アプリケーション問題切り分けマップのデータおよびオブジェクト
アプリケーション問題切り分けマップへのデータ フローを制御し、良好なパフォーマンスを確保するために、Introscope では、introscope.apm.query.max.results プロパティ(APMEnterpriseManager.properties 内にあります)によって設定されたしきい値を使用し、Workstation がマップへの表示を試行するデータ量をクランプします。22
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アプリケーション問題切り分けマップへのデータ フローを制御し、良好なパフォーマンスを確保するために、Introscope では、introscope.apm.query.max.results プロパティ(
APMEnterpriseManager.properties
内にあります)によって設定されたしきい値を使用し、Workstation がマップへの表示を試行するデータ量をクランプします。2
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アプリケーション問題切り分けマップ データのクランプ
ツリー ノードを選択するか、このしきい値を超えるマップ エレメントの展開を試みると、「マップが大きすぎるため表示できません。」というメッセージが表示されます。プロパティの値を調整することで、このしきい値を調整できます。
注:
introscope.apm.query.max.results プロパティの値を調整すると、Workstation パフォーマンスに影響を与える場合があります。このプロパティの詳細については、「introscope.apm.query.max.results」を参照してください。
アプリケーション問題切り分けマップ表示のしきい値を編集する方法
- <EM_Home>/configディレクトリのAPMEnterpriseManager.propertiesファイルを開きます。
- Enterprise Manager をシャットダウンします。
- introscope.apm.query.max.results プロパティを見つけて、値を調整します。
- APMEnterpriseManager.propertiesファイルを保存して閉じます。
- Enterprise Manager を再起動します。
アプリケーション問題切り分けマップ データの廃棄の設定
APM データベース内のアプリケーション問題切り分けマップ データは、時間の経過と共に増大する場合があります。APM データベース内の過剰なデータは、Enterprise Manager によるアプリケーション問題切り分けマップ データの取得だけでなく、Workstation と Enterprise Manager のパフォーマンスにも影響を与える可能性があります。アプリケーション問題切り分けマップ データを廃棄することで、APM データベース内の過剰なマップ データが収集されないようにすることができます。
重要:
APM データベース上でのアプリケーション問題切り分けマップ データの廃棄を有効にする場合、この設定はクラスタ内の 1 つの Enterprise Manager でのみ行ってください。ただし、アプリケーション問題切り分けマップ データの廃棄は、MOM 上で有効にすることをお勧めします。マップ データが廃棄されるまでデータベース内に保持される期間と、廃棄の実行スケジュールの頻度を構成することはできます。マップ データの廃棄はスケジューラを使用して制御します。データの廃棄を、日単位、週単位、月単位で実行するよう構成できます。
重要:
アプリケーション問題切り分けマップ データの廃棄用のコレクタを設定することはできません。コレクタに対して introscope.apm.pruning.enabled
プロパティを true
に設定した場合、エラーが返されます。マップの表示中にアプリケーション問題切り分けマップ データが廃棄された場合、ユーザがマップ時間範囲を変更するまで、廃棄されたデータはマップ上に残ります。時間範囲を変更すると、マップの再描画がトリガされます。
複数の Enterprise Manager でデータベースの廃棄を有効にした場合、複数の廃棄プロセスによるデータベース アクセスが競合し、データベースのデッドロックが発生します。
以下の手順に従います。
- <EM_Home>\configディレクトリにあるIntroscopeEnterpriseManager.propertiesファイルを開きます。
- Enterprise Manager をシャットダウンします。
- introscope.apm.pruning.enabledプロパティがtrueに設定されていることを確認します。このプロパティによって、エージェントによるアプリケーション問題切り分けマップ データの廃棄が可能になります。introscope.apm.pruning.enabledをfalseからtrueにリセットした場合は、このプロパティを有効にするために Enterprise Manager を再起動してください。
- (オプション)以下のプロパティを設定します。注:環境内のアプリケーション問題切り分けマップ データの量を管理するために introscope.apm.data.preserving.time プロパティの値を低く設定します。そうしないと、例外が表示される場合があります。例外を防ぐには、APM SOI コネクタをインストールする前に、使用中の環境がアプリケーションの使用状況に従って調整されていることを確認します。まだ例外が表示される場合は、APMEnterpriseManager.properties ファイル内の introscope.apm.query.max.results プロパティの値を増加させます。
- IntroscopeEnterpriseManager.propertiesファイルを保存して閉じます。
- Enterprise Manager を再起動します。Enterprise Manager が起動したら、<EM_Home>/logsに移動して、マップ データ廃棄プロパティに関連する Enterprise Manager ログ ファイル メッセージを確認できます。例:11/23/09 12:02:13 PM PST [INFO] [Manager] [ The APM Data property : introscope.apm.pruning.enabled set to value : true] 11/23/09 12:02:13 PM PST [INFO] [Manager] [ The APM Data property : introscope.apm.pruning.cron.trigger.expression set to value : 0 0 6 * * ?]
アプリケーション問題切り分けマップ オブジェクトの廃止時間の設定
CA APM では、アプリケーション問題切り分けマップ オブジェクトおよびそれらの関係を、
edge
と vertex
という用語を使用して表します。APM データベースは、これらのオブジェクトに関するデータを格納します。時間が経過して、Enterprise Manager と監視対象アプリケーションの間の接続が失われると、Edge オブジェクトは、以下の 2 つの要因に従って「エイジアウト」します。
- introscope.apm.data.obsolete.timeプロパティの値
- 以下の表で説明しているルール
Edge オブジェクトがエイジアウトすると、すべての関連オブジェクトは、ほかのアクティブな Edge オブジェクトで使用されていない場合「
廃止
」に分類されます。アプリケーション問題切り分けマップは、これらの廃止されたオブジェクトに関連付けられたエレメントをグレー表示して、それらのエレメントが古いデータで、最新のデータではないことを示します。これらの古いオブジェクトは、APM データベースに残り、自動的に削除されません。廃棄に設定されたプロパティに基づいてアプリケーション問題切り分けマップ廃棄プロセスが実行される場合にのみ、オブジェクトは削除されます。廃棄のストアド プロシージャは、廃止ルールとは異なる廃棄ルールに基づいてオブジェクトを物理的に削除します。
アプリケーション問題切り分けマップ オブジェクトのエイジングのルール
オブジェクト | 状況 |
Edge (データベース テーブル apm_edge) | Edge は、その更新日付が introscope.apm.data.obsolete.time プロパティの値より古い場合、廃止と見なされます。 |
Vertex (データベース テーブル apm_vertex) | Vertex は、廃止された Edge によってのみ参照され、アプリケーション問題切り分けマップ内のほかの Edge によって参照されていない場合、廃止と見なされます。 |
所有者(データベース テーブル apm_owner) | 所有者は、廃止された Edge によってのみ参照され、アプリケーション問題切り分けマップ内のほかの Edge によって参照されていない場合、廃止と見なされます。 |
エージェント(データベース テーブル apm_agent) | エージェントは、アプリケーション問題切り分けマップ内の廃止された Vertex によってのみ参照されている場合、廃止と見なされます。 |
アプリケーション問題切り分けマップの時間エイジング プロパティ
アプリケーション問題切り分けマップの時間エイジング プロパティを設定すると、データベースから廃止されたオブジェクトに対する要求を返すことができます。時間が設定されていない場合、期間内の時点(introscope.apm.data.preserving.time + introscope.apm.data.agingTime - introscope.apm.data.obsolete.time)を指している要求では、オブジェクトを廃止として指定できます。
デフォルト値は以下のとおりです。
- introscope.apm.data.preserving.timeデフォルト: 365 日
- introscope.apm.data.agingTimeデフォルト: 1 日
- introscope.apm.data.obsolete.timeデフォルト:300 日
重要:
クラスタ環境では、agingTime または timeWindow のデフォルト プロパティ値への変更は、MOM およびすべてのコレクタに適用される必要があります。例
廃止されたオブジェクトについての情報を取得するには、11 月 1 日 8:00 および 15:00、および 11 月 2 日 10:00 に対してクエリ Web サービス API を実行します。このクエリは、各要求に対して以下の結果を返します。
- Get obsolete objects at November 1 8:0011 月 1 日 8:00 で 300 日より古い廃止されたオブジェクトを識別します。introscope.apm.data.preserving.time と introscope.apm.data.agingTime の合計値より古いオブジェクトは返されません。
- Get obsolete objects from November 1 8:00 to November 1 15:0011 月 1 日 8:00 および 11 月 1 日 15:00 から introscope.apm.data.obsolete.time 値の 300 日を減算して、11 月 1 日 8:00 から 11 月 1 日 15:00 の間の廃止されたオブジェクトを識別します。introscope.apm.data.preserving.time と introscope.apm.data.agingTime の合計値より古いオブジェクトは返されません。
- Get obsolete objects from November 1 15:00 to November 2 10:0011 月 1 日 15:00 および 11 月 2 日 10:00 から introscope.apm.data.obsolete.time 値の300 日を減算して、11 月 1 日 15:00 から 11 月 2 日 10:00 の間の廃止されたオブジェクトを識別します。introscope.apm.data.preserving.time と introscope.apm.data.agingTime の合計値より古いオブジェクトは返されません。
アプリケーション問題切り分けマップの時間エイジング プロパティの設定
アプリケーション問題切り分けマップ オブジェクトは introscope.apm.data.obsolete.time プロパティに基づいて廃止とマークされます。introscope.apm.data.obsolete.time でデフォルト値の 300 日が使用されると、300 日を経過したオブジェクトは廃止されます。
以下の手順に従います。
- CA Enterprise Manager をシャットダウンします。
- <EM_Home>/config ディレクトリにある IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイルを開きます。
- introscope.apm.data.obsolete.time プロパティのコメント化が解除され、値がデフォルト値の 300 日以外に設定されていることを確認します。時間数または日数を指定します。最小値は 24 時間または 1 日です。
- IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイルを保存して閉じます。
- Enterprise Manager を再起動します。廃止時間プロパティが設定されます。
- <EM_Home>/logs ディレクトリ内のメッセージ ログを確認します。例:10/19/12 12:02:13 PM EST [INFO] [Manager] [ The APM Data property: introscope.apm.data.obsolete.timeset to value : 2 DAYS]
注:
設定した値よりも古いオブジェクトは、APM データベースから物理的に削除されるので、レポートできません。