SmartStor データの設定および管理

SmartStor は、メトリックおよびトランザクション データを格納します。CA Introscope SmartStor データベースには、常にすべてのアプリケーション パフォーマンス データ(CA Introscope メトリック)が記録されます。このデータベース情報により、履歴データの分析、アプリケーション ダウンタイムの根本原因の特定、キャパシティ分析などを外部データベースを使用せずに行うことができます。
apmdevops104jp
SmartStor は、メトリックおよびトランザクション データを格納します。CA Introscope SmartStor データベースには、常にすべてのアプリケーション パフォーマンス データ(CA Introscope メトリック)が記録されます。このデータベース情報により、履歴データの分析、アプリケーション ダウンタイムの根本原因の特定、キャパシティ分析などを外部データベースを使用せずに行うことができます。
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SmartStor は CA Introscope のインストール時にデフォルトで有効に設定されます。SmartStor のデータは、一定期間が経過すると破棄されるように設定されます。そのため、データ ストアが極端に大きくなることはありません。複数のデータ ファイルがあり、より多くのデータが生成されるにつれて、データ ファイルの数は増えます。
注:
SmartStor に関する質問と回答については、「TEC1651685」を参照してください。
Smartstor によるデータ保存
SmartStor は、実運用環境で稼働している間、すべてのアプリケーションのパフォーマンス データ(Introscope メトリック)を外部データベースを使用せずに記録します。SmartStor により、履歴データを分析したり、アプリケーション ダウンタイムの根本原因を特定したり、キャパシティの分析を行ったりすることができます。SmartStor は Introscope のインストール時にデフォルトで有効に設定されます。
  • 1 時間に 1 回、正時に、SmartStor は、クエリ処理を最適化するために .spool ファイルを .data ファイルに変換します。
  • 1 日に 1 回、午前 0 時に、SmartStor は Enterprise Manager 層設定に基づいて履歴メトリック データを再フォーマットし、エイジアウトしたメトリックおよびメタデータを削除します。
SmartStor では、最近使用されたデータが最も頻繁にアクセスされるデータであり、精度が最も高いと仮定したストレージ階層が使用されます。以下のデータの精度は、デフォルト プロパティ設定に基づいています。
  • 15 秒のチャンクで 1 週間分のデータを保存(非圧縮)
  • 1 分(60 秒)のチャンクで 30 日分のデータを保存(圧縮)
  • 15 分(900 秒)のチャンクで 1 年分のデータを保存(圧縮)
SmartStor データ ファイル
SmartStor のデータ ファイルは、introscope.enterprisemanager.metrics.historical.limit です。
  • metrics.metadata ファイル -- エージェントがレポートした各種メトリックに関する情報を追跡します。このファイルは、メトリックの名前を追跡します。
  • 拡張子が .spool のファイル -- Enterprise Manager で最後に実行されたスプールからクエリへの変換以降に SmartStor に送信された 15 秒間隔のメトリック値を保持します。.spool ファイルでは、1 時間分を超えるデータは保持されません。名前の例は、「1251226800000.spool」です。
  • 拡張子が .data のファイル -- SmartStor の読み取り専用クエリに最適化された形式でメトリック値を保持します。これらのファイルには、15 秒、1 分、および 1 時間のデータ ポイント値が保持されます。名前の例は、「1251183600000.data」です。
デフォルトでは、Enterprise Manager はすべての SmartStor データを
<EM_Home>
/data/metadata ディレクトリに格納します。
警告:
SmartStor データ ファイルをバックアップしたり、それらで作業したりする前に、Enterprise Manager を停止してください。Enterprise Manager の実行中に Enterprise Manager データ ファイルをコピーまたは編集すると、データが失われます。
Enterprise Manager がシャットダウンされていれば、Enterprise Manager データのバックアップおよび作業として、以下のすべてのタスクが実行可能です。
  • バックアップ メディアへのデータの保存
  • Smartstor ツールを使用した SmartStor データの編集
  • データの圧縮
  • データのリストア
  • 別の Enterprise Manager でオフライン表示するためのデータのコピー
履歴メトリックのしきい値は、数 30 600万個です。
しきい値は手動でここで変更できます。
\em\com.wily.introscope.em.feature\src\main\rootFiles\
config\apm-events-thresholds-config.xml
        <clamp id="introscope.enterprisemanager.metrics.historical.limit">
            <description>
                各 EM 制限。Smartstor データ (ライブおよび履歴メトリックなど) を含むメトリックが考慮されます。
            </description>
            <threshold value="
30000000
"/>
        </clamp>
注:
APM 10.3 から APM 10.5 にアップグレードする場合は、履歴メトリックのしきい値は自動的に更新されません。
SmartStor のシステム要件の判断
SmartStor のシステム要件を確定するために SmartStor Sizing スプレッドシートを使用できます。
以下の手順に従います。
  1. スプレッドシートを CA サポート サイトからダウンロードします。
  2. メトリック数、および各データ層の保存間隔と保存期間を示す値を、さまざまに変更して試します。結果は GB 単位の使用量として表示されます。
    注:
    SmartStor の性能は、使用するオペレーティング システム、JVM、およびファイル システムによって変化します。
  3. 各データ層の適切な保存間隔と保存期間を決定します。
  4. 決定した値を SmartStor の適切なプロパティに指定します。
SmartStor データ専用のディスクのセットアップ
専用のディスクに書き込むよう SmartStor を設定します。専用ディスクにより、Enterprise Manager のパフォーマンスおよび応答性が重大な影響を受けないようになります。Enterprise Manager のほかのアクティビティや、ホストで実行中のほかのプロセスとのディスク競合は、パフォーマンスの低下を引き起こす可能性があります。
以下の手順に従います。
  1. <
    EM_Home
    >/config ディレクトリに移動します。
  2. IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイルをテキスト エディタで開きます。
  3. 以下のプロパティを true に設定します。
    introscope.enterprisemanager.smartstor.dedicatedcontroller
  4. ファイルを保存して閉じます。
  5. Enterprise Manager を再起動します。
メタデータの自動削除
SmartStor の再時間区分中に、Enterprise Manager は、関連するメトリック データ ポイントがないメタデータ(メトリックおよびエージェントの説明)を自動的に削除します。このプロセスは、SmartStor の階層化時に、再利用できるようにディスクおよびメモリ容量を解放します。
Enterprise Manager は、SmartStor 内にメトリック データを持たないエージェントなど、Workstation に手動でマウントされた履歴エージェントを削除しません。
SmartStor の層の設定
SmartStor 内の層は、メトリック データの保存期間を定義します。最大で 3 つの層を持つことができ、各層の保存間隔は同じか増加します。保存間隔はメトリック レポートの精度を表します。
各層には、以下の 1 対のプロパティがあります。
  • データ保存間隔(秒単位)
    • 保存間隔は、15 秒の倍数にする必要があります。
    • 保存間隔は、1800 秒(30 分)を超える値にすることはできません。
    • 各層の保存間隔は、前の層の保存間隔の偶数倍にする必要があります。この倍数は 1 にも設定できるので、すべての層の保存間隔を同じにすることも可能です。
  • データ保存期間(日単位)。保存期間を 0 にすることはできません。
第 1 層は、最小の保存期間です。第 1 層の保存期間の設定に基づいて第 2 層を設定します。たとえば、第 2 層を第 1 層のサマリとし、第 3 層を第 2 層のサマリとします。以下の表は、層、保存期間、および経過時間の関係を示しています。
保存期間(秒)
経過日数
1
15
7
2
15
14
3
30
10
  1. 毎晩 -- SmartStor は、メトリック データをアーカイブ ファイル(たとえば、「A1」というファイル)に収集します。A1 は、第 1 層に格納されます。
  2. 8 日目 -- A1 は第 2 層にプロモートされます。
  3. 21 日目 -- A1 は第 3 層にプロモートされます。データの保存間隔が 30 秒に変更されます。
  4. 31 日目 -- A-1 は SmartStor から削除されます。
以下の手順に従います。
  1. <
    EM_Home
    >/config ディレクトリに移動します。
  2. IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイルをテキスト エディタで開きます。
  3. 以下のプロパティの値を入力します。
    introscope.enterprisemanager.smartstor.tier1.frequency
    introscope.enterprisemanager.smartstor.tier1.age
    introscope.enterprisemanager.smartstor.tier2.frequency
    introscope.enterprisemanager.smartstor.tier2.age
    introscope.enterprisemanager.smartstor.tier3.frequency
    introscope.enterprisemanager.smartstor.tier3.age
  4. ファイルを保存して閉じます。
  5. Enterprise Manager を再起動します。
    注:
    後でデータ層の設定を変更して Enterprise Manager を再起動すると、SmartStor は、新しい設定に応じてデータを調整しようとします。SmartStor は、最大で 1 日分のデータを失う可能性があります。
クエリ専用の複製クラスタの作成
SmartStor データ ファイルを複製クラスタ マシンにコピーし、履歴(非ライブ)データのクエリ専用ソースとして使用できます。
注:
実運用環境内において、クラスタが実行されているハードウェアのキャパシティをサービス要求が大幅に超えている場合にのみ、複製クラスタを作成することをお勧めします。
以下の手順に従います。
  1. 実運用クラスタまたはテスト クラスタのまったく同じ複製を作成します。コンピュータを、MOM 用に 1 台、クラスタ内のコレクタごとに 1 台使用します。
  2. 実運用クラスタをシャットダウンします。
  3. 以下のように、SmartStor、ベースライン、およびトランザクション イベントのデータ ファイルをコピーします。
    • 実運用またはテストの MOM から複製 MOM へ
    • 実運用またはテストの各コレクタから複製コレクタへ
  4. 実運用クラスタとクエリ専用複製クラスタの両方を起動します。
  5. クエリ専用複製クラスタで必要なクエリを実行します。
  6. クエリ専用複製クラスタ上のデータを最新に保つために、必要な手順を 1 日 1 回繰り返します。
SmartStor コマンド ライン ツールの使用
SmartStor ツールを使用すると、SmartStor データベース上でさまざまなメンテナンス タスクと管理タスクを実行できます。これらのコマンド ライン ツールで実行できるタスクは、以下のとおりです。
  • メトリック リークおよびメトリック急増からのクリーン アップ
    注:
    メトリック リークおよびメトリック急増については、「
    CA APM サイジングおよびパフォーマンス ガイド
    」を参照してください。
  • 単一 Enterprise Manager の複数 Enterprise Manager への分割
  • 複数 Enterprise Manager の単一 Enterprise Manager へのマージ
以下の手順に従います。
  1. ソース Enterprise Manager をシャットダウンします。
    重要:
    CA Technologies では、SmartStor ツールを実行する際、ソース Enterprise Manager および対象 Enterprise Manager をシャットダウンすることをお勧めします。SmartStor ツールによって SmartStor データに変更が加えられる場合、Enterprise Manager によっても SmartStor にデータが書き込まれると、データが破損する可能性があります。
  2. <EM_Home>
    /tools/ ディレクトリに移動します。
  3. コマンド プロンプトを開いて、以下のいずれかの起動スクリプトを使用します。
    • Windows -- SmartStorTools.bat
    • UNIX -- SmartStorTools.sh
  4. 以下の構文を使用します。
    <SmartStorTools start script> <command> <arguments>
    SmartStorTools は、以下の引数を使用します。
    • -agents -- エージェント用の正規表現
    • -dest -- 対象 SmartStor ディレクトリ
    • -help -- ヘルプ メッセージ
    • -metrics -- メトリック用の正規表現
    • -silent -- サイレント モード
    • -src -- ソース SmartStor ディレクトリ
    エージェント名およびメトリック名では、特殊文字は、円記号でエスケープ処理する必要があります。特殊文字は、以下のとおりです。
    ([{\^-$|]})?*+
    たとえば、メトリック名 SuperDomain|machineName|WebLogic|WebLogic は、SuperDomain¥|machineName¥|WebLogic¥|WebLogic のように指定します。
    警告:
    remove および prune ツールを使用するとデータが削除されるため、これらのツールを使用する際は十分な注意が必要です。
SmartStor ツール コマンド
注:
Enterprise Manager プロセスと共に SmartStorTools を実行することはできません。Enterprise Manager が実行されていないことを確認します。
 
 SmartStor には、以下のツール コマンドが用意されています。
  • merge
  • remove_metrics
  • remove_agents
  • keep_agents
  • prune
  • list-agents
  • test_regex
  • metadata_file
  • dump
警告:
prune ツールを使用する際は、十分な注意が必要です。このツールではデータの削除が実行されるため、誤って重要なデータを削除しないように注意してください。
merge
指定された SmartStor ソース ディレクトリを別の対象ディレクトリにマージします。
引数
  • <対象 SmartStor ディレクトリ>
  • -help: ヘルプ メッセージの印刷
  • <ソース SmartStor ディレクトリ>
例:
Windows:
SmartStorTools.bat merge <source directory> <destination directory>
たとえば、以下の通りです。
SmartStorTools.bat merge <EM_Home>\data C:\data
コマンドが正常に実行されると、ソース ディレクトリ内にあるすべての SmartStor データが、対象ディレクトリ内のデータとマージされます。
UNIX:
SmartStorTools.sh merge <source directory> <destination directory>
remove_metrics
指定された正規表現と一致するメトリックが削除されます。メトリック リークおよびメトリック急増をクリーン アップする際に、このツールを使用します。
重要:
remove_metrics ツールを使用する際は、十分な注意が必要です。このツールではデータの削除が実行されるため、誤って重要なデータを削除しないように注意してください。
引数
  • -dest -- 対象 SmartStor ディレクトリ。
  • -help -- ヘルプ メッセージを表示します。
  • -metrics -- 削除するメトリック用の正規表現。
  • -src -- ソース SmartStor ディレクトリ。
例:
Windows
SmartStorTools.bat remove_metrics -dest <destination directory> -metrics <metrics to be removed> -src <source directory>
たとえば、以下の通りです。
<EM_Home>\tools\SmartStorTools.bat remove_metrics -dest C:\SWDump\destination -metrics ".*Socket.*" -src <EM_Home>\data
コマンドが正常に実行されると、ソケット メトリックが削除され、それ以外のメトリックはすべて対象ディレクトリ内に残り、ソース ディレクトリはすべてのメトリックがそのまま残ります。
UNIX
SmartStorTools.sh remove_metrics -dest < destination directory> -metrics <metrics to be removed> -src <source directory>
remove_agents
指定された正規表現と一致するエージェントが削除されます。
重要:
remove_agent ツールを使用する際は、十分な注意が必要です。このツールではデータの削除が実行されるため、誤って重要なデータを削除しないように注意してください。
引数
  • -agents -- 削除するエージェント用の正規表現
  • -dest -- 対象 SmartStor ディレクトリ。
  • -help -- ヘルプ メッセージを表示します。
  • -src -- ソース SmartStor ディレクトリ。
例:
Windows
SmartStorTools.bat remove_agents -agents <Agent name> -dest <destination directory> -src <source directory>
たとえば、以下の通りです。
<EM_Home>\tools>SmartStorTools.bat remove_agents -agents ".*WebSphere.*" -dest C:\SWDump\destination -src <EM_Home>\data
コマンドが正常に実行されると、WebSphere エージェントに関連するすべてのメトリックが対象ディレクトリから削除され、ソース ディレクトリ内のメトリックはすべてそのまま残ります。
UNIX
SmartStorTools.sh remove_agents -agents ".*WebSphere.*" -dest <destination directory> -src <source directory>
keep_agents
指定された正規表現と一致するエージェントが維持されます。
引数
  • -agents -- 維持するエージェント用の正規表現
  • -dest -- 対象 SmartStor ディレクトリ
  • -help -- ヘルプ メッセージを表示します
  • -src -- ソース SmartStor ディレクトリ
例:
Windows
SmartStorTools.bat keep_agents -agents <agent(s) name> -dest <destination directory> -src <source directory>
たとえば、以下の通りです。
<EM_Home>\tools>SmartStorTools.bat keep_agents -agents ".*Websphere.*" -dest C:\SWDump\destination\keepagents -src data
コマンドが正常に実行されると、Websphere エージェントに関連するすべてのメトリックが対象ディレクトリ内に残り、ソース ディレクトリ内の内容はそのまま残ります。
UNIX
SmartStorTools.sh keep_agents -agents <Agent(s) name> -dest <destination directory> -src <source directory>
prune
SmartStor 内に履歴データがないエージェントを見つけて、関連するメトリック メタデータをすべて削除します。メトリック リークおよびメトリック急増をクリーン アップする際に、このツールを使用します。
警告:
重要なデータの損失を避けるために、prune ツールは慎重に使用してください。ツールによってメトリックの定義が削除されるので、履歴データにアクセスできなくなります。
引数
  • -dest -- ソースの変更前の *.data ファイルと一緒に切り取られたメタデータ ファイルを格納するディレクトリです。
  • -help -- ヘルプ メッセージを表示します
  • -silent -- サイレント モード
  • -src -- ソース SmartStor ディレクトリ
例:
Windows
SmartStorTools.bat Prune -dest <destination directory> -src <source directory>
たとえば、以下の通りです。
<EM_Home>\tools>SmartStorTools.bat Prune -dest C:\SWDump\destination\backup -src data
コマンドが正常に実行されると、メタデータ ファイルは
dest
で指定したディレクトリに
metrics.metadata
という名前でバックアップされます。
UNIX
SmartStorTools.sh prune -dest <destination directory> -src <source directory>
test_regex
指定された正規表現と一致するメトリックまたはエージェントを、Windows または UNIX コンソールに表示します。
引数
  • -help -- ヘルプ メッセージを表示します
  • -src -- ソース SmartStor ディレクトリ
  • -agents - 一致させるエージェント用の正規表現
  • -metrics -- 一致させるメトリック用の正規表現
例:
Windows
SmartStorTools.bat test_regex -agents <agent(s) name> -src <sourcedirectory>
たとえば、以下の通りです。
<EM_Home>\tools>SmartStorTools.bat test_regex -agents ".*Websphere.*" -src <EM_Home>\data
コマンドが正常に実行されると、WebSphere エージェントのメトリックがすべて表示されます。
UNIX
SmartStorTools.sh test_regex -agents <agent(s) name> -src <source directory>
list_agents
指定された正規表現と一致するエージェントを一覧表示します。
SmartStor ツールの list_agents ツールは、指定された正規表現と一致するエージェントを一覧表示します。
引数
  • -agents -- 一致させるエージェント用の正規表現
  • -src -- ソース SmartStor ディレクトリ
  • -help -- ヘルプ メッセージを表示します
例:
Windows
SmartStorTools.bat list_agents -agents <agent(s) name> -src <source directory>
たとえば、以下の通りです。
<EM_Home>\tools>SmartStorTools.bat list_agents -agents ".*Websphere.*" -src <EM_Home>\data
コマンドが正常に実行されると、正規表現(この例では、".*WebSphere.*")に一致するすべてのエージェント名が、最後のレポート日とともに一覧表示されます。
UNIX
SmartStorTools.sh list_agents -agents <Agents name> -src <source directory>
metadata_file
指定された SmartStor ディレクトリ(sourceDir)で、10.5 リリースより前の形式でファイル(destFile)にメタデータ ファイルを作成します。
引数
  • <ソース SmartStor ディレクトリ>
  • <デスティネーション ファイル>
例:
Windows:
SmartStorTools.bat metadata_file <source directory> <destination directory>
たとえば、以下の通りです。
SmartStorTools.bat metadata_file <EM_Home>\data C:\data
UNIX:
SmartStorTools.sh metadata_file <source directory> <destination directory>
dump
メタデータ データベースの内容を CSV ファイルのセットに変換します。
引数
  • <ソース SmartStor ディレクトリ>
  • <CSV ファイルのデスティネーション ディレクトリ>
例:
Windows:
SmartStorTools.bat dump <source directory> <destination directory>
たとえば、以下の通りです。
SmartStorTools.bat dump <EM_Home>\data C:\dump
コマンドが正常に実行されると、デスティネーション ディレクトリには、以下のファイルが含まれます。
agents.csv, attributes.csv, folders.csv, metrics.csv, properties.csv
UNIX:
SmartStorTools.sh dump <source directory> <destination directory>
廃棄済みメトリック リストのテキスト ファイルへのリダイレクト
Windows または UNIX の廃棄済みメトリック リストをテキスト ファイルにリダイレクトできます。
以下の手順に従います。
  1. Enterprise Manager をシャットダウンします。
  2. コマンド プロンプトから prune コマンドを実行します。次の例のように、>> 引数を使用します。
    <
    EM_Home
    >\tools>SmartStorTools.bat prune -src <
    path to data directory
    > -dest D:\backup >>D:\console.txt
  3. <
    EM_Home
    >/data/metadata ディレクトリ内の metrics.metadata ファイルの名前を変更します(たとえば、noprunemetrics.metadata)。
  4. <
    EM_Home
    >/data/metadata ディレクトリで test_regex コマンドを実行します。
    コマンドに含めた正規表現と一致するすべてのメトリックを表示したコマンド出力が、Windows または UNIX のコンソールに表示されます。廃棄されたメトリックは存在していませんので注意してください。
    この test_regex コマンドは、大量のソケット メトリックを廃棄した場合などに実行します。
    Windows の場合:
    <
    EM_Home
    >\tools>SmartStorTools.bat test_regex -metrics ".*Socket.*" -src <
    path to data directory
    >
    UNIX の場合:
    <
    EM_Home
    >/tools>SmartStorTools.sh test_regex -metrics ".*Socket.*" -src <
    path to data directory
    >
  5. Enterprise Manager を再起動します。
SmartStor データおよびメタデータの削除
余分な SmartStor データおよびメタデータを削除するには、SmartStor ツールを使用します。
以下の手順に従います。
  1. Enterprise Manager をシャットダウンします。
  2. コマンド プロンプトから、test_regex コマンドを実行し、現在のメトリック リストを表示します。
    たとえば、Introscope が
    ディレクトリ
    内にインストールされていて、SmartStor が ¥data ディ
    レクトリにデー
    タを保存するよう構成されている場合は、以下のコマンドを実行します。
    SmartStorTools.sh test_regex -metrics <
    agents regexp
    > -src ../data
    例:
    SmartStorTools.sh test_regex -metrics ".*" -src ../data
    完全修飾メトリック名のリストが表示されます。行の総数は、メトリックの総数を示します。ただし、行数は、Investigator のサポータビリティ メトリックから取得するメトリック数ほど正確ではありません。
  3. 行数と、エージェント名やメトリック名と一致する具体的な正規表現を比較します。スペースの大部分を占めているメトリックの種類を確認します。
  4. リストから、特定のエージェント内にある削除対象のメトリックを選択します。
  5. 余分なメトリックに対して SmartStor ツール remove_metrics コマンドを実行します。
    たとえば、SQL メトリック数が多い場合は、以下のコマンドを使用します。
    <
    EM_Home
    >\tools>SmartStorTools.bat remove_metrics  -dest c:\sql_metrics_removed -metrics ".*SQL.*" -src <
    EM_Home
    >\data
    コマンドが正常に実行されると、対象ディレクトリ内の SQL メトリックが削除され、それ以外のメトリックはすべて残り、ソース ディレクトリにはすべてのメトリックがそのまま残ります。
    注:
    このコマンドを実行するには、元のデータ(-src オプションによって指定されたデータ)が占めているスペースとほぼ同じ容量のターゲット スペースが必要です。上記の例では、SQL メトリックのない新しいデータ(-dest オプションによって指定されたデータ)は、c:¥sql_metrics_removed ディレクトリにあります。
    このコマンドは実行時間の長いオペレーションで、数時間かかる場合もあります。
  6. 余分なメトリックの別のセットに対して remove_metrics コマンドを繰り返します。
    ソケットも、メトリック リークの一般的な発生源です。ソケット メトリックを削除するには、以下のコマンドを使用します。
    <
    EM_Home
    >\tools>SmartStorTools.bat remove_metrics  -dest c:\sql_and_sockets_metrics_removed -metrics".*Sockets.*" -src c:\sql_metrics_removed
    このコマンドでは、ソース データとして、SQL メトリックを削除した最初のコマンドによって取得されたデータを使用します。SQL メトリックおよびソケット メトリックの両方が削除されたデータは、-dest オプションで指定された場所(c:¥sql_and_sockets__metrics_removed)に保存されます。このコマンドを実行するには、元のデータとほぼ同じ容量の予備スペースが必要です。
  7. 任意のバックアップ メタデータ ファイルを <
    EM_Home
    >\data ディレクトリからバックアップ ディレクトリに移動します。
    Enterprise Manager は自動的に最大のメタデータ ファイルを使用します。これは定義されたメトリックが最も多いファイルです。メトリックを減らすと、バックアップ メタデータ ファイルが現在のデータ ファイルよりも大きくなる可能性があります。
メトリック データ値の確認
余分な SmartStor データおよびメタデータを削除した後に、クリーンになったメトリック データおよびメタデータのメトリック データ値を確認します。
以下の手順に従います。
  1. Enterprise Manager がシャットダウンされていることを確認します。
  2. <EM_Home>
    \config ディレクトリの apm-events-thresholds-config.xml ファイルを開きます。現在のプロパティ設定をメモに書きとめてから、プロパティを設定します。
    introscope.enterprisemanager.metrics.historical.limit=500000
  3. ファイルを保存して閉じます。
  4. /
    config
    ディレクトリにある IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイルを開きます。現在の設定をメモに書きとめてから、プロパティを設定します。
    introscope.enterprisemanager.smartstor.directory=<
    destination for the metrics removal
    >
    たとえば、対象を c:¥sql_and_sockets__metrics_removed と仮定します。このプロパティ設定は、次のとおりです。
    introscope.enterprisemanager.smartstor.directory=c:\sql_and_sockets_metrics_removed
  5. ファイルを保存して閉じます。
  6. Enterprise Manager を再起動します。
  7. 以下のメトリックの値を確認します。
    Enterprise Manager | Connections | Number of Historical Metrics 
    値は、元の値よりもかなり小さくなっているはずです。値が小さくなっていない場合は、削除手順を繰り返してください。履歴メトリック数が 2000 万未満になれば、Enterprise Manager は効率よく実行されます。
  8. (オプション)変更したプロパティ値を元の設定にリセットします。
    注:
    値をリセットする前に Enterprise Manager をシャットダウンしてください。
例: test_regex コマンドを使用した SmartStor データ問題の検出
test_regex コマンドにより、metrics.metadata の読み取り可能なバージョンが作成されます。この例では、text_regex コマンドを使用して、JMX メトリック データの急増を検出します。
以下の手順に従います。
  1. 次の例のように、test_regex コマンドを実行します。
    <
    EM_Home
    >\tools>SmartStorTools.bat test_regex -metrics -src <EM_Home>\data
    この結果、メタデータ メトリックのリストが表示されます。
  2. メタデータ メトリック リストを確認し、メトリック リークまたはメトリック急増の原因として考えられるソースを判別します。
    たとえば、JMX メトリックのメトリック メタデータ エントリが大量にある場合があります。
  3. (オプション)スクリプトを実行して、メトリックの並べ替えやグループ化を行います。たとえば、JMX メトリックがメトリック急増のソースであることを確認するには、以下のスクリプトを実行します。
    grep '|'.* | awk -F'|' '{print $1}' | sort | uniq -c
    UNIX の場合は、並べ替えスクリプトを含む完全な test_regex コマンドを使用します。
    SmartStorTools.sh test_regex -metrics <
    agents regexp
    > -src ../data | grep '|'.* | awk-F'|' '{print $1}' | sort | uniq  -c
    例:
    SmartStorTools.sh test_regex -metrics ".*" -src ../data | grep '|'.* | awk -F'|' '{print $1}' | sort | uniq -c
  4. 並べ替えの結果を確認します。たとえば、メトリックの数とタイプのリストが表示されます。
    1054327 JMX
    1564 JSP
    1051 OlamWebApp
    889 EJB
    569 CEF
    496 Struts
    173 Edocs
    167 Servlets
    36 CPU
    29 Sockets
    この例では、SmartStor に 100 万以上のメトリックが保存されており、その大部分は JMX メトリックです。この結果は、JMX メトリックの急増があったことを示しています。SmartStor ツールを使用してメトリックをクリーンアップすることができます。
    注:
    メトリック急増の詳細については、
    「CA APM Java エージェント実装ガイド」または「CA APM .NET エージェント実装ガイド」
    を参照してください。
8.x データから 10.x へのアップグレード
SmartStor ツール コマンドを使用して、SmartStor データを 8.x エージェントから 10.x にアップグレードできます。このツールは、8.x フロントエンドおよびバックエンド メトリック ID を 10.x フロントエンドおよびバックエンド メトリック ID で更新します。このアップグレードにより、アプリケーション問題切り分けマップに重複したメトリックが表示されなくなります。
Enterprise Manager とエージェントを 10.x にアップグレードしてから、アップグレード コマンドを使用します。
以下の手順に従います。
  1. Enterprise Manager をシャットダウンします。
  2. コマンド プロンプトから、
    <EM_Home>
    /tools ディレクトリを参照します。
  3. SmartStor データ ディレクトリをバックアップします。
  4. upgrade コマンドを実行します。以下の構文および引数を使用します。
    upgrade <sourceDir> <destDir>
    • sourceDir - SmartStor 8.x メトリックが含まれる既存のディレクトリへのパス
    • destDir - 新しいディレクトリへのパス
      注:
      ユーティリティによってディレクトリが作成されます。ディレクトリをあらかじめ作成しないでください。
    例:
    C:\Program Files\CA APM\Introscope<
    new_version(10.x)
    >\tools>SmartStorTools.bat upgrade C:\Program Files\CA APM\Introscope<
    new_version(10.x)
    >\data C:\Program Files\CA APM\Introscope<
    new_version(10.x)
    >\upgradeddata
  5. <EM_Home>
    /config/IntroscopeEnterpriseManager.properties をテキスト エディタで開き、「SmartStor Settings」セクションを見つけます。
  6. introscope.enterprisemanager.smartstor.directory の値をデスティネーション ディレクトリに設定します。
    注:
    デフォルト値は data です。この値は、<
    EM_Home
    >/data/metadata を参照します。
  7. Enterprise Manager を再起動します。
9.x データから 10.5 へのアップグレード
9.x クラスタから新しい 10.5 クラスタにデータを移行する場合は、手動のデータ移行手順を実行する必要があります。インストーラでは、
introscope.enterprisemanager.smartstor.directory.metadata
プロパティ ファイルはアップグレードされません。デフォルトでは、データは <
EM_Home/data/metadata
> に移動します。アップグレードされた Enterprise Manager を実行する初回では、EM によりデータがアップグレードされます。
この手順は、既存のデータをコピーせずに EM を起動した場合の手順を示します。
以下の手順に従います。
  1. introscope.enterprisemanager.smartstor.directory.metadata
     を修正し、SmartStor データ ディレクトリ内のメタデータ フォルダを指定するようにします。
  2. <EM_Home/data>
     の名前を
    <EM_Home/data_backup>
     に変更します。
  3. ファイルが存在する場合は、
    <SS_Home/metadata>
     の名前を 
    <SS_Home/metadata_backup>
    に変更します。
  4. EM を起動します。EM が
    <SS_Home>
    から既存のメタデータ ファイルをアップグレードします。
すべてのデータが表示されます。