WebView でのトランザクションの問題の診断

問題切り分け担当者として、トランザクションを使用して問題を診断できます。
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問題切り分け担当者として、トランザクションを使用して問題を診断できます。
トランザクションの問題の診断方法
トランザクションの問題の診断には、トランザクション時間の分析および低速トランザクションの根本原因の特定が必要です。トランザクション時間は、TIM とエージェントの両方によってレポートされます。アプリケーションの問題切り分け担当者はインシデント データ(問題解決メトリック)を分析し、ユーザおよびビジネスへの影響を判定します。
以下の図は、トランザクションに関する問題を診断する方法を示しています。
Diagnose Problems with Transactions in WebView
以下の手順に従います。
  1. インシデントと障害を表示する。
  2. インシデントと障害からドリルダウンしてメトリックを分析します。
  3. インシデント データおよび問題解決メトリックを理解します。
インシデントと障害の表示
トランザクションの CA CEM インシデント データおよびクリティカル障害情報を表示できます。
以下の手順に従います。
  1. CEM コンソールを開きます。
  2. [CEM]-[インシデント管理]を選択します。
    [インシデント]ページが表示されます。
  3. 低速トランザクション インシデントの ID 番号のリンクをクリックします。インシデントの[概要]ページが表示され、以下の情報が表示されます。
    • 概要
      障害、障害およびユーザの数、およびステータス データを表示します。
    • エビデンス コレクション
      このインシデントに対して収集された(または収集されていない)障害のタイプが表示されます。
    • Introscope トランザクション追跡
      トランザクション追跡のデータおよびリンクが表示されます。これは、Introscope 統合が有効になっている場合にのみ表示されます。
    • 問題解決サイクル
      このインシデントに関連する時間が表示されます。障害状態が問題であった時間が表示されます。
    • 障害時間の分布グラフ
      トランザクション時間がどこで費やされているかを表示します。
    • インシデントを閉じる
      クローズ者、日付、原因、および解決を表示します。
  4. 影響を受けたユーザおよびグループの情報を表示するには、[影響を受けたユーザ グループ]リンクまたは[影響を受けたユーザ]リンクをクリックします。
  5. Transaction Tracer を使用してトランザクション関連のインシデント情報を収集するには、[トランザクション追跡の開始]ボタンをクリックして手動でトランザクション追跡セッションを開始します。
  6. 各層のどこでトランザクション時間が費やされているかを表示するには、[障害時間分布テーブル]を使用します。Introscope が有効になっていて、そのインシデントが低速トランザクション インシデントである場合、グラフには、データがあるすべての層が表示されます。そうでない場合は、[CA CEM トランザクション時間]および[初回応答までの時間]のみが表示されます。
  7. トランザクションの背後にあるビジネス サービスを調査するには、[Introscope WebView に移動]リンクをクリックします。
    問題切り分けマップ ツリーは、ビジネス サービス、プロセス、およびトランザクションの階層を表示します。右側のペインの[概要]タブには、対応するメトリック グラフ([平均応答時間]、[間隔ごとの応答数]など)が表示されます。しきい値を超過すると、危険(赤)および警告(黄)のラインが表示されます。
  8. [By Business Service]ノードの使用
    • 各ノードを移動およびクリックして、トランザクション追跡メトリックを分析します。
    • [時間ウィンドウ]で時間範囲を指定して、特定の問題解決メトリックを表示します。
    • メトリック グラフを表示し、エラーの頻度および性質を確認します。
    • 低速の根本原因を見つけます。
インシデントからのドリルダウンによるメトリックの分析
メトリックの詳細情報を表示するために、インシデントからドリルダウンします。
以下の手順に従います。
  1. [CEM]-[インシデント管理]を選択します。
    [インシデント]ページが表示されます。
  2. 低速トランザクション インシデントの ID 番号のリンクをクリックします。
    インシデントの[概要]ページが表示されます。
  3. 障害を表示するには、[概要]タブの[障害数]リンクをクリックします。
    障害リストが表示されます。
  4. すべての障害関連の情報を参照するには、[表示]リストから項目を選択します。
  5. 確認する必要がある障害を検索して見つけます。
  6. 低速の障害の日付と時刻のリンクのいずれかをクリックします。
    障害の詳細ページが表示されます。
  7. トランザクション追跡および HTTP 情報を表示するには、下へスクロールします。
    • トランザクション追跡は、サーブレット コンポーネントからバックエンド コンポーネントへの低速トランザクション障害の根本原因を表示します。
    • HTML 情報を使用して、ユーザに表示された HTML を自分のコンピュータで参照できます。
  8. 障害に対応する履歴イベントを表示するには、[Introscope WebView に移動]をクリックします。
    履歴イベント ビューアが開きます。このビューアは、GUID の CorGUID クエリを表示します。CorGUID クエリは、障害と関連します。標準的な追跡イベント情報(イベントの数)がビューアに表示されます。
  9. ビューアを使用して、トランザクション時間を分析し、低速トランザクションの根本原因を特定します。
インシデント データおよび問題メトリックの理解
データおよび基になるパフォーマンス メトリックをさまざまな方法で解釈できます。
  • インシデント用語の確認。
  • 問題解決切り分けメトリックの解釈。
  • 履歴データの表示。
インシデント用語の確認
障害およびインシデントと、関連付けられたトランザクション追跡の調査を開始するには、関連する用語に精通している必要があります。
  • アプリケーション サーバ時間
    アプリケーション サーバがトランザクションを処理するのにかかった時間の測定値。応答に関与している最初の追跡対象コンポーネントからの応答時間がレポートされます。
  • バックエンド時間
    バックエンド システムが処理に要した時間の測定値。
  • トランザクション時間
    最初のリクエスト パケットから最後の応答パケットまでのトランザクションの経過時間の合計。TIM によって監視されます。
  • 論理時間
    障害の原因と考えられる Blame コンポーネントのプログラム コードがトランザクションを処理するのにかかった時間の測定値。
  • 障害の原因と考えられる Blame バックエンド コンポーネント
    低速トランザクションの遅延の原因と考えられる、バックエンド時間の最も具体的な部分。障害の原因と考えられる Blame バックエンド コンポーネントは、グラフで最も広いバックエンド コンポーネントとして表示されますが、必ずしも最低のバックエンド コンポーネントとは限りません。
  • 障害の原因と考えられる Blame コンポーネント
    低速トランザクションで遅延の考えられる原因として識別される、ロジック(またはプログラム コード)の最も具体的な部分。障害の原因と考えられる Blame コンポーネントは、グラフで最も広いコンポーネントとして表示されますが、必ずしも最低のコンポーネントとは限りません。
    障害の原因と考えられる Blame コンポーネントは、トランザクション時間全体の 25% 以上かかる最低の(バックエンドでない)コンポーネントを調べることによって識別されます。
  • 初回応答までの時間
    リクエストの最後のパケットからコンポーネントの応答の最初のパケットまでの経過時間。
    初回応答までの時間は、追跡する障害によって異なります。
    • コンポーネント障害
      コンポーネントの初回応答までの時間を表示します。
    • トランザクション障害
      識別コンポーネント トランザクションの初回応答までの時間を表示します。
    • ビジネス トランザクション障害
      識別コンポーネント トランザクションの初回応答までの時間。
問題解決切り分けメトリックの解釈
エージェントは、CA CEM のドメイン構成ファイルでの定義に従って、ビジネス サービスおよびビジネス トランザクション階層に関するメトリックを作成します。メトリックは Investigator の問題切り分けマップ ツリーで表示できます。
各ビジネス サービスについては、Stall Count メトリックが、POST パラメータで定義されたビジネス トランザクションの Business Service ノードの下に表示されます。
注:
Stall count メトリックは、どのビジネス トランザクション定義とも関連はありません。
ビジネス トランザクションごとに、以下のメトリックが表示されます。
  • Average Response Time (ms) (平均応答時間(ミリ秒))
    -- 基準となるアプリケーション応答速度。
  • Concurrent Invocations (同時進行中の呼び出し)
    -- 一定の時間に処理される要求の数。
  • Errors Per Interval (間隔ごとのエラー数)
    -- 指定した時間スライス中に発生するエラーの数。
  • Responses Per Interval (間隔ごとの応答数)
    -- 指定した時間スライス中に完了する要求の数。
  • Stall Count (ストール数)
    -- ストールの数。ストールは、指定した時間しきい値内に完了しなかった要求です。
注:
POST パラメータで定義されたビジネス トランザクションについては、Stall Count メトリックおよび Concurrent Invocations メトリックは使用されません。
履歴データの表示
アプリケーションを監視する場合、ライブ データ ビューが変化し、常に最新のデータが表示されます。ライブ データはデフォルト ビューです。時間範囲を選択すると、履歴データを表示できます。履歴データでは、問題が発生した時刻を特定できます。
以下の手順に従います。
  1. WebView で、履歴データを表示するエレメント(リソースなど)を選択します。
  2. [時間ウィンドウ]ドロップダウン リストから、履歴ビュー用の時間範囲([24 時間]など)を選択します。
    選択した時間範囲([24 時間]など)を使用して、その範囲のエレメントのデータが表示されます。終了時刻は現在の時刻に設定されます。
  3. 開始時刻を変更する場合は、[時間ウィンドウ]の横にある進む矢印および戻る矢印をクリックします。
  4. 範囲の終了時刻を現在時刻にリセットするには、[今すぐ終了]をクリックします。