
introscope.webview.legacyAppMap.enabled=true
アプリケーション問題切り分けマップをオフにするには、introscope.webview.legacyAppMap.enabled プロパティを false に設定します。
introscope.webview.legacyAppMap.enabled=false
IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイルを保存して閉じます。Enterprise Manager を再起動します。
エージェント問題切り分けアプリケーション データ マップのデータ フローおよびパフォーマンス
エージェントが送信した大量のアプリケーション マップ データで Enterprise Manager がフラッドすると、Enterprise Manager の CPU 使用率でスパイクが発生し、APM データベースで挿入/更新アクティビティが急増することがあります。
エージェントがアプリケーション問題切り分けマップ データを Enterprise Manager に送信する容量および頻度に影響する重要なプロパティは 2 つあります。
- introscope.agent.appmap.queue.periodEnterprise Manager にアプリケーション問題切り分けマップ データを送信するための頻度(ミリ秒)。
- introscope.agent.appmap.queue.sizeエージェントが 1 つの時期内に送信できるアプリケーション問題切り分けマップ データの量。
これらのプロパティを設定して、アプリケーション問題切り分けマップのデータ フローのさまざまな要因を制御することができます。
以下の手順に従います。
- <Agent_Home>/core/config ディレクトリの IntroscopeAgent.profile ファイルを開きます。
- introscope.agent.appmap.queue.period プロパティを設定します。1 つの期間のデフォルト値は 1000 ミリ秒(1 秒)です。大量のアプリケーション問題切り分けマップ データで Enterprise Manager がフラッドする場合は、この期間の値を大きくしてください。
- introscope.agent.appmap.queue.size プロパティを設定します。デフォルト値は 1000 です。Enterprise Manager へのオーバーヘッドの影響を軽減するには、このプロパティの値を小さくしてください。
必要なアプリケーション メトリックの見積もり
selectivemetricsloadestimator.xlsx ファイルの見積もり用スプレッドシートを使用して、デプロイに対するアプリケーション問題切り分けマップ メトリックの負荷を判断することができます。この見積用スプレッドシートは、CA サポート サイトからダウンロードできます。
重要:
このスプレッドシートで、デプロイ環境案または既存のデプロイ環境で生成されるメトリックを見積もることができます。考えられるすべてのタイプのメトリックが含まれるわけではありません
。この見積もり用スプレッドシートでは、エージェントおよびフロントエンドそれぞれに、フロントエンド アプリケーション数、単一の URL グループ内の URL 数、および呼び出されたバックエンド数の入力変数に関して、対称的な負荷がかかることを前提としています。1 つのエージェントのデータを提供した場合、見積もり用スプレッドシートは、デプロイ環境内の接続済みエージェント数を乗算することによって、エージェント全体のメトリック負荷の合計を推定します。見積もった値が複数のエージェント間でつりあいが取れていない場合、評価用スプレッドシートの複数の行に値を入力することができます。ユーザの状況、およびつりあいが取れていない入力要因に応じて、各行の入力データを変更します。次に、作成した行数に対する出力結果を追加します。
入力変数の使用
# Called backends (呼び出されたバックエンドの数)
各アプリケーションのフロントエンドが呼び出すバックエンドの数です。
入力値を決定するには、以下の手順に従います。
- 代表的なエージェントで、問題切り分けマップ ツリーで以下の場所を参照して、各アプリケーションのフロントエンド(app)名の下にある呼び出されたすべてのバックエンドを数えます。*SuperDomain*|Custom Metric Host (Virtual)|Custom Metric Process (Virtual)|Custom Business Application Agent (Virtual)|By Frontend|<App_Name>|Backend Calls
- すべてのアプリケーション全体で呼び出されたバックエンドをすべて合計します。たとえば、環境内に 35 個のデータベースがあり、そのすべてのデータベースが 2 つのフロントエンドによって呼び出される場合、数は 35 になります。
- 合計値をこのセルに入力します。
# Distinct Called Backends (重複しない呼び出されたバックエンドの数)
この変数には、重複しない監視対象バックエンドの数が入ります。
たとえば、環境内に 20 のデータベースと、2 つの監視対象アプリケーションがあり、各アプリケーションが 10 のデータベースを呼び出すとします。この状況で、呼び出されるバックエンドの数として 10 を入力し、重複しないバックエンドの数として 20 を入力します。
D を重複しないバックエンドの数とします。
C を呼び出されたバックエンドの数とします。
A をエージェントの数とします。
すると、以下の式が成立します。
C <= D <= A*C
# URLs per URL Group (URL グループごとの URL の数)
URL グループを使用するようにエージェントが設定されている場合、これは、各 URL グループ内の URL の数になります。
URL グループを使用して、パスのプレフィックスがユーザ定義の文字列で始まる一連の要求に対するブラウザの応答時間を監視できます。
# Frontends per Agent (エージェントごとのフロントエンドの数)
入力値を決定するには、以下の手順に従います。
- 問題切り分けマップ ツリーの以下の場所を参照して、代表的なエージェントの下のフロントエンド(アプリケーション)名の数を数えます。*SuperDomain*|<host>|<agent process>|<agent name>|Frontends|Apps
- アプリケーション名の数をこのセルに入力します。
# Business Transaction Components (ビジネス トランザクション コンポーネントの数)
入力値を決定するには、以下の手順に従います。
- メトリック ブラウザ ツリーの以下の場所を参照して、ApplicationTriageMap: TransactionComponentsReceived サポータビリティ メトリックの値を検索します。*SuperDomain*|Custom Metric Host (Virtual)|Custom Metric Process (Virtual)|Custom Metric Agent (Virtual) (<host>@<port>)|Enterprise Manager|ApplicationTriageMap:TransactionComponentsReceived<host> は TIM コレクション サービスをホストする Enterprise Manager です。
- 値をこのセルに入力します。
# Connected Agents (接続済みエージェントの数)
Enterprise Manager またはコレクタにデータを送信するライブ エージェントの数。
出力結果の使用
# Frontend Physical Locations Across All Agents (エージェント全体のフロントエンド物理ロケーションの数)
すべてのエージェントが監視するフロントエンドの物理ロケーションの数
# Called Backend Metrics Across All Agents (エージェント全体の呼び出されたバックエンドのメトリックの数)
エージェント全体のバックエンド メトリックの合計数。
# Frontend + Called Backend Metrics Across All Agents (エージェント全体のフロンエンドと呼び出されたバックエンドのメトリックの数)
エージェント全体のフロントエンドとバックエンドのメトリックの合計数。
# Business Transaction Component Metrics Across All Agents (エージェント全体のビジネス トランザクション コンポーネント メトリックの合計数)
エージェント全体のビジネス トランザクション コンポーネントのメトリックの合計数。
# Frontend + Called Backend + Business Transaction Component Metrics per Collector (コレクタごとの、フロントエンドと、呼び出されたバックエンドと、ビジネス トランザクション コンポーネント メトリックの合計数)
コレクタごとのフロントエンドとバックエンドとビジネス トランザクション コンポーネントのメトリックの合計数。
# Summary Metrics (サマリ メトリックの数)
各エージェント フロントエンドに対して Enterprise Manager が生成したメトリックの数
これらのメトリックは Introscope 8.0 に存在しました。
# Heuristics Metrics (ヒューリスティック メトリックの数)
パフォーマンス状況を評価して報告するために使用される、Enterprise Manager が生成したメトリックの数
注:
ヒューリスティック メトリックの詳細については、「」を参照してください。これらのメトリックは Introscope 8.0 に存在しました。
# Application Triage Map Metrics (アプリケーション問題切り分けマップ メトリックの数)
これらのメトリックは、CA APM 9.0 で新規のものです。
# Agent Supportability Metrics (エージェント サポータビリティ メトリックの数)
エージェント状況に関する Enterprise Manager 生成のメトリック。
これらのメトリックは Introscope 8.0 に存在しました。
# Business Transaction Component Summary Metrics (ビジネス トランザクション コンポーネント サマリ メトリックの数)
エージェントが生成したすべてのビジネス トランザクション コンポーネント メトリック全体に対して、Enterprise Manager が生成したサマリ メトリックの数
これらのメトリックは、CA APM 9.0 で新規のものです。
# of Collectors (コレクタの数)
クラスタ内のコレクタの数。
# MOM Subscribed Metrics (MOM サブスクライブ メトリックの数)
MOM によって生成された計算済みのメトリックおよびアラートの数。