SOA 専用のエージェント構成プロパティ

SOA エージェントのプロパティは、エージェント プロファイル(IntroscopeAgent.profile)に格納されます。このプロファイルは、プロパティ名と値で構成されるテキスト ファイルです。エージェントは、エージェント プロファイルを以下のように検索します。
apmdevops104jp
エージェント プロパティの格納場所について
SOA エージェントのプロパティは、エージェント プロファイル(
IntroscopeAgent.profile
)に格納されます。このプロファイルは、プロパティ名と値で構成されるテキスト ファイルです。エージェントは、エージェント プロファイルを以下のように検索します。
  • com.wily.introscope.agentProfile
    システム プロパティで指定された場所。
  • com.wily.introscope.agentProfile
    プロパティが設定されていない場合、エージェントは
    IntroscopeAgent.profile
    ファイルを使用します。
ほとんどの場合、エージェント プロパティの変更を有効にするには、エージェントが監視するアプリケーション サーバを再起動する必要があります。
SOA Performance Management (SPM)に固有の以下のエージェント プロパティを設定することができます。
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エージェント プロパティの構成
エージェント プロパティは、エージェントの動作やオペレーションの制御や、ユーザの環境に合わせた設定のカスタマイズなどを行うために使用します。SOA Performance Management には、デフォルト設定を持つ複数の SOA 専用のエージェント プロパティが含まれています。これらのプロパティを使用する前に、プロパティ名を
IntroscopeAgent.profile
ファイルに追加し、プロパティに有効な値を設定する必要があります。
以下の手順に従います。
  1. IntroscopeAgent.profile ファイルをテキスト エディタで開きます。
  2. SOA 専用のエージェント プロパティの一覧から、
    IntroscopeAgent.profile
    SOA 専用のエージェント構成プロパティ ファイルに追加するプロパティを特定します。
  3. IntroscopeAgent.profile ファイルの SOA 専用セクションに、
    com.wily.introscope
    プレフィックスを含むプロパティの完全な名前を入力します。たとえば、以下の通りです。
    ########################################### # SOA Performance Management Agent Settings # ========================================= com.wily.introscope.agent.httpheaderread.enabled
  4. 必要に応じてプロパティ値を設定します。たとえば、以下の通りです。
    com.wily.introscope.agent.httpheaderread.enabled=true
  5. IntroscopeAgent.profile
    ファイルを保存して閉じます。
    IntroscopeAgent.profile
    ファイルにプロパティを追加した後は、必要に応じてプロパティ値を変更できます。
SOA 専用のエージェント プロパティについて
IntroscopeAgent.profile には、以下の SOA 専用プロパティを設定できます。すべてのプロパティは com.wily.introscope というプレフィックスで始まりますが、読みやすくするため、リストではこのプレフィックスを付けずにプロパティを表示します。
その他のエージェント プロパティの詳細については、
Java Agent
または
NET エージェント
を参照してください。
ほとんどの場合、エージェント プロパティを変更したときは、プロパティの変更を有効にするためにアプリケーション サーバを再起動する必要があります。
agent.httpheaderinsertion.enabled
HTTP ヘッダへのクライアント側の相関識別子の挿入を有効または無効にします。
このプロパティは、SAP NetWeaver ではサポートされません。
プロパティ設定
このプロパティは、true または false に設定できます。
  • true - クライアント側の相関関係と依存関係の情報を HTTP ヘッダに追加します。
  • false - クライアント側の相関関係と依存関係の情報に関する HTTP ヘッダの変更を禁止します。
デフォルト
SOA Performance Management (SPM)の場合は false。
CA APM for Oracle Service Bus、CA APM for TIBCO BusinessWorks、および CA APM for webMethods Integration Server の場合は、true です。
com.wily.introscope.agent.httpheaderinsertion.enabled=true
このプロパティの変更を有効にするには、管理対象アプリケーションを再起動する必要があります。
agent.httpheaderread.enabled
HTTP ヘッダからのサーバ側の相関識別子の取得を有効または無効にします。
このプロパティは、SAP NetWeaver ではサポートされません。
プロパティ設定
このプロパティは、true または false に設定できます。
  • true - サーバ側の相関関係と依存関係の情報を HTTP ヘッダから読み取ります。
  • false - HTTP ヘッダの相関関係と依存関係の情報をチェックしません。
デフォルト
SOA Performance Management (SPM)の場合は false。
CA APM for Oracle Service Bus、CA APM for TIBCO BusinessWorks、および CA APM for webMethods Integration Server の場合は、true です。
com.wily.introscope.agent.httpheaderread.enabled=true
このプロパティの変更を有効にするには、管理対象アプリケーションを再起動する必要があります。
agent.soapheaderinsertion.enabled
SOAP ヘッダへのクライアント側の相関識別子の挿入を有効または無効にします。
SOA 依存マップやプロセスにまたがるトランザクション追跡を使用するには、相関識別子をプロセス間で受け渡す必要があります。エージェントはこの相関識別子を SOAP ヘッダまたは HTTP ヘッダに挿入できます。
予期しないヘッダ エントリのために SOAP ベースのアプリケーションが正常に機能しない場合は、このプロパティを false に設定してください。このプロパティを false に設定し、HTTP ヘッダへの相関識別子の挿入を有効にしないと、SOA 依存マップやプロセスにまたがるトランザクション追跡で関連する情報を表示できなくなります。
プロパティ設定
このプロパティは、true または false に設定できます。
  • true - クライアント側の相関関係と依存関係の情報を SOAP ヘッダに追加します。
  • false - クライアント側の相関関係と依存関係の情報に関する SOAP ヘッダの変更を禁止します。
デフォルト
True
com.wily.introscope.agent.soapheaderinsertion.enabled=true
このプロパティの変更を有効にするには、管理対象アプリケーションを再起動する必要があります。
agent.soapheaderread.enabled
SOAP ヘッダからのサーバ側の相関識別子の取得を有効または無効にします。
プロパティ設定
このプロパティは、true または false に設定できます。
  • true - サーバ側の相関関係と依存関係の情報を SOAP ヘッダから読み取ります。
  • false - SOAP ヘッダの相関関係と依存関係の情報をチェックしません。
デフォルト
True
com.wily.introscope.agent.soapheaderread.enabled=true
このプロパティの変更を有効にするには、管理対象アプリケーションを再起動する必要があります。
agent.soa.metricNameFormatting
SPM のメトリック名の表示されている文字(1 文字または複数文字)を、アンダースコア(_)に置き換えます。
たとえば、スラッシュ(/)を置換するように com.wily.introscope.agent.soa.metricNameFormatting プロパティ設定すると、http://CheckingAccount/demobank.ca.com という URL は以下のように表示されます。
http_CheckingAccount_demobank.ca.com
このプロパティは、メトリック名に含まれる指定文字をアンダースコア(_)に置換する場合に設定します。
この置換を行うことにより、メトリック名を一部の Web Services Manager で使用される形式で表示できます。この場合、ネームスペース を webservices.pbd ファイル内の servicename に置き換える必要があります。これらの変更によって、SPM のメトリック名がネームスペースではなくサービス名を使用して Investigator ツリーと SOA 依存マップに表示されるようになります。
プロパティ設定
このプロパティは、アンダースコア(_)に置換するメトリック名内の 1 つ以上の文字に設定できます。
プロパティが定義されていない場合や、プロパティに値がない場合は、文字の置換は行われません。
デフォルト
なし
com.wily.introscope.agent.soa.metricNameFormatting=/:
このプロパティの変更を有効にするには、管理対象アプリケーションを再起動する必要があります。
agent.transactiontrace.boundaryTracing.cacheFlushFrequency
エージェントのメモリに保持された依存関係データがキャッシュのフラッシュにより削除されるまでの日数を指定します。このプロパティを設定すると、定期的にアイドル スレッドがフラッシュされ、エージェントのキャッシュがクリアされます。指定した期間の終了時にキャッシュがフラッシュされる結果、SOA 依存マップの依存関係データがエージェント内で削除されます。その後、エージェントは依存関係データを再検出し、そのデータを Enterprise Manager に転送することにより、SOA 依存マップに表示された情報をリフレッシュします。
デフォルトでは、既知の依存関係に関する情報がエージェントから Enterprise Manager に不必要に送信されるのを防ぐため、以前に検出された依存関係はエージェント キャッシュに 30 日間保持されます。ほとんどの場合、この期間は 30 日で十分です。これは、依存関係データがほとんど変化せず、以前に検出された依存関係をエージェント キャッシュに格納しておけば、エージェントが一定の間隔で Enterprise Manager に転送する必要があるデータを削減できるためです。
実行中のエージェントが、スタンドアロン Enterprise Manager との接続を失った場合や、非クラスタ(MOM がない)環境下で新しい Enterprise Manager にフェールオーバした場合は、このプロパティを 1 に設定することにより、エージェント キャッシュを 1 日でフラッシュできます。このプロパティを 1 に設定すると、キャッシュから既知の依存関係が削除されるため、エージェントは新しい Enterprise Manager にデータを送信できるように、削除された依存関係を強制的に再検出します。
プロパティ設定
このプロパティは、0 より大きい任意の整数に設定できます。
デフォルト
30 日
com.wily.introscope.agent.transactiontrace.boundaryTracing.cacheFlushFrequency=1
このプロパティへの変更はただちに有効になります。管理対象アプリケーション サーバを再起動する必要はありません。
agent.transactiontrace.boundaryTracing.enable
トランザクション追跡境界トレースを有効または無効にします。SOA 依存マップに情報を表示する場合は、境界トレースを有効にする必要があります。SOA 依存マップを使用していない場合は、このプロパティを無効にしてオーバーヘッドを軽減できます。
オーバーヘッドの問題を回避するため、境界トレースは特定のサイズになったときにエージェント キャッシュから送信されます。
プロパティ設定
このプロパティは、true または false に設定できます。
  • true - SOA 依存マップに必要なトランザクション追跡境界トレースの情報を収集し、それを Enterprise Manager に送信します。
  • false - SOA 依存マップに必要なトランザクション追跡境界トレースの情報を収集しません。
デフォルト
True
com.wily.introscope.agent.transactiontrace.boundaryTracing.enable=true
このプロパティの変更を有効にするには、管理対象アプリケーションを再起動する必要があります。
soa.client.prependhandler
クライアント側の SPM SOAP ヘッダの挿入位置を制御します。デフォルトでは、SOAP ハンドラ チェーン内の最初のハンドラは SPM SOAP ヘッダを挿入します。このプロパティを使用して、アプリケーションが SOAP メッセージを処理する方法に応じて SOAP ハンドラ チェーンの最初または最後に SOAP ヘッダを挿入できます。
このプロパティは、SOAP ハンドラを使用し、使用中の SOAP エンジンおよび API に依存するアプリケーション サーバにのみ適用されます。たとえば、アプリケーション サーバが WebLogic や WebSphere の古いバージョン、または SAP NetWeaver を実行する場合に、このプロパティを使用できます。Apache Axis、Apache CXF、ネイティブ JBoss、WebLogic 10.x(JAX-WS)、WebSphere 7.0(JAX-WS)、.NET、または Spring Web Service を使用している場合は、このプロパティは適用されません。
プロパティ設定
このプロパティは、true または false に設定できます。
  • True - SOAP ハンドラ チェーンの最初のハンドラを使用して SOAP ヘッダを挿入します。
  • False - SOAP ハンドラ チェーンの最後のハンドラを使用して SOAP ヘッダを追加します。
デフォルト
True
com.wily.introscope.soa.client.prependhandler=true
このプロパティの変更を有効にするには、管理対象アプリケーションを再起動する必要があります。
soa.server.appendhandler
サーバ側の SPM SOAP ヘッダの取得と削除を制御します。デフォルトでは、SOAP ハンドラ チェーン内の最後のハンドラは SPM SOAP ヘッダを読み取ります。このプロパティを使用して、アプリケーションが SOAP メッセージを処理する方法に応じて SOAP ハンドラ チェーンの最初または最後に SOAP ヘッダを読み取って削除できます。
このプロパティは、SOAP ハンドラを使用し、使用中の SOAP エンジンおよび API に依存するアプリケーション サーバにのみ適用されます。たとえば、アプリケーション サーバが WebLogic や WebSphere の古いバージョン、または SAP NetWeaver を実行する場合に、このプロパティを使用できます。Apache Axis、Apache CXF、ネイティブ JBoss、WebLogic 10.x(JAX-WS)、WebSphere 7.0(JAX-WS)、.NET、または Spring Web Service を使用している場合は、このプロパティは適用されません。
プロパティ設定
このプロパティは、true または false に設定できます。
  • True - SOAP ハンドラ チェーンの最後のハンドラを使用して SPM SOAP ヘッダを読み取り、削除します。
  • false - SOAP ハンドラ チェーンの最初のハンドラを使用して SPM SOAP ヘッダを読み取り、削除します。
デフォルト
True
com.wily.introscope.soa.server.appendhandler=false
このプロパティの変更を有効にするには、管理対象アプリケーションを再起動する必要があります。
com.wily.soa.dependencyarray.maxsize
予期しないメモリのオーバーヘッドを回避するために、エージェント側で収集された[SOA 依存マップ]のエッジをクランプします。
プロパティ設定
プロパティのデフォルト値を設定したり、デフォルト値より大きい値を指定できます。
デフォルト
1,000
推奨値
デフォルト値以上
com.wily.soa.dependencyarray.maxsize=1000