監視プロファイルの設定

監視プロファイルでは、関連するデバイス コレクション内のすべてのデバイスに対して収集するメトリック ファミリ、およびポーリングの頻度を決定します。 監視プロファイル内のメトリック ファミリでは、割り当てられたデバイス コレクション内のデバイスに対してシステムに追加するコンポーネント、およびそれらのコンポーネントに対して収集するメトリックを決定します。
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監視プロファイルでは、関連するデバイス コレクション内のすべてのデバイスに対して収集するメトリック ファミリ、およびポーリングの頻度を決定します。 監視プロファイル内のメトリック ファミリでは、割り当てられたデバイス コレクション内のデバイスに対してシステムに追加するコンポーネント、およびそれらのコンポーネントに対して収集するメトリックを決定します。
監視プロファイルは、すべてのテナントでグローバルです。
2
監視プロファイルとデバイス コレクションの関係によって、監視が規定されます。 監視は、以下の方法でトリガできます。
  • 監視プロファイルは、デバイス コレクションと関連付けられます。
  • デバイスは、関連する監視プロファイルを持つデバイス コレクションに追加されます。
  • メトリック ファミリは、関連するデバイス コレクションを持つ監視プロファイルに追加されます。
  • 新しいベンダー認定が、監視プロファイルでポーリングされる既存のメトリック ファミリに追加されます。
  • メトリック ファミリのベンダー認定優先度が変更されます。
  • 変更は、デバイスで発生します。
    [メトリック ファミリの自動更新]
    が選択されている場合、監視の変更は変更の検出レートに応じて自動的に行われます。
    [メトリック ファミリの自動更新]
    が選択されていない場合、監視の変更は[監視対象デバイス]ビューの[ポーリングされるメトリック ファミリ]タブで
    [メトリック ファミリの更新]
    をクリックすると、実行されます。
監視プロファイルのベスト プラクティス
監視プロファイルを作成するには、以下のベスト プラクティスを考慮してください。
  • 監視プロファイルを設定する前に、「監視要件の決定」参照してください。
  • デフォルトの監視プロファイルをコピーして、顧客固有の監視プロファイルを作成します。 デフォルトの監視プロファイルに適用されるコレクションを削除します。 このモデルでは、デバイスのポーリングのカスタマイズと管理がより簡単になります。
    DA Health Fast、Normal、および Slow 監視プロファイルは変更しないでください。 これらのプロファイルは、
    DX Performance Management
    コンポーネントの自己監視に使用されます。
  • 柔軟な監視を行うには、複数の監視プロファイルを使用します。 1 つの監視プロファイルに、ネットワーク内で監視するすべてのメトリック ファミリを追加しないでください。
  • CPU やメモリなどの一部のメトリック ファミリは、すべてのデバイスに広範に適用されます。 これらのメトリック ファミリを含む監視プロファイルは、All Routers や All Managed Devices など、総合的なコレクションに適用できます。
  • 監視プロファイルは、ポーリング レートを制御します。 異なるデバイス上の同じメトリック ファミリを異なるレートでポーリングするには、異なるポーリング レートを持つ監視プロファイルを作成します。 高速のポーリングを必要とするデバイスのみが含まれるコレクションには、より高速のポーリング レートを適用します。
  • 監視プロファイルは、フィルタを制御します。 異なるセットのデバイスに異なるフィルタ条件が必要な場合は、要件のセットごとに監視プロファイルを作成します。
  • 関連付けられたコレクション内のアイテムに適用可能なメトリック ファミリのみを適用します。 たとえば、VMWare メトリック ファミリが含まれる監視プロファイルをルータのコレクションに適用しないでください。 不要なメトリックは、変更の検出期間ごとに、Data Aggregator に処理を追加します。
監視プロファイルの作成
どのデバイスおよびコンポーネントからどのメトリックを収集するか指定するには、監視プロファイルを作成します。 たとえば、カスタム システム監視プロファイルを作成し、SNMP からのみリソース利用率カウンタをポーリングするプロファイルを設定します。
監視プロファイルは、すべてのテナント作業スペースで使用できます。 たとえば、「サービス ルータ監視」監視プロファイルを作成し、そのプロファイルをすべてのテナントに使用します。 テナントごとに
個別の
「サービス ルータ監視」監視プロファイルを作成する必要はありません。 監視プロファイルに関連付けられているデバイス コレクションは、テナント限定です。
基本的な監視プロファイルを作成するには、標準の監視プロファイルをコピーします。 カスタム プロファイルでは、柔軟なプロファイルを作成できます。
デフォルト テナントの管理者ユーザのみが、監視プロファイルを変更できます。 MSP 環境では、監視プロファイルのすべての変更はすべてのテナントに適用されます。
以下の手順に従います。
  1. 管理
    ]に移動し、Data Aggregator のデータ ソースをクリックします。
  2. [監視設定]
    を展開し、
    [監視プロファイル]
    をクリックします。
  3. 新規
    ]をクリックします。
    既存のプロファイルをテンプレートとして使用するには、プロファイルを選択し、
    [コピー]
    をクリックします。 このコピー機能では、イベント ルールはコピーされません。
  4. 一意のプロファイル名と説明を指定します。
  5. ポーリング レートを選択します。
    • デバイス コレクションに関連付けられているすべての監視プロファイルに対して、最も速いレートでポーリングが行われます。
    • ポーリング レートの変更が適用されるまで、最大 2 つサイクルがあります。
    • 既存デバイスに対して 60 分のレートを使用すると、[過去 1 時間]の時間範囲で、ビューに「表示するデータがありません」というメッセージが表示されます。 ダッシュボードの設定を前の時間に変更すると、以前のデータを参照できます。 ただし、新しいポーリング サイクルが完了するまで、ビューには最新のデータは表示されません。
      大規模なデバイス コレクションまたは多数のコンポーネントを持つデバイス上で 1 分間のポーリングを実行すると、システムのパフォーマンスに影響が及ぶ可能性があります。
      高速レートで重要なインターフェースをポーリングするには、フィルタ付きの個別の監視プロファイルを使用します。 詳細については、「重要なインターフェースを通常のインターフェースよりも高速にポーリング」を参照してください。
  6. (オプション)デバイス上のコンポーネントの変更を検出するには、
    [変更検出の有効化]
    を選択します。 このオプションはデフォルトで有効です。 このオプションを選択する場合は、その動作を設定します。
    • 変更の検出レートを指定します。 変更の検出レートは、システムが監視対象デバイス上のコンポーネント アイテムの変更を識別する頻度を決定します。 デバイスが複数の監視プロファイルに関連付けられている場合は、指定されている最も速いレートで変更の検出が行われます。 設定変更を決定するために、
      DX Performance Management
      はメトリック ファミリで定義されている照合アルゴリズムを使用します。
      デバイス上の監視対象コンポーネントが変更される頻度を考慮してください。 設定変更の検出が必要以上に頻繁に行われないようにする必要があります。 [可用性]などの一部のメトリックでは、ほとんど変更はありません。 変更の検出では若干のシステム リソースが使用されるため、このようなメトリックの変更の検出は有効にしないでください。
    • (オプション)新たに検出されたコンポーネントの監視を自動的に開始するには、
      [メトリック ファミリの自動更新]
      を選択します。 監視変更のタイミングを手動で制御するには、このオプションをオフにします。
      このオプションをオフにすると、監視の変更は自動的に適用されません。 [イベントの表示]ダッシュ ボードには、検出された変更の設定イベントが表示されます。 デバイスに変更を適用するには、[Data Aggregator 管理]メニュー、[監視対象デバイス]に移動して、[ポーリングされるメトリック ファミリ]タブを開きます。 該当するメトリック ファミリを選択し、[メトリック ファミリの更新]をクリックします。
      監視の変更がデバイスに適用されると、デバイス上で検出されなくなったコンポーネントは「未インストール 」とマークされます。
  7. メトリック ファミリを
    [選択されたメトリック ファミリ]
    リストに割り当てます。
    デフォルトでは、選択された各メトリック ファミリ内のすべてのメトリックが収集されます。 限定された一連のメトリックを選択するには、「メトリック フィルタの設定」を参照してください。
  8. [保存]
    をクリックします。
    監視プロファイルは、次のポーリング サイクル中に、任意の割り当てられたコレクションに適用されます。 新しい監視プロファイルで監視を開始するには、プロファイルをデバイス コレクションに割り当てます。
監視プロファイルへのイベント ルールの追加
イベント ルールによって、しきい値違反イベントをトリガする条件が設定されます。 各ルールは単一のメトリック ファミリに基づいており、違反を検知またはクリアするための条件が含まれています。 イベント ルールは、監視プロファイルに割り当てられているコレクション内のすべてのデバイス上の各コンポーネントに適用されます。
ファクトリ監視プロファイルにはイベント ルールを追加できません。 デフォルト テナントの管理者ユーザのみが、監視プロファイル上でイベント ルールを変更できます。
最適なパフォーマンスと詳細な制御を実現するためには、監視プロファイルではなくしきい値プロファイル上でイベント ルールを設定します。 詳細については、「しきい値プロファイルの設定」を参照してください。
以下の手順に従います。
  1. カスタム監視プロファイルを選択します。
  2. イベント ルール
    ]タブをクリックします。
  3. [新規]
    をクリックして新規ルールを作成するか、または
    [編集]
    をクリックして既存のルールを変更します。
    イベント ルールの作成の詳細については、「しきい値プロファイルの設定」を参照してください。
    関連付けられたコレクション内のデバイスがイベント ルールの条件を満たすと、イベントが検出およびクリアされます。
監視プロファイル フィルタの設定
監視プロファイル フィルタでは、どのコンポーネントが監視対象になるかを制御する条件を指定します。 フィルタ条件に一致するコンポーネント アイテムのみで、関連するメトリック ファミリのポーリングが行われます。 フィルタ リングは SNMP トラフィックを制限し、システムが関連するコンポーネントのみを監視することを保証します。 各監視プロファイルのフィルタは、個別には評価されません。
監視対象コンポーネントのいずれかが関連付けられた監視プロファイルのフィルタ条件に適合している場合、
DX Performance Management
はデバイス コンポーネントを監視します。
監視プロファイル フィルタは、ディスカバリの後に適用されます。
システムによってコンポーネント アイテムが作成されますが、アイテムを監視するための SNMP リクエストは送信されません。 変更検出の間隔に従って、監視対象コンポーネントが再評価されます。
ベンダー認定フィルタに
よって、フィルタ条件と一致しないコンポーネント アイテムの作成が阻止されます。 ベンダー認定フィルタは、コンポーネント レベルでの変更を認識しない可能性があります。 両方のフィルタ タイプは、SNMP トラフィックを同じレベルまで削減します。 ベンダー認定フィルタは、監視プロファイル フィルタがコンポーネント アイテムをフィルタできない場合にのみ使用してください。
例: マルチレート ポーリング
すべてのインターフェースを 5 分間のポーリングで、1 つのタイプのインターフェースを 1 分間のポーリングで監視するとします。 1 つの監視プロファイルのポーリング レートは 5 分です。 この監視プロファイルは、デバイス コレクションと関連付けられます。 2 番目の監視プロファイルのポーリング レートは 1 分です。 そのプロファイル上のインターフェース メトリック ファミリには、1 分間隔でポーリングするインターフェースのタイプを指定するフィルタがあります。 この監視プロファイルは、同じデバイス コレクションにも関連付けられています。
DX Performance Management
は、指定されたインターフェース タイプを 1 分のレートで、他のすべてのインターフェースを 5 分のレートでポーリングします。
例: フィルタを結合する方法とタイミング
複数のデバイスに複数のフィルタ プロファイルを適用するとします。 フィルタの 1 つで属性を除外するとします。 ただし、製品のポーリング フィルタは
除外
フィルタではありません。 製品のフィルタは、
包含
フィルタです。 製品の動作は、ユーザが実現できる最大の量と速度でのポーリングです。 そのため、2 つのフィルタ条件が競合する場合、製品はポーリングからインターフェースを
除外
するのではなく、ポーリングにインターフェースを
包含
します。 以下の例では、フィルタリングの動作の仕組みとユーザの目標達成を可能にする方法について説明します。
たとえば、以下の設定を含む 2 つのフィルタがあるとします。
  • フィルタ 1
    (Description に「Virtual-Access」を含むかまたは「Tunnel」を含む)
  • フィルタ 2
    Name に「Internal」を含まない
この状況は、フィルタ 1 とフィルタ 2 が論理和(OR)であることを意味します。上記の条件に一致するコンポーネントのみがポーリングされます。
一方、Name 属性に「Internal」を含むすべてのインターフェースを
除外
する場合は、各監視プロファイルにそのフィルタ条件を AND 条件として追加します。 フィルタ 1 は、以下のように表されます。
  • フィルタ 1
    (Description に「Virtual-Access」を含むかまたは「Tunnel」を含む)AND(Name に「Internal」を含まない)
2 つの監視プロファイルに関連付けられている同じデバイスがある場合、2 つのプロファイルがフィルタ条件を持つ必要があります。 このシナリオでは、実際には、両方で除外条件を表明することで、2 つのフィルタを結合します。 そうしないと、監視プロファイルにフィルタがないため、デバイス上のすべてのコンポーネントがポーリングされます。 そのため、フィルタ 2 は以下のように表す必要があります。
  • フィルタ 2
    (Description に「Virtual-Access」を含むかまたは「Tunnel」を含む)AND(Name に「Internal」を含まない)
プロファイル フィルタの設定
デフォルト テナントの管理者ユーザのみが、監視プロファイル フィルタの追加または編集を行うことができます。
以下の手順に従います。
  1. カスタム監視プロファイルを選択します。
  2. [メトリック ファミリ]タブで、メトリック ファミリを選択します。
  3. [フィルタの編集]
    をクリックします。
  4. 既存の[AND]条件をクリックしてから、[新規 AND]や[新規 OR]などのロジック ボタンをクリックします。
  5. 属性および操作を選択し、フィルタ条件の値を指定します。
  6. 条件の追加
    ]をクリックします。
  7. すべての必要なフィルタ条件を作成します。
  8. 保存
    ]ボタンをクリックします。
    フィルタは、次のポーリング サイクルで、選択したメトリック ファミリに適用されます。
    フィルタが割り当てられたメトリック ファミリを表示すると、フィルタが割り当てられていない各メトリック ファミリの隣りにアスタリスク(*)が表示されます。
フィルタをクリアするには、メトリック ファミリを選択し、
[フィルタのクリア]
をクリックします。 次のポーリング サイクルで、フィルタが削除されます。
監視プロファイルおよびコレクションの関連付け
監視プロファイルのポーリング動作をデバイスに適用するには、プロファイルをデバイス コレクションに関連付けます。 複数の監視プロファイルが 1 つのデバイス コレクションに関連付けられると、Data Aggregator は一番先に指定されたポーリング レートを使用します。
監視プロファイルを[All Devices]デバイス コレクションと関連付けないでください。 このような関連付けを行うと、余計な SNMP リクエストが Ping 可能デバイスに対して行われ、メトリック ファミリ サポートが断続的になる可能性があります。
QoS、MPLS、およびさまざまなレスポンス パス テストなどのメトリック ファミリは、SNMP リクエストの増大の一因となる場合があります。 ネットワーク デバイスに対する SNMP リクエストの影響および制限事項の詳細については、ベンダーのドキュメントを参照するか、またはベンダーにお問い合わせください。
管理者とテナント管理者は、監視プロファイルとデバイス コレクションの間の関連付けを変更できます。 管理者は、現在のテナントの関連するデバイス コレクションのみ参照できます。
監視プロファイルへのコレクションの割り当て
以下の手順に従います。
  1. [監視プロファイル]
    ページで監視プロファイルを選択し、
    [コレクション]
    タブをクリックします。
  2. 管理
    ]をクリックします。
  3. [割り当てられたコレクション]
    リストのコレクションを選択し、[保存]をクリックします。
    監視プロファイルで定義されている監視の動作は、割り当て済みのデバイス コレクションに適用されます。
コレクションへの監視プロファイルの割り当て
以下の手順に従います。
  1. [コレクション]
    ページからコレクションを選択し、
    [監視プロファイル]
    タブをクリックします。
  2. 管理
    ]をクリックします。
  3. [割り当てられた監視プロファイル]
    リストの監視プロファイルを選択し、
    [保存]
    をクリックします。
    割り当てられた監視プロファイルで定義されている監視の動作は、デバイス コレクションに適用されます。
ファクトリ監視プロファイル
ファクトリ監視プロファイルでは、環境内のデバイスの監視を迅速に開始できます。 ファクトリ監視プロファイルは、ファクトリ デバイス コレクションに自動的に関連付けられます。 たとえば、[Router]監視プロファイルは[All Routers]デバイス コレクションと関連付けられます。
ファクトリ監視プロファイルは編集または削除できません。
以下のファクトリ監視プロファイルは、パフォーマンスに重大な影響を及ぼす可能性があります。
  • CBQoS
  • MPLS
  • ネットワーク インターフェース
  • レスポンス パス