Workstation での簡易アラートの作成および設定

管理者として、パフォーマンスを監視するために、Workstation でアラートおよびアクションを作成および設定できます。
apmdevops104jp
管理者として、パフォーマンスを監視するために、Workstation でアラートおよびアクションを作成および設定できます。
注:
WebView での簡易アラートの作成および設定の詳細については、「アラートの設定」を参照してください。
Workstation で簡易アラートを作成するには、複数の方法があります。
アラートには、「簡易」と「サマリ」の 2 種類があります。
  • 簡易アラートは、比較によって生成されたステータス情報を入力として取り込み、その情報をユーザ定義のしきい値と比較して、ステータスを出力します。簡易アラートでは、危険アクション遅延と警告アクション遅延を使用して、指定されたアクションを開始するタイミングを決定することができます。簡易アラートは以下の 4 つの状態のうちのいずれかを示します。
    • データ レポートなし - この結果は、簡易アラートがどのメトリックにも一致していない場合、一致するメトリックのレポートが行われていない場合(シャットオフされているなどの理由で)、または簡易アラート自体が非アクティブである場合に発生する可能性があります。
    • 緑(OK/正常)
    • 黄(警告)
    • 赤(危険)
    簡易アラートは、Introscope の基礎となるアラートです。簡易アラートは、サマリ アラートの入力を提供できます。
  • サマリ アラートのステータスの基礎になるのは、複数の簡易アラートとその他のサマリ アラートのステータスです。
    詳細:
    サマリ アラートの作成および設定方法
どちらの種類のアラートも、Investigator ツリー内のアラート ノードの下に一緒に表示されます。
既存データからの簡易アラートの作成
まずデータ(メトリック グループ)を選択してから、右クリック ドロップダウン リストを使用して、簡易アラートを作成することができます。
注:
メトリックから簡易アラートを作成すると、その簡易アラートと同じ名前のメトリック グループが自動的に作成されます。
以下の手順に従います。
  1. 管理モジュール エディタ ツリーで、簡易アラートの作成を開始するメトリック グループを右クリックします。ドロップダウン リストから、
    [メトリック グループから新規簡易アラートを作成
    <名前>]
    を選択します。
  2. [名前]フィールドに、簡易アラート名を入力します。管理モジュールは、メトリック グループの格納先と同じになります。
    注:
    アラートには、わかりやすい名前を使用してください。アラート通知の受信者が電子メール、またはその他の方法で通知を受信するときは、アラート名自体が唯一の情報であることが多いためです。したがって、アラートのソースを、できるだけ明確に識別できるような名前を使用してください。
  3. [説明]タブを選択し、アラートに関する説明テキストと重要な情報を[説明テキスト]フィールドに入力します。
    このフィールドには最大 64 KB のデータを入れられます。このデータは、適用後、管理モジュールの jar ファイルに保持されます。
  4. [OK]
    をクリックします。
    簡易アラートの個々の設定内容を指定します。
[エレメント]メニューからの簡易アラートの作成
以下の手順に従います。
  1. 管理モジュール エディタ ウィンドウで、
    [エレメント]
    -
    [アラートを新規作成]
    -
    [簡易アラートを新規作成]
    を選択します。
  2. [名前]フィールドに、簡易アラート名を入力します。
    注:
    アラートには、わかりやすい名前を使用してください。アラート通知の受信者が電子メール、またはその他の方法で通知を受信するときは、アラート名自体が唯一の情報であることが多いためです。従って、アラートのソースを識別できるように、できるだけ明確な名前を使用してください。
  3. 簡易アラートを含める管理モジュールを、以下のいずれかの方法で選択します。
    • ドロップダウン リストから管理モジュールを選択します。または、
    • [選択]
      をクリックして、リストから管理モジュールを選択し、再び
      [選択]
      をクリックします。
  4. [OK]
    をクリックします。
    作成した簡易アラートが管理モジュール エディタ ツリー内で強調表示され、その簡易アラートの設定内容が設定ペインに表示されます。
問題切り分けマップ ツリーのメトリックからの簡易アラートの作成
[問題切り分けマップ]タブの下のメトリック ツリーにメトリックを表示したまま、簡易アラートを作成できます。
以下の手順に従います。
  1. 問題切り分けマップ ツリーに表示されたメトリックを右クリックします。
  2. [メトリックから新規簡易アラート "<Metric_Name>"]
    を選択します。
  3. [名前]フィールドに、簡易アラート名を入力します。管理モジュールは、メトリック グループの格納先と同じになります。
    注:
    アラートには、わかりやすい名前を使用してください。アラート通知の受信者が電子メール、またはその他の方法で通知を受信するときは、多くの場合、その情報はアラート名のみです。従って、アラートのソースを識別できるように、できるだけ明確な名前を使用してください。
  4. [説明]タブを選択し、アラートに関する説明テキストと重要な情報を[説明テキスト]フィールドに入力します。
    このフィールドには最大 64 KB のデータを入れられます。このデータは、適用後、管理モジュールの jar ファイルに保持されます。
  5. [OK]
    をクリックします。
  6. 簡易アラートの設定内容を指定します。
メトリック グループの選択による簡易アラートへのデータの提供
簡易アラートを作成すると、その簡易アラートと同じ名前のメトリック グループが自動的に作成されています。以下のいずれかの操作を行ってください。
  • 新規に作成されたメトリック グループを、正規表現情報でカスタマイズします(セクションの指示に従います)。
  • この簡易アラートにデータを提供するために、既存のメトリック グループを選択します(以下の手順で説明します)。
以下の手順に従います。
  1. メトリック グループ領域で、簡易アラートにデータを提供するために、メトリック グループを選択します。
    • ドロップダウン リストからメトリック グループを選択します。
    • [選択]
      をクリックして、リストからメトリック グループを選択し、再び
      [選択]
      をクリックします。
  2. 作業が完了したら、
    [適用]
    をクリックして変更を適用します。
    または、次のセクションに進んで、簡易アラートの個々の設定内容を指定します。
簡易アラートの設定内容の指定
簡易アラートの作成後、そのアラートが生成される条件を定義します。
以下の手順に従います。
  1. 簡易アラートの設定内容が表示されない場合、管理モジュール エディタ ツリー内で作成した簡易アラートを、簡易アラートを配置する管理モジュールで見つけます。簡易アラートをクリックして選択すると、その設定内容が表示されます。
  2. [設定]ペインで
    [アクティブ]
    チェック ボックスをオンにして、簡易アラートをアクティブにします。
  3. 簡易アラートの設定内容の指定
    解決
    - 期間を選択するか、時間、分、または秒単位で入力します。
    簡易アラートでは、選択されたメトリック グループからの入力データが使用されます。選択した時間範囲に応じて、Introscope で情報が収集され、その期間に対する要約値が生成されます。結果として得られる値は、メトリックのデータの種類によって異なります。たとえば、メトリックが速度の場合、要約値は、その期間における平均速度になります。または、メトリックがカウンタの場合は、カウンタの最新値が得られます。
    注:
    期間の値は 15 秒単位で増減する必要があります。
    組み合わせ
    - ドロップダウン リストから値を選択します。
    任意
    - 1 つのメトリックがしきい値を超えると、簡易アラートが生成されます。
    すべて
    - すべてにメトリックがしきい値を超えると、簡易アラートが生成されます。
    注:
    [メトリック別に通知]チェック ボックスがオンのときは、[組み合わせ]フィールドが無視されます。
    比較演算子
    - 簡易アラートをトリガする条件のドロップダウン リストから、[以下より少ない]、[以下より多い]、[以下と等しい]、または[以下と等しくない]のいずれかの値を選択します。
    この[比較演算子]と、[危険しきい値]および[警告しきい値]の値によって、簡易アラートの生成条件が定義されます。
    比較演算子は、危険しきい値および警告しきい値と関連するものです。たとえば、サーブレットの平均応答時間の値が 5000 を超えたときに通知されるようにする必要がある場合は、「大なり」演算子を使用します。また、比較演算子は、危険しきい値および警告しきい値にも影響します。比較演算子が[以下より多い]に設定されている場合、危険しきい値は警告しきい値より大きい必要があります。逆に、比較演算子が[以下より少ない]に設定されている場合は、危険しきい値は警告しきい値より小さい必要があります。
    メトリック別に通知
    - 選択すると、個々のメトリック アラートが生成されます。メトリック単位のアラート通知と解決アラートは、併用できます。
    [メトリック別に通知]機能(「メトリック レベル」アラートとも呼ばれる)を有効にすると、個々のメトリックがユーザ定義のしきい値を超えた場合に簡易アラート ステータスが生成されるように、Introscope が設定されます。このオプションは、メトリック グループで簡易アラートを作成する場合に役立ちます。1 つの簡易アラートを設定するだけで、そのメトリック グループに含まれるメトリックごとに簡易アラートを個別に受け取ることができるようになります。
    メトリック別の簡易アラートはそれぞれ、個別のアラートとして通知されます。従って、同一期間内に複数のアラート/解決が生成される可能性があることに注意してください。
    アラート通知のトリガ
    - ドロップダウン リストからオプションを選択します。
    問題が発生している各期間で - 簡易アラートが警告状態または危険状態になった期間ごとに、問題メッセージが生成されます。
    重大度の増加時 - 簡易アラートの状態が正常から警告に悪化した期間、正常から危険に悪化した期間、または警告から危険に悪化した期間に、問題メッセージが生成されます。このオプションは、簡易アラートのデフォルトの状態です。
    重大度の変更時は常に(解決アラート): 状態の変化があったときに必ず、問題メッセージ、解決メッセージ、またはその両方が生成されます。たとえば、簡易アラートの状態が危険から警告に変化した場合には、解決メッセージが生成され(危険ステータスが解消されるため)、問題メッセージが生成されます(警告ステータスは問題が残っている状態であるため)。この種類の解決アラートを利用するように設定した場合、解決メッセージが生成されるのは、警告または危険から状態が変化したときです。
    重大度の変更時に最終の状態のみレポート(解決アラート): このオプションは、アラートの状態が変化した後の最終状態に対してのみ、問題メッセージまたは解決メッセージを生成します。たとえば、簡易アラートの状態が危険から警告に変化した場合には、最終状態である警告に関する問題メッセージのみが生成されます。この種類の解決アラートを利用するように設定した場合、解決メッセージが生成されるのは、状態が正常へと変化したときに限られます。
  4. [危険]領域または[警告]領域の[アクション]で、
    [追加]
    をクリックします。
    1. アクションを選択し、
      [選択]
      をクリックします。
    2. 必要に応じて、さらにアクションを追加します。
    3. 簡易アラートの[設定]ペインで、
      [適用]
      をクリックします。
  5. [しきい値]フィールドに、危険アラートまたは警告アラートを生成する値を入力します。
    この危険しきい値の単位は、メトリック グループで使用されている値と一致しています。たとえば、サーブレットの平均応答時間に対して簡易アラートを作成している場合、この値の単位はミリ秒になります。
  6. アラートが生成されるために必要な超過期間の比率を設定します。
    これを行うには、[しきい値を超える期間]フィールドに値を 1 つ入力し、[計測期間]フィールドに別の値を入力します。たとえば、8 と 10 を入力した場合は、計測された 10 の期間のうちの 8 つでメトリックが危険しきい値を超えた場合にのみ、危険アラートが生成されます。
    アラートを定義するのに役立つテクニックは[過去 M 期間中の少なくとも N 期間]プロパティで、このプロパティは、アラートをトリガする危険ステータスを含むインスタンス数を定義します。 実運用環境では、キー パフォーマンス インジケータが短期間に急上昇する場合があります。たとえば、CPU の使用率が 15 秒間に急上昇して、次の 15 秒間で平常に戻ることが考えられます。この種類の値の急上昇にアラートが Introscope で生成されることは望ましくありません。Introscope に、最近の 8 つの期間の 8 つで条件が続く場合(各期間は 15 秒なので、最近 2 分間のうちの 2 分間)にアラートを生成するように設定することで、ランダムな急上昇に対してでなく、実際に問題のある条件にのみアラートが生成されます。
    注:
    既存のしきい値設定を変更する場合: アクティブなアラートのしきい値を編集して、レポートされている現在のメトリックより低い数に変更すると、アラート状態がオープンに代わります。これは、アラートが生成され、その結果、それに対して設定したアクションが発生することを意味します。したがって、このような変更を加える前に、無効なアラートが送信されることをアラート受信者に通知する必要があります。
  7. アクションの遅延を設定します。時、分、秒を入力して遅延を指定します。
    注:
    解決アラート オプションを使用している場合、危険または警告アクション遅延は使用できません。
    危険または警告アクション遅延は、簡易アラート アクションが実行されるタイミングを決定します。
    値が危険域に留まった場合や、危険域に何度も達した場合に、簡易アラート通知が過剰に生成されないように、アクション遅延の遅延時間を入力します。これにより、このようなアクションが、遅延時間が経過するまでは繰り返されなくなります。
  8. [適用]
    をクリックします。
    簡易アラートが完成し、簡易アラートを配置する管理モジュールの下のツリーに表示されます。
    注:
    メトリックから簡易アラートを作成する場合、簡易アラートが作成されると、メトリック グループが自動的に作成されます。これは、作成した簡易アラートと同じ管理モジュールに格納されます。
危険および警告アクション遅延
危険および警告アクション遅延は、アクションでの比較結果によって危険ステータスと警告ステータスが報告される条件を決定します。これらのアクション遅延によって、アラート通知の過剰な生成が防止されます。遅延はアラート通知において一時停止ボタンのような役割を果たします。この機能を使用することで、最初のアラート通知とそれ以降の通知との間に遅延を設定できます。
ここでは、アラートの期間が 30 秒間に設定されているケースについて考えてみます。データに基づいてアラートが危険ステータスになり、その危険ステータスに対してアクションが定義されている場合は、そのアクションが開始されます。遅延が設定されていない状態で危険ステータスが継続的に発生すると、下の図に示すように、危険しきい値を超えるたびに通知が行われます。
1471563.png
この図に示すように、短時間の間に 8 回の通知が行われています。
通常は、30 秒間という短い時間では問題を解決できないため、アクション遅延を使用して後続のアクションを延期することは理にかなっています。たとえば、アラートの期間を前と同じ 30 秒間にし、さらに危険ステータスに対するアクション遅延を 5 分間に設定したとすると、初回のアラート通知を、通常どおり、図中の 30 秒の目盛りの時点で受け取ります。
ただし、その 5 分間の「アクション中断期間」の途中で危険ステータスが再度発生し、中断期間の終了時まで、危険しきい値を超えた状態が続いたとしても、後続のアクションによる通知が行われるのは、初回の通知の 5 分後になります(以下の図を参照)。
1471564.png
一部のケースでは、アラートのステータスが悪化したとき(正常から警告に変化したときや、警告から危険に変化したときなど)に限り通知を受け取るようにするのが適切です。このように設定するには、[アラート通知のトリガ]フィールドの[重大度の増加時]オプションを使用します。
前の例で、ステータスが悪化して危険ステータスに変化したときにのみ通知を受け取るようにして、危険しきい値を超えて危険域に入っている間は通知を受け取らないようにすることができます。
以下の図は、危険アクション遅延を 5 分間に設定した状態で[重大度の増加時]オプションを選択した場合の結果を示しています。
1471580.png
この例では、前の例と同様に図中の 5.5 分の目盛りの時点で危険アラート通知を受け取ることはありません。これは、その時点で値が減少中であり、ステータスが改善中だからです。
例: エージェント切断に対する警戒体制の設定
エージェント切断はクリティカルなイベントです。エージェントが Enterprise Manager から切断されると、そのエージェントからのデータの収集も監視も実行できなくなるためです。切断が発生した場合に通知をトリガするアラートを設定することができます。
以下の手順に従います。
  1. Workstation で、[*SuperDomain*]-[Custom Metric Host (Virtual)]-[Custom Metric Process (Virtual)]-[Custom Metric Agent(Virtual)]-[Agents]の順にツリーを展開します。
  2. [Agents]ノードの下で、
    <Host_Name>
    |
    <Process_Name>
    |
    <Agent_Name>
    の順に展開します。
  3. ConnectionStatus
    メトリックを右クリックします。
  4. [メトリックから新規簡易アラート "ConnectionStatus"]
    を選択します。
    このメトリックには、以下の値があります。
    • 3 = 切断
      切断
      」とは、エージェントが手動で切断されたことを意味します。
    • 2 = 接続。低速で、またはデータなし。
    • 1 = 接続
    • 0 = マウント解除
      マウント解除
      」とは、一定の時間(設定によって異なる)にわたって Enterprise Manager にデータがレポートされなかったために、エージェントが切断されたことを意味します。
  5. 新しいアラートの名前を入力し、
    [OK]
    をクリックします。
  6. [比較演算子]を
    [以下より少ない]
    に設定します。
  7. [アラート通知のトリガ]を
    [重大度の変更時は常に]
    に設定します。
  8. 危険しきい値および警告しきい値を設定します。
    しきい値は、アラートの感度に応じて設定します。
    • 感度を非常に高くするには、危険 = 2、警告 = 2、最近の 10 個の期間で
      1
      つ以上を設定します。
    • それほど高くない感度にするには、危険 = 3、警告 = 2、最近の
      10
      個の期間で
      3
      つ以上を設定します。
  9. [アクティブ]
    をクリックします。
  10. [適用]
    をクリックします。
詳細: