PLA モデルでのテレメトリの設定

uim902
HID_ESD_PLA_TELEMETRY
テレメトリは、エンタープライズ ソフトウェア ポートフォリオ使用許諾契約(PLA)モデルの基盤となる要素です。テレメトリの取り組みの最初の要件は、新しい使用モデルをサポートするために、製品固有の使用状況を日単位で収集してレポートすることです。Broadcom は、独自のエンドポイントを使用してエンタープライズ ソフトウェア テレメトリのロールアウトをサポートしています。このエンドポイントでは、事前構築済みのさまざまな統合および送信先を通じて使用状況データを収集およびルーティングするための一元的なプラットフォームを提供します。
エンタープライズ ソフトウェア PLA に同意したお客様は、テレメトリを有効にして使用状況データを共有することが必須です。ここでは、テレメトリを有効にして使用状況データを Broadcom にルーティングする方法について説明します。
目次
テレメトリによって収集されるデータ
テレメトリでは、PLA カスタマごとに以下の 2 つのタイプの詳細情報を収集します。
  • カスタマ データ
    このデータは、カスタマ、そのサイト(サイト ID で識別)、オプションのチャージバック ID を識別して、使用料金を請求する部門またはグループを特定します。このために、
    esdplatelemetry_customerinfo.properties
    ファイルで、カスタマの詳細を設定する必要があります。
  • 使用状況データ
    これは、消費量に基づく実際の使用状況データです。収集されて Broadcom API で共有されます。
    wasp.cfg
    ファイルで使用状況データのアップロードを有効にする必要があります。テレメトリのアップロードを有効にする方法の詳細については、「テレメトリ アップロードの有効化」を参照してください。
収集されたテレメトリ データは、'probes/service/wasp/esdplatelemetry/' に格納されます。
内部レポート目的のため、カスタマ データと使用状況データの両方が API 経由で共有されます。
テレメトリでは、個人識別情報(PII)および機密情報は収集されません。お客様の情報がどのように収集されて使用されるかについては、「プライバシーポリシー」を参照してください。
データ収集の頻度
デフォルトで、テレメトリは毎日午前 0 時にデータを収集して格納します。午前 0 時にスケジューラがアクティブでない場合は、翌日の実行時にデータが収集されます。データは 1 日 1 回のみ収集されます。
テレメトリ アップロードの有効化
前提条件
uimesdplatelemetry Web サービス
が uimserver wasp 上に展開されていることを確認します。
手順 1:
esdplatelemetry_customerinfo.properties
ファイルでのカスタマの詳細の定義
  1. wasp/conf/esdplatelemetry_customerinfo.properties.template
    ファイルをコピーして、名前を
    wasp/conf/esdplatelemetry_customerinfo.properties
    に変更します。
  2. wasp/conf/esdplatelemetry_customerinfo.properties
    ファイルを編集し、適切なカスタマ情報で以下のプロパティを定義します。
    1. domain_name
      : カスタマ ドメイン名。
    2. site_id
      : カスタマ サイト ID。カスタマ ID を確認するには、Broadcom サポート サイトにログインし、ユーザ プロファイルでカスタマ サイト ID 情報を表示します。
    3. pla_enabled
      : true または false で定義し、インストールまたはアップグレードが PLA に基づいた増分使用に関連しているかどうかを決定します。インストールが増分であるかどうかの詳細については、Broadcom のセールス チームにお問い合わせください。
    4. (オプション)
      chargeback_id
      : broadcom.com にレポートされた消費量に対して料金が請求される部門またはグループを定義します。チャージバックの詳細を定義すると、レポートの内容がどの Unified Infrastructure Management 環境のものであるかを把握するのに役立ちます。
手順 2: wasp でのテレメトリ プロパティの設定
以下のいずれかのオプションを使用して、テレメトリ プロパティを設定できます。
  • wasp.cfg でのプロパティの更新、または
  • インフラストラクチャ マネージャからのプロパティの更新、または
  • アドミン コンソールからのプロパティの更新
wasp.cfg ファイルでのプロパティの更新
  1. ./wasp.cfg ファイルを編集し、
    <webapps>
    で以下のパラメータを定義します。
    1. esdplatelemetryconfig.upload_enabled_flag
      : Broadcom にデータをアップロードするには、すべての PLA カスタマが、このプロパティを
      true
      に設定する必要があります。デフォルトでは、このフラグは
      false
      に設定されています。
    2. (オプション)
      esdplatelemetryconfig.proxy_url
      : UIM Server からプロキシ サーバへの URL を定義します。例: esdplatelemetryconfig.proxy_url = http://testproxy:8080
    3. (オプション)
      esdplatelemetryconfig.proxy_auth_username
      : インフラストラクチャ マネージャ(IM)またはアドミン コンソール(AC)のみを使用して認証されたユーザ名を設定します。詳細については、「インフラストラクチャ マネージャからのプロパティの更新」および「アドミン コンソールからのプロパティの更新」を参照してください。
    4. (オプション)
      esdplatelemetryconfig.proxy_auth_password
      : インフラストラクチャ マネージャ(IM)またはアドミン コンソール(AC)のみを使用して認証されたパスワードを設定します。詳細については、「インフラストラクチャ マネージャからのプロパティの更新」および「アドミン コンソールからのプロパティの更新」を参照してください。
      esdplatelemetryconfig.proxy_auth_username
      および
      esdplatelemetryconfig.proxy_auth_password parameters
      は wasp.cfg ファイルで設定しないでください。そうしないと、プロキシ認証が失敗し、Broadcom に送信されたペイロードが失われます。
    5. (オプション)
      esdplatelemetryconfig.envtype
      : データがアップロードされるデフォルトのエンドポイントをオーバーライドする場合は、環境タイプに適切な値を指定します。デフォルトでは、この値は
      prod
      です。たとえば、この値を
      qa
      に変更できます。
<webapps> <uimesdplatelemetry> path = /uimesdplatelemetry load_on_startup = true reloadable = true cross_context = true reinitialize = true unpack_war = true <custom> <uncrypted> customerinfo.properties_filepath = ./conf/esdplatelemetry_customerinfo.properties esdplatelemetryconfig.upload_enabled_flag = true esdplatelemetryconfig.proxy_url = esdplatelemetryconfig.proxy_auth_username = esdplatelemetryconfig.envtype = prod usage_metering_address = usage_metering </uncrypted> <crypted> esdplatelemetryconfig.proxy_auth_password = </crypted> </custom> </uimesdplatelemetry></webapps>
インフラストラクチャ マネージャからのプロパティの更新
  1. インフラストラクチャ マネージャで、wasp をダブルクリックして wasp 設定 UI を開きます。
  2. uimesdplatelemetry
    webapp に移動します。
  3. uimesdplatelemetry
    を右クリックし、
    [編集]
    を選択します。
  4. [カスタム]
    タブに移動します。
  5. テレメトリに関連するプロパティの値を更新して保存します。
    1. esdplatelemetryconfig.upload_enabled_flag
      : Broadcom にデータをアップロードするには、すべての PLA カスタマが、このプロパティを
      true
      に設定する必要があります。デフォルトでは、このフラグは
      false
      に設定されています。
    2. (オプション)
      esdplatelemetryconfig.proxy_url
      : UIM Server からプロキシ サーバへの URL を定義します。例: esdplatelemetryconfig.proxy_url = http://testproxy:8080
    3. (オプション)
      esdplatelemetryconfig.proxy_auth_username
      : プロキシにアクセスする認証ユーザ名を定義します。
    4. (オプション)
      esdplatelemetryconfig.proxy_auth_password
      : プロキシにアクセスする認証パスワードを定義します。
    5. (オプション)
      esdplatelemetryconfig.envtype
      : データがアップロードされるデフォルトのエンドポイントをオーバーライドする場合は、環境タイプに適切な値を指定します。デフォルトでは、この値は
      prod
      です。たとえば、この値を
      qa
      に変更できます。
  6. [OK]
    を選択して、[プロパティ]ダイアログ ボックスを終了します。
以下のスクリーンショットでは、必須のパラメータと一部のオプション パラメータが設定されています。
im_properties_telemetry.png
アドミン コンソールからのプロパティの更新
  1. アドミン コンソールで、wasp に移動し、コンテキスト メニューの[設定]をクリックして wasp 設定 UI を開きます。
  2. [Web アプリケーション]に移動し、
    [uimesdplatelemetry]
    を選択します。
  3. [プロパティ]ペインで、
    [カスタム プロパティ]
    セクションに移動します。
  4. テレメトリに関連するプロパティの値を更新し、
    [保存]
    を選択します。
    1. esdplatelemetryconfig.upload_enabled_flag
      : Broadcom にデータをアップロードするには、すべての PLA カスタマが、このプロパティを
      true
      に設定する必要があります。デフォルトでは、このフラグは
      false
      に設定されています。
    2. (オプション)
      esdplatelemetryconfig.proxy_url
      : UIM Server からプロキシ サーバへの URL を定義します。例: esdplatelemetryconfig.proxy_url = http://testproxy:8080
    3. (オプション)
      esdplatelemetryconfig.proxy_auth_username
      : プロキシにアクセスする認証ユーザ名を定義します。
    4. (オプション)
      esdplatelemetryconfig.proxy_auth_password
      : プロキシにアクセスする認証パスワードを定義します。
    5. (オプション)
      esdplatelemetryconfig.envtype
      : データがアップロードされるデフォルトのエンドポイントをオーバーライドする場合は、環境タイプに適切な値を指定します。デフォルトでは、この値は
      prod
      です。たとえば、この値を
      qa
      に変更できます。
以下のスクリーンショットでは、必須のパラメータと一部のオプション パラメータが設定されています。
ac_properties_telemetry.png
手順 3: wasp の再起動
uimesdplatelemetry Web サービスの uimserver wasp を再起動し、新しく作成した設定値を使用して初期化します。
トラブルシューティング
エラーがある場合は、'probes/service/wasp/' ディレクトリに保存されている
uimesdplatelemetry.log
ファイルを確認してください。Web サービスはスタートアップ時に検証を実行し、設定が誤っている場合はログにエラーが記録されます。アップロードは 1 日 1 回午前 0 時に実行されるので、最終検証として翌日にログ ファイルを確認することをお勧めします。