CA APM のデータ保存要件
apmdevops97jp
各 Enterprise Manager で、SmartStor を専用のディスクまたは I/O サブシステム上に配置する必要性
CA APM のキャパシティを最適化するには以下の要件が不可欠です。
SmartStor のロケーションは、専用ディスクまたはディスク アレイを指すようにします。 SmartStor ディスクを以下に示すその他のデータ ストアと共有しないようにしてください。
- トランザクション イベント データベース(traces.db)
- ヒューリスティックス データベース(baselines.db)
SmartStor のロケーションは、インストール時に選択するか、IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイル内の introscope.enterprisemanager.smartstor.directory プロパティを使用して選択できます。
さらに、IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイル内の introscope.enterprisemanager.smartstor.dedicatedcontroller プロパティを true に設定します。
SmartStor キャパシティ プランニング用の SmartStorSizing.xls スプレッドシートを使用することもできます。
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Enterprise Manager の内部データベースの設定とキャパシティ
背景情報および詳細情報がわかると、SmartStor、トランザクション イベント、およびベースライン データベースのサイジングおよびパフォーマンス関連の推奨事項、設定および制限を理解しやすくなります。 Enterprise Manager 関連の設定およびキャパシティ制限を使用して、CA APM 環境のセットアップ、保守、および設定を行うことができます。
Enterprise Manager の内部データベースのディスク領域の要件
「Introscope のすべてのデータベースにどれだけのディスク領域が必要か」という質問に答えるには、Introscope がデータを格納する 3 つのデータベース(SmartStor、traces.db、および baselines.db)に必要なディスク領域を計算します。
- SmartStor はエージェントから送られるメトリック データを格納するために使用されます。SmartStorSizing.xls スプレッドシートを利用して、SmartStor に必要なディスク領域を判断することができます。注:スプレッドシートの使用方法の詳細については、「SmartStor によるデータ保存の設定」を参照してください。
- traces.db には、エラー スナップショットなどの、すべてのトランザクション追跡およびイベント データが含まれています。このデータベースは、複数のファイルから構成されます。 1 日に 1 つファイルが作成され、このデータは IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイルで指定した日数だけ保存されます。 この設定例では、日単位のファイルは 14 日間保存されます。introscope.enterprisemanager.transactionevents.storage.max.data.age=14
- baselines.db には、Introscope メトリックのベースライン(ヒューリスティック)データすべてが 1 つのファイルに保存されます。
traces.db および baselines.db データベースは、データを異なる割合で収集し保守します。 Enterprise Manager に必要なデータベース ディスク領域を決定するには、traces.db および baselines.db のディスク領域の計算を別々に行います。 次に、この 2 つの計算結果を合計します。
traces.db ディスク領域の計算例
Introscope traces.db ファイルに必要なディスク領域の概算を計算するためには、最初に以下の質問に答えてください。
- 「保持するイベント数はいくつか」
- 「これらのイベントを保持する日数は何日か」
これらの質問への答えが出たら、必要なディスク領域を判断するため、以下の例に示すような計算を実行します。
データを保存する合計日数の値およびイベント/日の値を、使用しているシステム用に決定した値で置き換えることで、Enterprise Manager の traces.db ディスク領域の要件を予測できます。
エージェントの平均バイト/イベント = 4096
データを保存する合計日数 = 36
イベント/日 = 1000 イベント/分 x 60 分/時 x 24 時間/日 = 1,440,000
注:
この値は、1,000 イベント/分に基づいた、イベント/日の最大負荷数です。これは、Windows マシンの最大推奨負荷です。 apm-events-thresholds-config.xml ファイルには、introscope.enterprisemanager.events.limit clamp が記述されています。この設定は、Enterprise Manager が 15 秒間間隔ごとに処理できるイベント数を 1,250(デフォルト)に制限します。必要なバイト/日 = 4096 (バイト/イベント) x 1,440,000 イベント/日 = 5,898,240,000
必要な GB/日 = 5,898,240,000 バイト/日/(1024 x 1024 x 1024) = 5.49 GB
必要なディスク領域の合計 = 36 (データを保存する合計日数) x 5.49 GB (1 日に必要な容量) = 198 GB
baselines.db のディスク領域の計算例
baselines.db ファイルが 2 GB を超えることは滅多にありません。 baselines.db のディスク領域の要件の概算を計算する数式では、以下の入力情報を使用します。
- アプリケーション問題切り分けマップに表示されたフロントエンド(通常は別個の .war ファイル)の数
- アプリケーション問題切り分けマップに表示された、呼び出されたバックエンドの数
- 監視対象エージェントの数
方程式変数を以下に示します。
F = フロントエンド
B = 呼び出されたバックエンド
A = エージェント
D = 必要なディスク領域(バイト)
以下の方程式を使用して、baselines.db のディスク領域の要件を見積もることができます。
D = 400 * F * (B + 1) * A
以下に例を示します。
- フロントエンド = 150
- 呼び出されたバックエンド = 35
- エージェント = 10
baselines.db のファイル サイズ = 400 * 150 * 36 * 10 = 21,600,000 バイト = 21.6 MB になります。
注:
これらの数字は単なる例であり、いかなる Introscope 環境に対しても推奨値として提供されるものではありません
。SmartStor 専用のコントローラ プロパティの設定
専用の SmartStor ディスクがあることをコレクタに通知するための、専用のコントローラ プロパティがあります。 IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイルに次のようなプロパティがあります。
introscope.enterprisemanager.smartstor.dedicatedcontroller=true
以下のアクションを両方とも実行することで、Enterprise Manager で並列処理の最適化を最大限に活用することができます。これは、SmartStor のディスクが共有されている場合は安全な方法ではありません。
- 各 SmartStor への個別ディスクの提供
- 専用コントローラ プロパティを true に設定
専用コントローラのプロパティは、デフォルトでは false に設定されています。 このプロパティを true に設定するには、SmartStor 用に専用ディスク I/O パスを用意する
必要があります
。各コレクタに対してディスクが 1 つしかない場合は、true に設定できません。専用のコントローラ プロパティが false に設定されている場合、メトリック キャパシティは最大 50 パーセント低下することがあります。
注:
SmartStor 専用のコントローラ プロパティを true に設定する方法の手順については、「Enterprise Manager の実装とクラスタのサイジング」を参照してください。上記のすべての制限事項は、利用可能なさまざまなストレージ タイプ(ローカル ディスク、SAN などの外部ストレージ ソリューションなど)に適用されます。 SmartStor には別々のディスクまたはコントローラが必要という要件がありますが、これは別々のホスト アダプタが必要という意味では
ありません
。 (個別のファイバーチャンネル アダプタ、SCSI アダプタなど)。重要:
同一のドライブ上にある複数のパーティションは 1 つのコントローラを共有するため、SmartStor インスタンスに適した環境にはなりません。SAN を使用した SmartStor ストレージの計画
SmartStor ディスク ストレージに関する最も重要な考慮事項は、I/O パスに競合がないこと、およびパフォーマンスが高速で、整合性があるということです。 SAN ストレージ環境では、SmartStor ごとに最適な設定が、専用物理ディスクを表す一意の LUN(Logical Unit Number、論理ユニット番号)にマッピングされます。 この設定では、introscope.enterprisemanager.smartstor.dedicatedcontroller=true を設定しても安全です。
同じ物理ディスクのパーティションまたはサブセットにあたる LUN を 2 つ以上設定すると、SmartStor の専用ディスクの要件が
満たされなくなります
。ネットワーク ファイル システム上の SmartStor
SmartStor のストレージ用に NFS を使用したり、SmartStor のストレージ用の SAN を NFS に置き換えないでください。 NFS は、スループットではなくファイル共有に対して最適化されています。 NFS を SmartStor 用として受け入れることができないのは、NFS は I/O キャパシティを最も効率的に利用するために書き込みを自動的に遅延するためです。 この遅延されたアクションは、大きな同期の問題の原因となります。
SAS コントローラを使用した SmartStor ストレージの計画
1 台の SAS コントローラを使用することで、SmartStor および traces.db データと baselines.db データの両方を Enterprise Manager で保存できます。 SmartStor 専用ディスクを用意することが重要です。この例では、SmartStor 用に専用の SAS ポートが用意されています。
SmartStor の I/O のディスク使用状況
CA APM は、15 秒ごとに SmartStor データベースにメトリックを書き込みます。 ほとんどの監視環境で、シーケンシャルなデータ書き込みオペレーションは、SmartStor で最も頻繁に実行される処理です。 書き込みオペレーションの効率は、Enterprise Manager のメトリック キャパシティの主要な決定要因です。 以下の表を使用して、予想されるメトリック負荷または実際のメトリック負荷に基づいて SmartStor のディスク I/O 要件を見積もります。
メトリックのワークロード | 平均ディスク書き込み回数/秒 | ピーク時のディスク書き込み回数/秒 |
100,000 | 50 | 100 |
200,000 | 100 | 187 |
300,000 | 165 | 210 |
500,000 | 250 | 350 |
700,000 | 400 | 560 |
SmartStor およびフラット ファイル アーカイブ
フラット ファイル アーカイブは、SmartStor の代わりにメトリック データの保存に使用できるもう 1 つの形式です。 SmartStor と違い、フラット ファイル形式は読み取り可能な ASCII 形式でデータを書き込みます。そのため、SmartStor の形式よりも大量にディスク領域を消費します。
SmartStor およびフラット ファイル アーカイブに関する推奨事項は以下のとおりです。
- ディスク領域を最小限に抑えることが最大の考慮事項でない限り、フラット ファイル アーカイブ圧縮は使用しないでください。フラット ファイル アーカイブ圧縮機能を有効にすると、Enterprise Manager は CPU リソースを著しく必要とします。 圧縮機能が定期的に実行されると、CPU の高い使用率によって Enterprise Manager のパフォーマンスが悪影響を受けることがあります。 フラット ファイル アーカイブを使用する必要がある場合は、できるだけ少数のメトリックをアーカイブします。
- 実運用環境でフラット ファイル アーカイブを使用しないでください。読み取り可能なメトリック値は、QA デバッグ環境で最も役立ちます。
- フラット ファイル アーカイブと同じディスクに SmartStor を置かないでください。SmartStor は独自の専用ディスクに配置し、SmartStor 専用のコントローラ プロパティを設定します。
APM データベースのデータ保存要件および推奨事項
背景情報および詳細情報を知ると、APM データベースのサイジングおよびパフォーマンス関連の推奨事項、設定および制限を理解しやすくなります。
APM データベースのディスク要件
最高のパフォーマンスを確保するには、標準のデータベース サーバのディスク設定戦略に従います。 データ、インデックスおよびログ用に個別のディスクを使用します。
APM データベース サーバの場所
Introscope のみを実行している場合は、各スタンドアロン Enterprise Manager に必要とされる APM データベースをインストールする必要があります。 複数のスタンドアロン Enterprise Manager が存在する環境では、それぞれに独自の APM データベースが必要です。 Introscope のみを実行している場合、APM データベースは主にアプリケーション問題切り分けマップのデータを保存するため、APM データベースのアクティビティと保存の必要性はそれほど大きくありません。
CA CEM を実行している場合、APM データベース アクティビティおよび保存の必要性は非常に大きくなります。 この場合、Enterprise Manager とは別のサーバ上で APM データベースを実行することをお勧めします。
ヒント:
Enterprise Manager がキャパシティの上限近くまで動作することを予想している場合は、APM データベースを別のサーバに配置することによって、リソースの競合を回避します。単一のコンピュータ上の複数の APM データベース
環境によっては、同じデータベース サーバ内に複数の APM データベース インスタンスをインストールすると、ハードウェアの使用状況を最適にするために都合が良い場合があります。 Enterprise Manager のインストーラを使用すると、PostgreSQL のポート 5432 を共有する複数のスキーマ(たとえば、apmdb1、apmdb2、apmdb3)を作成できます。 各スキーマまたはデータベース インスタンスが一意の名前を持つようにします。
単一のコンピュータ上で APM データベースの複数インスタンスを実行する場合、各データベースのメモリ、CPU コアの数、およびディスク領域の要件は削減されません。 各データベース インスタンスの要件の合計に相当するリソースを用意します。 たとえば、各データベース インスタンスのトランザクション ログおよびデータのために個別のディスクを使用します。
TIM 監視が含まれる完全な CA APM をデプロイする場合は、複数の APM データベース インスタンスを同じデータベース サーバ内で使用することはお勧めしません。 ただし、デプロイに共有 APM データベースが必要となる場合は、リソースの割り当てが先ほど説明したガイドラインに従っていることを確認します。
APM データベースの接続プールの設定
プラットフォームの互換性を最大限に広げるために、APM データベースは最大で 125 のデータベース接続を使用するように構成されています。
Introscope および CA CEM の接続プール設定は別々のファイルで設定されており、どちらも
<EM_Home>
/configディレクトリに置かれています。 以下のファイルを設定します。- APMEnterpriseManager.properties ファイル。このファイルには、アプリケーション問題切り分けマップ用の APM データベース接続プールの設定を定義します。いずれの場合でも、十分なデフォルト値が設定されます。
- tess-default.properties ファイル。このファイルには、個々の Enterprise Manager サービス用の APM データベース接続プールの設定を定義します。 このファイルの c3p0 プロパティの値は、Enterprise Manager の起動時および Enterprise Manager サービスが別の Enterprise Manager に再割り当てされる場合に、接続プールを初期化するために使用されます。
重要:
デフォルトの TESS プロパティを設定する必要がある場合には、専用バージョンの tess-default.properties ファイル作成して、このファイルに tess-customer.properties という名前を付けます。 Enterprise Manager はこの名前のファイルをロードしなければならないことを認識しています。 tess-default.properties ファイルは将来のアップグレード時に上書きされます。 tess-customer.properties ファイルは、将来のアップグレード時に上書きされることはありません。 このような理由から、このガイドの手順では tess-customer.properties ファイルを参照します。Enterprise Manager サービスは、接続プールの割り当ておよび使用状況を説明するサポータビリティ メトリックを提供しています。 これらの APM データベース接続プール サポータビリティ メトリックは、接続プールの設定が適切かどうかを確認するために使用できます。 サポータビリティ メトリックは、特定のキャパシティ問題の検出にも役立つことがあります。
スタンドアロン Enterprise Manager の APM データベース接続プールの設定
各 Enterprise Manager にインストールされているデフォルトの Enterprise Manager サービスの接続プールの設定では、接続プール サイズの最小値が 20 接続、最高値が 44 接続になっています。 これらのデフォルト値は、単一の Enterprise Manager ですべての Enterprise Manager サービスを実行するために必要な接続プールの設定です。
スタンドアロン Enterprise Manager がエージェント メトリックとアプリケーションの負荷のみを処理する(TIM からのデータは処理しない)場合、Enterprise Manager サービスおよび関連する APM データベース接続は使用されません。
コレクタまたは MOM の APM データベース接続プールの設定
Enterprise Manager サービスの配置に関して、クラスタでコレクタまたは MOM が果たす役割は、クラスタまたは MOM が必要とするデータベース接続の数を決定することです。 デフォルトでは、すべての Enterprise Manager サービスは、APM データベースに接続する最初のコレクタに割り当てられます。 すべてのコレクタおよび MOM がクラスタにインストールされ、MOM が実行された後に、CA CEM 管理者は、Enterprise Manager サービスの再割り当てを行うことができます。
インストール時にコレクタの役割が不明であるため、すべてのコレクタはデフォルトで、CEM コンソールおよびスタンド アロン Enterprise Manager をサポートするために十分なデータベース接続プールを使って設定されます。
一般的に、
<EM_Home>
/config/tess-default.properties ファイルで指定されているデフォルト プロパティの値をそのまま使用することができます。この値はほとんどのデプロイに適しています。 サイト固有のニーズまたはポリシーに準拠する必要がある場合は、tess-customer.properties ファイルを使って値を設定できます。接続プールが初めて設定された後に、Enterprise Manager サービスがクラスタ内のあるコレクタから別のコレクタに移動された場合、CA APM は自動的に各 Enterprise Manager の APM データベース接続プールの設定を再調整します。
Introscope 単体の負荷に対する APM データベースのサイジング
デプロイにより Introscope エージェント データのみを処理する(CA CEM のワークロードなし)場合、APM ディスク領域の要件は控えめなものになります。
デプロイで Introscope 単体を実行する場合には、以下のような PostgreSQL APM データベースのサイジングをお勧めします。
- 少なくとも 1 GB のディスク容量
- 200 MB のメモリ
CA CEM のワークロードに対する APM データベースのサイジング
以下の要因に基づいて、TIM がレポートしたデータを処理するための APM データベースのディスク領域の要件を決定できます。
- 障害発生の割合
- 障害に含まれるデータ
- 障害のデータ保持設定
- ユーザおよびユーザ グループのトランザクション トラフィックの量
- 統計の保持設定
障害発生の割合は、定義された障害の数、および定義済みしきい値を超過した頻度によって決まります。 障害は、ユーザの組織のビジネス要件に基づいて定義されます。 障害は APM データベースに格納されます。 応答本文情報を含まずにレポートされた障害には、およそ 650 バイトのディスク領域が必要です。
メトリック ブラウザ ツリーの以下の場所にある Defects Processor:Processed メトリックを表示すると、障害発生の割合がわかります。
注:
以下のパスでは、マシンとポートは TIM コレクション サービスをホストしているコレクタを参照します。*SuperDomain*|Custom Metric Host (Virtual)|Custom Metric Process (Virtual)| Custom Metric Agent (Virtual)(machine@port)|Enterprise Manager|CEM|Processors| Defects Processor:Processed
障害に応答本文情報を含める場合は、サイズを 10,000 バイトまで設定できます。 応答本文情報は
障害メタデータ
と呼ばれ、APM データベースにも保存されます。注:
応答本文情報を含むように障害を設定する詳細については、「」を参照してください。PostgreSQL は、障害メタデータのような大規模な文字列データ オブジェクトを圧縮します。そのため、一般的に使用される場合の圧縮率の結果を予想するのは困難です。 ただし、メタデータを持つ障害は、それぞれ APM データベースの約 4 KB のディスク領域を必要とすると仮定します。
メタデータを含む処理済みの障害数に関する情報を取得するには、APM データベースの ts_defect_meta_values_<date> APM データベース テーブルをクエリします。
障害保持設定には、障害データが APM データベースに保持される期間を指定します。 この期間は 1 ~ 30 日まで設定できます。 通常は、組織のビジネス要件によってこれらの設定を決定しますが、データベースのディスク領域の要件に対する影響を考慮することも重要です。
注:
障害データ保持設定の詳細については、「Define the CA CEM Domain」を参照してください。統計情報は、さまざまな精度(間隔、日単位、週単位、月単位)で集積されます。 そのため、APM データベースのディスク領域の要件は、処理された統計レコード数と直接相関しません。 一般的に、各統計レコードには約 3 K の APM データベース ディスク領域が必要です。 統計レコードは、1 時間に 1 回処理されます。 処理された統計数を取得するには、Stats Processor:Processed メトリックに対して履歴クエリを実行します。このメトリックは、メトリック ブラウザ ツリーの以下の場所で参照できます。
*SuperDomain*|Custom Metric Host (Virtual)|Custom Metric Process (Virtual)| Custom Metric Agent (Virtual)(machine@port)|Enterprise Manager|CEM|Processors| Stats Processor:Processed
障害データと同様に、APM データベースのディスク領域の要件を計算する場合は、ユーザの組織が決定した統計保持期間を考慮します。
CA CEM のワークロードが小さい場合の APM データベースのサイジング
デプロイが CA CEM 単体の場合の参考ワークロードの半分未満で実行されている場合には、以下の PostgreSQL APM データベースのサイジングが推奨されます。
- 50 GB のディスク容量
- 1 GB のメモリ
- 2 つの CPU コア
- APM データベース ログ用の個別ディスク
CA CEM のワークロードが中~大規模の場合の APM データベースのサイジング
デプロイが CA CEM 単体の場合の参考ワークロードとほぼ同等のワークロードで実行されている場合には、以下の PostgreSQL APM データベースのサイジングが推奨されます。
- 8 つの CPU コア
- 32 GB の RAM
- APM データベース ログ用および CA データ用の個別のディスク
- ハード ディスクのプライマリ パーティション: 100 GB
- ハード ディスクの CA APM データ パーティション: 300 GB
- ログ データのパーティション: 100 GBピーク使用時に毎秒 500 回以上のディスクの書き込みが可能な RAID アレイまたは SAN のデータ ディスクを用意してください。
APM データベースのディスク領域の要件の決定
APM データベースには、以下の 2 種類のデータが格納されます。
- Introscope のビジネス サービスおよびビジネス トランザクション データ。このデータは、Investigator のアプリケーション問題切り分けマップで使用されます。
- 設定、記録、ログイン、障害、および統計に関する CA CEM データ。
APM データベース内のデータの量に影響する要因は以下のとおりです。
- 統計と障害の保存期間
- 定義される障害の数およびそれらのしきい値
- 監視されるトラフィックのボリューム
- トランザクション定義
- ユーザとユーザ グループの定義
設定されたしきい値を超過すると、CA CEM 障害が生成されます。 Web ベースのアプリケーションのトラフィックは、通常はトラフィックの多い期間の間にトラフィックが比較的少ない期間が挟まれるというパターンになります。 トラフィックが多い期間には、しきい値を頻繁に超過することがあります。 障害トラフィックが比較的多い期間を
障害ストーム
と呼びます。 障害ストーム間の障害発生の割合は、安定状態の障害発生の割合
と呼びます。APM ディスク空き容量計算機では、CA CEM のトランザクション定義および予測されるトラフィック情報を使用して、必要なディスク容量を概算します。
以下の手順に従います。
- 障害および統計データのサイズおよび量に影響する CA CEM とトラフィック要因の値を入力します。
- 測定または予測した障害発生の割合を説明する情報を入力します。
- 以下のいずれかの方法を使用して、統計データを入力します。
- 測定または予測した受信統計値。
- ユーザ/ユーザ グループ、ビジネス トランザクション、およびビジネス サービスに対する設定値。この方法に基づく APM データベース ディスク容量の見積もりは、指定した設定を使用して収集された統計の最悪のシナリオを表します。
- 以下の表のガイダンスを使用して、デプロイ用の計算機入力データを概算してください。
CA APM またはトラフィックの入力要因 | 計算機への入力データを概算する方法 |
障害データの入力 | |
1 分あたりの安定状態の数 | CEM.Processors.Defects Processor.Processed サポータビリティ メトリックを長期間分析し、安定状態で障害を受信する割合の平均値を計算します。 メトリックは以下の場所にあります。 メトリック ブラウザ ツリー TIM コレクション サービスを実行する Enterprise Manager 上の < EM_Home >/logs/tessperflog.txt ファイル |
1 分あたりの障害ストームの数 | CEM.Processors.Defects Processor.Processed サポータビリティ メトリックを長期間分析し、ピーク時(ストーム発生時)に障害を受信する割合の平均値を計算します。 メトリックは以下の場所にあります。 メトリック ブラウザ ツリー TIM コレクション サービスを実行する Enterprise Manager 上の < EM_Home >/logs/tessperflog.txt ファイル |
ストーム継続時間(分単位) | CEM.Processors.Defects Processor.Processed サポータビリティ メトリックを長期間分析し、障害ストームの平均時間を計算します。 メトリックは以下の場所にあります。 メトリック ブラウザ ツリー TIM コレクション サービスを実行する Enterprise Manager 上の < EM_Home >/logs/tessperflog.txt ファイル |
ストームの間隔(分単位) | CEM.Processors.Defects Processor.Processed サポータビリティ メトリックを長期間分析し、障害ストーム間の平均時間を計算します。 メトリックは以下の場所にあります。 メトリック ブラウザ ツリー TIM コレクション サービスを実行する Enterprise Manager 上の < EM_Home >/logs/tessperflog.txt ファイル |
メタデータを含むかどうか | 応答本文情報などのメタデータを含むように大部分の障害を設定するかどうかに基づいて、候補リストから[はい]または[いいえ]を選択します。 注: この要因は、APM データベースのキャパシティに大きく影響します。 |
保持期間(日数) | CEM コンソールで、[設定]-[インシデント設定]-[障害を削除するまでの期間]を選択します。 有効な値は 1 ~ 30 日です。 注: 保持期間の値が 0 の場合、ディスク容量の見積もりは 0 GB です。 データを保持する場合にのみ、APM データベースはディスク容量を必要とします。 |
1 時間あたりに受信する統計 | CEM|Processors|.Stats Processor.Processed サポータビリティ メトリックを長期間分析し、統計を受信する割合の平均値を計算します。 メトリックは以下の場所にあります。 メトリック ブラウザ ツリー TIM コレクション サービスを実行する Enterprise Manager 上の < EM_Home >/logs/tessperflog.txt ファイル |
ユーザ/ユーザ グループの数 | CEM のコンソールで、[管理]-[ユーザ グループ]を選択します。 エンタープライズ モードを使用する場合は、ユーザの数を入力します。 電子商取引モードを使用する場合は、ユーザ グループの数を入力します。 |
ビジネス トランザクションの数 | CEM コンソールで、以下の URL の[ビジネス トランザクション]ページに移動します。<MOM_IP> は MOM コンピュータの IP アドレスです。 http://<MOM_IP>:8081/wily/cem/tess/app/admin/tranSetDefSearch.html?pPropertyName=businessValue&pFocusId=restoreFocus%28%27search%27%29 ビジネス トランザクションの数を数えます。 定義されるビジネス トランザクションの数は 0 より大きく、設定した監視設定が反映されている必要があります。 |
ビジネス サービスの数 | CEM のコンソールで、[管理]-[ビジネス サービス]を選択します。 |
時間単位での統計保持 | CEM コンソールで、[設定]-[ドメイン]-[データ保持設定]を選択します。 |
日単位での統計保持 | CEM コンソールで、[設定]-[ドメイン]-[データ保持設定]を選択します。 |
週単位での統計保持 | CEM コンソールで、[設定]-[ドメイン]-[データ保持設定]を選択します。 |