.NET エージェントのプロパティの設定

 
apmdevops97jp
 
ほとんどのエージェント オペレーションは
IntroscopeAgent.profile
ファイル内のプロパティを使用して設定します。このセクションでは設定の際に最もよく使用されるエージェント プロパティについて説明します。使用している環境によっては追加のプロパティが必要な場合があります。追加のプロパティの詳細については、「.NET エージェントのプロパティ リファレンス」を参照してください。エージェントのバージョンが異なると、使用できるプロパティやデフォルト値が異なっている場合があります。
バックアップの Enterprise Manager およびフェールオーバ プロパティの設定
エージェントのインストール時には、エージェントがデフォルトで接続する Enterprise Manager のホスト名とポート番号を指定します。オプションで、1 つ以上のバックアップ Enterprise Manager を指定することもできます。エージェントとプライマリ Enterprise Manager の接続が切断された場合、エージェントはバックアップ Enterprise Manager への接続を試行できます。
エージェントがバックアップ Enterprise Manager に接続できるようにするには、エージェント プロファイルで Enterprise Manager の通信プロパティを指定します。プライマリ Enterprise Manager が利用可能でない場合、エージェントは、許可されている接続のリスト上で次に利用できる Enterprise Manager に接続を試みます。リスト内の最初のバックアップ Enterprise Manager に接続できない場合は、その次の Enterprise Manager を試します。プロセスは、接続が成功するまで、リストに記載された順に各 Enterprise Manager への接続を試行します。どの Enterprise Manager にも接続できない場合は、再試行する前に 10 秒間待機します。
以下の手順に従います。
  1. Introscope.Agent.profile
    ファイルをテキスト エディタで開きます。
  2. 各バックアップ Enterprise Manager のエージェント プロファイルに以下のプロパティを追加して、1 つ以上の代替 Enterprise Manager 通信チャネルを指定します。
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.host.
    NAME
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.port.
    NAME
    Introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.socketfactory.
    NAME
    NAME
    を新しい Enterprise Manager チャネルの識別子と置き換えます。チャネルを作成するときには、名前に「DEFAULT」または既存のチャネルの名前を使用しないでください。たとえば、2 つのバックアップ Enterprise Manager を作成するには、以下のように指定します。
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.host.BackupEM1=paris
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.port.BackupEM1=5001
    Introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.socketfactory.BackupEM1=com.custom.postofficehub.link.net.DefaultSocketFactory
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.host.BackupEM2=voyager
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.port.BackupEM2=5002
    introscope.agent.enterprisemanager.transport.tcp.socketfactory.BackupEM2=com.wily.isengard.postofficehub.link.net.DefaultSocketFactory
  3. introscope.agent.enterprisemanager.connectionorder
    プロパティを探し、プライマリおよびバックアップ Enterprise Manager の識別子のカンマ区切りリストを設定します。識別子を登録する順序によって、それらが接続される順序が決まります。たとえば、以下のように追加します。
    introscope.agent.enterprisemanager.connectionorder=DEFAULT,BackupEM1,BackupEM2
  4. 変更を保存し、
    IntroscopeAgent.profile
    ファイルを閉じます。
  5. アプリケーションを再起動します。
アプリケーションに対するエージェント プロファイルの指定
デフォルトでは、Web アプリケーションを監視する .NET エージェントには、アプリケーションの仮想ディレクトリまたはコンテキスト パスに基づいて自動的に名前が割り当てられます。非 Web ベース アプリケーションを監視するエージェントには、アプリケーション ドメイン名に基づいて名前が割り当てられます。CA Technologies では、エージェント自動名前付け機能を可能な場合は常に使用することを推奨します。ただし、必要な場合は明示的にエージェントへの名前を割り当てることができます。たとえば、.NET エージェントのインスタンスが複数ある場合は、インスタンスを別々に管理し、手動で名前を割り当てることができます。
手動でエージェント名を割り当てるには、以下のタスクを実行します。
  • 各エージェント インスタンスおよびアプリケーションに個別のエージェント プロファイルを作成します。
  • 各プロファイルでプロセス名およびエージェント名のプロパティを定義します。
  • 特定のアプリケーションおよびエージェント インスタンス用のエージェント プロファイルの場所を設定します。
注:
Introscope は、以下の規則に従って、エージェント名の作成に使用される情報を編集します。
  • パイプ、コロン、パーセンテージ記号などの文字は、下線に置き換えられます。
  • 英字以外の文字で始まる名前には、先頭に「A」が追加されます。
  • 空の名前は、「UnknownAgent」である状況と区別するために「UnnamedAgent」に置き換えられます。
たとえば、以下のように追加します。
元の名前
表示名
" 先頭または末尾のスペース "
"スペースなし"
"44 Agent Name"
"A44 Agent Name"
"""
"UnmanagedAgent"
"agent name-123"
"agent name-123"
アプリケーションごとの個別プロファイルの作成
特定の .NET アプリケーションを監視するエージェント インスタンスに明示的に名前を割り当てる場合は、アプリケーションごとに
IntroscopeAgent.profile
を作成する必要があります。各エージェント インスタンスおよびアプリケーションで個別のプロファイルを使用すると、プロセス名およびエージェント名を管理し、必要に応じて他のプロパティをカスタマイズすることもできます。
以下の手順に従います。
  1. <Agent_Home>
    ディレクトリの既存の IntroscopeAgent.profile ファイルをコピーします。
  2. コピーしたプロファイルを新しいディレクトリにペーストします。
  3. (オプション)エージェントのインスタンス プロファイルを識別するためにプロファイル名を変更します。例:
    IntroscopeAgentCalc1.profile
エージェント名の定義
カスタムのプロセス名およびエージェント名を使用すると、特定のアプリケーションを監視するエージェント インスタンスを特定するのに役だちます。また必要に応じて、インスタンスの他のプロパティも変更できます。
以下の手順に従います。
  1. エージェント インスタンスおよびアプリケーション用に作成した
    IntroscopeAgent.profile
    をテキスト エディタで開きます。たとえば、
    C:\NetApps\wily
    ディレクトリで
    IntroscopeAgentCalc1.profile
    という名前のカスタム プロファイルを作成した場合は、テキスト エディタでそのファイルを開きます。
  2. Custom Process Name セクションまで移動します。
  3. introscope.agent.customProcessName
    プロパティを使用して、カスタム プロセスの表示名を指定します。たとえば、以下のように追加します。
    introscope.agent.customProcessName=ArcadeCaclcProcess
  4. introscope.agent.AutoNamingEnabled
    プロパティを使用して、エージェントの自動ネーミングを無効にします。たとえば、以下のように追加します。
    introscope.agent.agentAutoNamingEnabled=false
  5. introscope.agent.agentName
    プロパティを使用して、カスタム エージェントの表示名を指定します。たとえば、以下のように追加します。
    introscope.agent.agentName=ArcadeCalcAgent
  6. 更新したカスタム プロファイルを保存し閉じます。
特定のアプリケーションおよびエージェント インスタンス用のエージェント プロファイルの場所の設定
デフォルトでは、IntroscopeAgent.profile ファイルは <
Agent_Home
> ディレクトリにインストールされます。たとえば、デフォルトの場所は C:\Program Files\CA APM\Introscope<バージョン>\wily です。特定のアプリケーションをモニタするエージェント インスタンス用の個別のプロファイルを作成する場合は、そのアプリケーションおよびエージェント インスタンスのプロファイルの場所を指定する設定ファイルを作成する必要があります。
以下の手順に従います。
  1. <Agent_Home>\Sample.exe.config
    ファイルをテキスト エディタで開きます。
  2. Sample.exe.config
    ファイルからサンプルの <
    configSections
    > および <
    com.wily.introscope.agent
    > セクションをすべてコピーします。
  3. .NET アプリケーション用の
    web.config
    ファイルを開くか、または IIS アプリケーション以外の実行ファイル用のスタンドアロン構成ファイルを開きます。
    アプリケーション実行ファイル用の設定ファイルを作成する詳細については、「アプリケーション固有の設定」を参照してください。
  4. <env.parameters>
    セクションで、エージェント プロファイルの場所を変更します。たとえば、以下のように追加します。
    <env.parameters>
       <add key="com.wily.introscope.agentProfile" value="C:\\NETApps\\wily\\IntroscopeAgentCalc1.profile" />
    </env.parameters>
  5. web.config
    またはスタンドアロン構成ファイルを保存します。
  6. 管理対象アプリケーションを再起動します。
パフォーマンス監視データの収集およびカスタマイズ
デフォルトでは、.NET エージェントは個別の Windows サービス、パフォーマンス監視コレクション エージェントをデプロイし、すべての Windows パフォーマンス監視オブジェクト、カウンタ、およびインスタンスからメトリックを収集します。この Windows サービスは、IIS サーバ上で実行されるすべてのエージェント インスタンスおよびプロセスについて、これらの情報をレポートします。インストール時に、このサービスを自動的に開始するか手動で開始するかを指定します。インストール後は、コントロール パネルの[サービス]を使用してサービスを管理できます。たとえば、コントロール パネルの[サービス]を使用して、スタートアップの種類を変更したり、パフォーマンス監視カウンタの収集を一時停止して再開したりできます。
エージェント プロファイル内のプロパティの変更によって、パフォーマンス監視コレクション エージェントが収集するデータをカスタマイズできます。たとえば、以下のことが可能になります。
  • 正規表現を使用して、収集された特定のメトリックをフィルタする。
  • 返されるパフォーマンス監視メトリックの総数を制御する。
  • パフォーマンス監視カウンタを確認する頻度を制御する。
  • パフォーマンス監視コレクション エージェントが新しいパフォーマンス監視オブジェクトをチェックする頻度を制御する。
  • パフォーマンス監視コレクション エージェントが新しいパフォーマンス監視オブジェクトを確認することを禁止する。
注:
パフォーマンス監視コレクション エージェントを実行するアカウントが、Investigator で提供されるデータ用のパフォーマンス監視カウンタにアクセスする権限を持っている必要があります。デフォルトでは、パフォーマンス監視コレクション エージェント サービスは、パフォーマンス監視カウンタへのアクセス権を持つローカル システム アカウントを使用して実行されます。ただし、コントロール パネルの[サービス]を使用して、サービスが実行されるさまざまなユーザ アカウントおよびパスワードを識別できます。適切な権限設定の詳細については、「IIS ワーカ プロセスのユーザ権限の設定」を参照してください。
正規表現を使用したメトリック コレクションのフィルタリング
.NET エージェントのプロパティ
perfmon.metric.filterPatter
は、エージェントが読み取るパフォーマンス監視カウンタを指定します。デフォルトの設定は、以下のとおりです。
introscope.agent.perfmon.metric.filterPattern=|Processor|*|*,|.NET Data Provider*|*|*,|.NET CLR*|{osprocessname}|*,|.NET CLR Data|*|*,|Process|{osprocessname}|*,|ASP.NET|*
フィルタは、
|Object|Instance|Counter
、インスタンスがないときは
|Object|Counter
の形式です。ここでのパラメータは以下のとおりです。
  • Object
    は、Memory、Processor、またはProcess などのパフォーマンスの監視対象のカテゴリを指定します。
  • Instance
    は、指定したオブジェクトの特定のインスタンスを指定します。オブジェクトには、Memory のようにインスタンスがないものもあります。
  • Counter
    は、収集対象の
    Object|Instance
    に固有のタイプのメトリックを指定します。たとえば、.NET CLR Memory のパフォーマンス監視オブジェクトには、# Bytes in all heaps、Gen 0 heap size、# GC handles、% time in GC などのカウンタがあります。
デフォルト フィルタには
{osprocessname}
プレースホルダも含まれます。Investigator で、
{osprocessname}
プレースホルダは、監視対象のスタンドアロン アプリケーションのインスタンス、または IIS ワーカ プロセスのアプリケーション プール名(例:
w3wp(BusinessServiceAppPool)
)を識別するために置換されます。
重要:
フィルタ |*|* を使用すると、すべてのカウンタを instance-less として列挙するようパフォーマンス監視に指示することになります。その結果、カウンタが破損するおそれがあります。
introscope.agent.perfmon.metric.filterPattern
プロパティの値を変更して、.NET エージェントが収集するパフォーマンス監視データを調整することができます。たとえば、デフォルトのフィルタを変更して、レポートされるデータを増減させることができます。また、アプリケーションに対してカスタムのパフォーマンス監視カウンタを定義している場合は、それらを追加することができます。
パフォーマンス監視メトリックの一部は、将来使用するために Microsoft によって予約されています。これらのメトリックはパフォーマンス監視では「NotDisplayed」のタグが付いて表示されます。これらのメトリックを Introscope Investigator で表示すると、プレースホルダ タグが表示されます。
メトリックの総数に関する制限の設定
デフォルトでは、パフォーマンス監視コレクション エージェントは、利用可能なすべてのパフォーマンス監視オブジェクト、インスタンス、およびカウンタのパフォーマンス監視データを収集します。レポートされるパフォーマンス監視メトリックの総数に上限を設定することで、データの全体的な量を制限することができます
パフォーマンス監視メトリックの最大数を設定すると、開始対象サーバでのパフォーマンス監視コレクション エージェントのオーバーヘッドを低減しやすくなります。
以下の手順に従います。
  1. IntroscopeAgent.profile
    ファイルをテキスト エディタで開きます。
  2. perfmon.metric.limit
    プロパティを探し、各間隔で許可するパフォーマンス監視メトリックの最大数に設定します。たとえば、以下のように追加します。
    introscope.agent.perfmon.metric.limit=100
  3. IntroscopeAgent.profile
    ファイルを保存して閉じます。
パフォーマンス監視データの収集頻度の制御
デフォルトでは、パフォーマンス監視コレクション エージェントは、すべてのパフォーマンス監視オブジェクト、インスタンス、およびカウンタのメトリック値を 15 秒おきにチェックします。このポーリング間隔により、以前に検出されたパフォーマンス監視オブジェクトの現在のデータがレポートされます
また、パフォーマンス監視コレクション エージェントは、データの収集元となる新しいパフォーマンス監視オブジェクトを定期的にチェックします。デフォルトでは、この参照間隔は 10 分で、オーバーヘッドを発生させずに、利用可能なオブジェクトを検出し、古いオブジェクトを削除します。これらの間隔のいずれか、または両方を、エージェント プロファイルで変更できます。
以下の手順に従います。
  1. IntroscopeAgent.profile
    ファイルをテキスト エディタで開きます。
  2. introscope.agent.perfmon.metric.pollIntervalInSeconds
    プロパティを探し、パフォーマンス監視コレクション エージェントのポーリング間隔を設定します。設定した値により、パフォーマンス監視コレクション エージェントがメトリック値をチェックする頻度が制御されます。たとえば、以下のように追加します。
    introscope.agent.perfmon.metric.pollingIntervalInSeconds=20
  3. introscope.agent.perfmon.category.browseIntervalInSeconds
    プロパティを探し、パフォーマンス監視コレクション エージェントの参照間隔を設定します。設定した値により、パフォーマンス監視コレクション エージェントが新しいまたは古いパフォーマンス監視オブジェクトをチェックする頻度が制御されます。たとえば、以下のように追加します。
    introscope.agent.perfmon.category.browseIntervalInSeconds=900
  4. IntroscopeAgent.profile
    ファイルを保存して閉じます。
パフォーマンス監視オブジェクトの参照の禁止
パフォーマンス監視コレクション エージェントは、パフォーマンス監視オブジェクトに対して定期的にクエリを実行し、すべての利用可能なサービスがカウントされていることを確認します。このアクションにより、エージェントは、必要に応じて新しいカウンタを検出するか、古いカウンタを除去することができます。この機能は、デフォルトで有効になっており、クエリ間隔はデフォルトでは 600 秒(10 分)に設定されています。
システムのオーバーヘッドを軽減したい場合は、パフォーマンス監視コレクション エージェントが新しいまたは古いカウンタをチェックすることを禁止できます。
以下の手順に従います。
  1. IntroscopeAgent.profile
    ファイルをテキスト エディタで開きます。
  2. introscope.agent.perfmon.category.browseEnabled
    プロパティを探し、それを
    false
    に設定します。例:
    introscope.agent.perfmon.category.browseEnabled=false
  3. IntroscopeAgent.profile
    ファイルを保存して閉じます。
パフォーマンス監視データの収集の開始
.NET エージェントは、外部サービスである CA APM PerfMon コレクタ サービスをデプロイして、パフォーマンス監視メトリックを収集およびレポートします。このサービスでは、.NET エージェントごとにメトリックを収集する代わりに、コンピュータ レベルでメトリックを収集できます。このインスタンスの .NET エージェントのみが PerfMon システム リソースを使用します。
注:
.NET エージェントをアプリケーション サーバにデプロイした後で、このサービスを実行します。
以下の手順に従います。
  1. 管理者として Windows Management Console にログインします。
  2. CA APM PerfMon コレクタ サービスに移動します。
  3. サービスを右クリックし、[開始]をクリックします。
    データの収集が開始されます。
パフォーマンス監視データの収集の停止
すべてのパフォーマンス監視カウンタの収集から、.NET アプリケーションの管理に必要のないパフォーマンス監視データの収集を停止できます。
以下の手順に従います。
  1. コントロール パネルの[サービス]を開きます。
  2. サービス名のリストでパフォーマンス監視コレクタ サービスを探します。
  3. パフォーマンス監視コレクタ サービスを選択し、右クリックして[プロパティ]を選択します。
  4. [停止]をクリックします。
  5. スタートアップの種類として、[手動]または[無効]を選択します。
  6. [OK]をクリックします。
起動時間の制御
IIS を使用する多くの組織では、各アプリケーション ドメインの .NET アプリケーション プールをリサイクルするために定期的に IIS サービスを再起動します。IIS の再起動時は常に、各アプリケーション プール内でアプリケーションをインスツルメントするために .NET エージェントも呼び出されます。この初期起動時間は、監視対象のアプリケーションとクラスの数、エージェント プロファイルの設定、およびカスタマイズした PDB が存在するかどうかによって異なります。
NativeProfiler を使用してインスツルメントされたエージェントのデフォルト設定では、エージェントとアプリケーション サーバが適切な時間で開始できるようになっています。起動時のパフォーマンスを改善するために、いくつかのオプションの手順を実行できます。
.NET エージェントの起動時間を改善するには、以下のタスクを実行します。
  • エージェント プロファイル内の
    introscope.nativeprofiler.directivematching.cache.max.size
    プロパティの値を変更します。
    デフォルトでは、監視対象のクラスが含まれていることが以前に検出されたディレクティブ グループのメモリ内キャッシュがエージェントによって作成されます。ユーザが IIS を開始すると、エージェントは以前に検出したクラスのキャッシュを作成します。アプリケーション コードが新しいクラスを監視するため、キャッシュは徐々に増加します。デフォルトでは、メモリ内キャッシュは 最大で 5000 のクラス名を格納します。キャッシュ サイズがこの制限に達すると、エージェントはキャッシュが一杯になったことを示すエントリを NativeProfiler ログ ファイルに記録します。
    IntroscopeAgent.profile
    ファイル内の
    introscope.nativeprofiler.directivematching.cache.max.size
    プロパティを使用してキャッシュのサイズを増減させることができます。キャッシュが 5000 を超えるクラス名を格納している場合、値を増加させることで起動時間が改善する場合があります。ただし、値を増加させると、エージェントのメモリ オーバーヘッドが増加します。プロパティ値を減少させると、エージェントのメモリ オーバーヘッドは減少します。監視するクラスが 5000 に満たない場合や、多数のディレクティブ グループの監視を停止している場合は、値を減少させる方が適切である可能性があります。
  • クラスの識別方法、およびカスタム PBD ファイル内のディレクティブを確認します。
    同じグループ内のクラスに対して
    IdentifyInheritedAs
    ディレクティブを使用すると、エージェントが継承階層を最適に使用できるようになります。
In-Process、Side-by-Side 実行の有効化
.NET Framework 4 では、同じプロセス内で異なるバージョンの .NET Framework を使用するアプリケーションを実行できます。古いコンポーネントは古い .NET Framework バージョンを引き続き使用し、新しいコンポーネントは新しい .NET Framework バージョンを使用します。
デフォルトでは、.NET エージェントは、ホスト プロセス内で最初にロードされるアプリケーションが使用する .NET Framework をインスツルメントします。たとえば、起動する最初のアプリケーションが .NET Framework 2.0 を使用する場合、.NET Framework 2.0 のコンポーネントのみがデフォルトでインスツルメントされます。
com.wily.introscope.nativeprofiler.monitor.inprocsxs.multiple.clrs
プロパティを使用すると、.NET エージェントは同一プロセス内で 1 つ以上の .NET Framework バージョンのコンポーネントをインスツルメントできます。
com.wily.introscope.nativeprofiler.monitor.inprocsxs.multiple.clrs
プロパティを使用すると、監視対象となる .NET Framework のインスタンスを指定できます。たとえば、このプロパティに .NET Framework 4 のみを監視するように設定すると、.NET Framework 4 上で実行されるコンポーネントのみがメトリックをレポートします。
com.wily.introscope.nativeprofiler.monitor.inprocsxs.multiple.clrs
プロパティを使用すると、.NET Framework 4 と.NET Framework 2 の両方を監視して、インプロセス サイドバイサイド実行を使用したメトリックのレポートを行うことができます。
以下の手順に従います。
  1. IntroscopeAgent.profile
    ファイルをテキスト エディタで開きます。
  2. com.wily.introscope.nativeprofiler.monitor.inprocsxs.multiple.clrs
    プロパティを見つけます。
  3. 監視する .NET Framework のバージョンを指定するには、このプロパティを以下の例のように(カンマ区切りで)設定します。
    com.wily.introscope.nativeprofiler.monitor.inprocsxs.multiple.clrs=v2,v4
  4. ファイルを保存して閉じます。
  5. 管理対象アプリケーションを再起動します。
エージェント負荷分散の設定
エージェントによってレポートされるメトリックが主な作業負荷であるようなクラスタでは、MOM エージェント負荷分散を設定することで、全体的なクラスタ キャパシティを最適化できます。
注:
MOM エージェント負荷分散の詳細については、「
CA APM 設定および管理ガイド
」を参照してください。
合成トランザクションの検出の設定
合成トランザクションの監視設定は、introscope.agent.synthetic.header.names パラメータを使用して行います。
introscope.agent.synthetic.header.names パラメータの値には、監視対象の HTTP 要求が合成トランザクションの一部かどうかを判断するために使用する HTTP ヘッダ パラメータをリストします。個々のパラメータ名はカンマで区切ります。このパラメータが未定義、または値が空の場合、合成トランザクションは検出されません。複数の HTTP ヘッダ パラメータ名が定義されている場合、指定された順に検査されます。値を持つ最初の HTTP パラメータは、合成トランザクションを定義するために使用されます。
合成トランザクションがレポートされるノードは、以下のように、各トランザクションの検出に使用される特定の HTTP ヘッダ パラメータに応じて異なります。
  • パラメータ値が
    lisaframeid
    または
    x-wtg-info
    以外の場合は、HTTP パラメータの値自体がノード名として使用されます。有効なノード名が使用されるよう、適切な変更を行います。
  • パラメータ値が
    lisaframeid
    の場合、合成ノード名は CA LISA になります。
  • パラメータ値が
    x-wtg-info
    の場合、HTTP ヘッダ パラメータの値には名前と値の組み合わせが使用されます。ペアは、アンパサンド記号で区切られます。各ペアの属性名と値は、等号で区切られます。合成トランザクション ノード名は、
    group、name、ipaddress
    request_id
    の値とノード区切り記号(|)で構成されます。
たとえば、以下のパラメータについて考えてみます。
introscope.agent.synthetic.header.names=Synthetic_Transaction,x-wtg-info,lisaframeid
以下の
x-wtg-info
ヘッダが、[SampleGroup|sample|172.24.36.107|start]ノードの下のメトリックにレポートされます。
clear synthetic=true&instance=ewing&name=sample&group=SampleGroup&version=4.1.0&ipaddress=172.24.36.107&sequencenumber=1&request_id=start&executiontime=1226455047
x-wtg-info
HTTP ヘッダ パラメータ値で定義されていない属性のデフォルト値は、以下のとおりです。
  • group
    =unknownGroup
  • name
    =unknownScript
  • ipaddress
    =0.0.0.0
  • request_id
    =Action
introscope.agent.synthetic.header.names
が定義されていない場合、以下の設定パラメータは無視されます。
introscope.agent.synthetic.node.name=Synthetic Users
トランザクションが合成と認識されたノードにレポートされます。このノードは
Frontends|Apps|<WebAppName>
の下にあります。ここで
<WebAppName>
は Web アプリケーション名です。この値のデフォルトは、Synthetic Users です。
introscope.agent.non.synthetic.node.name=Real Users
トランザクションが合成と認識されていないノードにレポートされます。このノードは
Frontends|Apps|<WebAppName>
の下にあります。ここで
<WebAppName>
は Web アプリケーション名です。定義されていない場合、
<WebAppName>
の下に追加のノードは作成されません。
introscope.agent.synthetic.user.name=Synthetic_Trace_By_Vuser
値が合成ユーザ名として使用されている HTTP ヘッダ パラメータの名前です。合成ユーザ名は、異なる合成トランザクションを区切るために使用されます。各合成ユーザ名のノードは、
Synthetic User
ノードの下に作成されます。この設定パラメータが定義され、この名前の HTTP ヘッダ パラメータが存在する場合、合成トランザクション メトリックがレポートされます。トランザクションがレポートされるノードは、
<Synthetic Users>|<Synthetic User>
です。
  • <Synthetic Users> ノード名は、
    introscope.agent.synthetic.node.name
    設定パラメータによって決定されます。
  • <Synthetic User>
    ノード名は、HTTP ヘッダ パラメータ値によって決定されます。
注:
これらのプロパティへの変更はただちに有効になります。管理対象アプリケーションを再起動する必要はありません。
TagScript ユーティリティの使用
CA TagScript ユーティリティは、合成ユーザ情報の抽出を指定するために HP Vugen と共に使用できます。
TagScript ユーティリティを使用する方法
  1. TagScript ユーティリティを開きます。
    Windows の場合
    <Agent_Home>\tools\TagScript.bat
    UNIX の場合
    <Agent_Home>/tools/TagScript.sh
    どの環境のスクリプトを変更するかを確認する画面が表示されます。
  2. 以下のいずれかのオプションを選択します。
    • Performance Testing - HP Loadrunner スクリプト
    • Production - HP Business Process Monitor または Sitescope スクリプト
    • Un-tag - タグ付け処理を元に戻します
  3. HP Vugen スクリプトがあるディレクトリに移動します。各 .c スクリプトをダブルクリックして開きます。
    HP Vugen .c スクリプト ファイルがすべてバックアップされ、変更されたバージョンで置き換えられます。
  4. HP Vugen が開いていて、ユーティリティが実行されている場合、変更したスクリプトを再ロードするように求められます。プロンプトが表示されたら、[Yes to All]をクリックします。
  5. TagScript ユーティリティを終了するか、またはファイル選択ダイアログ ボックスで[cancel]ボタンをクリックすることができます。TagScript ユーティリティを終了することは、必須ではありません。HP Vugen を使用している間、多くのユーザはこのユーティリティを終了していません。スクリプトが変更されているか、新しいスクリプトが作成されている場合、ユーティリティを終了しないことで処理を簡略化できます。
  6. スクリプトの以下の場所にタグ付けされたことを確認します。
    • HP Vugen コードの新しいパラグラフは、各スクリプトの先頭に挿入されます。
    • タグは、すべての lr_start_transaction、lr_end_transaction の前、およびスクリプトの末尾に挿入されます。
  7. (オプション) Blame スタックの個別のセットを使用して、HP Loadrunner のパフォーマンス テストで各仮想ユーザを追跡できます。各ユーザを追跡するには、スクリプトの先頭の宣言部にある以下の行のコメント化を解除します。
    web_add_auto_header(“Synthetic_Trace_By_Vuser”,vuserOverview)
    注:
    Production タグの付いたスクリプトでこのオプションのコメント化が解除されている場合は、存在する各ポイントまたは合成トランザクション ジェネレータで Blame スタックの個別のセットが作成されます。