UIM 20.3.1

uim2031
2031_release_notes
Unified Infrastructure Management (UIM)を更新する通常のリリース サイクルの一環として、UIM 20.3.1 パッチのリリースをお知らせします。このリリースには、新機能や拡張機能、解決済みの問題などが含まれています。
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新機能と拡張機能
20.3.1 には、以下の新機能と拡張機能が含まれています。
サービス レベル管理
このリリースの UIM では、サービス レベル管理(SLM)機能が提供されています。SLM ビューは、サービス レベル アグリーメント(SLA)とそのコンポーネントであるサービス レベル オブジェクト(SLO)、および QoS 制約を作成するためのインターフェースです。この機能を使用して、効果的で拡張可能かつ測定可能な契約を顧客との間で作成できます。SLM ビューで SLA を定義すると、データが記録されて、準拠率が自動的に計算されます。
SLM を使用する方法の詳細については、「SLM ビュー」を参照してください。
SLA レポート
SLA レポートのインターフェースで SLA 準拠のレポートを表示して、顧客に送信するためにエクスポートできます。SLA レポート ビューには、SLM で定義されたサービス レベル アグリーメント(SLA)のパフォーマンス情報が表示されます。
SLA レポートの詳細については、「SLA レポート」を参照してください。
OC からアドミン コンソールへのアクセス
オペレータ コンソール(OC)からアドミン コンソールの UI にアクセスできるようになりました。この機能により、OC からログアウトせずにアドミン コンソールの UI にシームレスにアクセスできます。アドミン コンソール アプリケーションを使用すると、システム上でハブ、ロボット、およびプローブを管理および維持することができます。
OC からアドミン コンソールにアクセスする方法の詳細については、「OC のアドミン コンソール」を参照してください。
アラーム ポリシーの拡張機能
このリリースでは、アラーム ポリシー機能が拡張され、リモートでモニタされるテクノロジのしきい値を一元的に管理できるようになりました。リモート プローブの場合、アラーム ポリシーはロボットに関連付けられません。これにより、リモート プローブが管理するすべてのデバイスに同じポリシーが適用されません。
同じリモート プローブを介してモニタされる異なるデバイスまたはグループに個別のしきい値を定義できます。リモート プローブが管理するデバイスまたはグループについては、アラーム ポリシーが作成されたデバイスにのみ、そのポリシーが適用されます。これにより、関連するデバイスに対してのみアラームが生成され、より効率的にポリシーとアラームを管理できます。
詳細については、「一元的なアラーム ポリシーを使用したアラームの管理」の「リモートでモニタされるテクノロジのしきい値の一元管理」を参照してください。
MCS プロファイルのコピー
デバイスまたはグループ プロファイル(ソース)をコピーし、コピーしたプロファイルを別のデバイスまたはグループ プロファイル(ターゲット)に適用できるようになりました。その後、モニタリング設定サービス(MCS)は、ソースをターゲットと照合して分析し、適切なアクションを実行します。プロファイルをグループ レベルで適用すると、MCS はこのプロファイルをグループ内のすべてのデバイスに適用します。
MCS プロファイルをコピーして適用する方法の詳細については、「MCS プロファイルをコピーして適用する方法」を参照してください。
OC を使用したデバイスの削除
UIM で、オペレータ コンソール(OC)のインベントリ ビューを使用してデバイスを削除できるようになりました。このプロセスでは、インベントリからデバイスを削除し、再検出を防止し、デバイスに関連付けられているアラームをクローズし、デバイスに関する格納された QoS データを削除することができます。
OC を使用してデバイスを削除する方法の詳細については、「OC でのデバイスの削除 」を参照してください。
廃止されたポートレット
廃止されたポートレットの完全なリストを確認するには、「廃止されたポートレット」を参照してください。
MCS プロファイルに対する読み取り専用アクセスの有効化
UIM のこのリリースでは、ユーザの役割に基づいて MCS プロファイルへの読み取り専用アクセスを設定できます。ユーザに読み取り専用アクセス権を付与する新しい権限を利用できるようになりました。この権限を持つユーザは、MCS プロファイルの表示のみが可能です。プロファイルの編集、作成、削除はできません。これにより、関連するユーザのみがプロファイルに対して必要な操作を実行できます。
MCS プロファイルに対する読み取り専用アクセスを有効にする方法の詳細については、「MCS プロファイルに対する読み取り専用アクセスの有効化」を参照してください。
PLA モデルの拡張テレメトリ
テレメトリは、エンタープライズ ソフトウェア ポートフォリオ使用許諾契約(PLA)モデルの基盤となる要素です。テレメトリの取り組みの最初の要件は、新しい使用モデルをサポートするために、製品固有の使用状況を日単位で収集してレポートすることです。Broadcom は、独自のエンドポイントを使用してエンタープライズ ソフトウェア テレメトリのロールアウトをサポートしています。このエンドポイントでは、事前構築済みのさまざまな統合および送信先を通じて使用状況データを収集およびルーティングするための一元的なプラットフォームを提供します。
詳細については、「PLA モデルでのテレメトリの設定」を参照してください。
期待される MCS 設定と既存の MCS 設定の不一致の管理
mon_config_service_recon プローブの GA バージョンが利用可能になりました。これにより、UIM 環境で MCS 設定を管理できます。このプローブを使用して、環境内のプローブに展開されている既存の設定と期待される設定の不一致を検出して処理することができます。
このプローブを使用する方法の詳細については、mon_config_service_recon プローブのドキュメントを参照してください。
UIM Perl SDK の TLS 1.2 サポート
Perl SDK の更新されたバージョンが利用可能になりました。このバージョンの SDK は Perl v5.32 をサポートしています。これにより、UIM データベース(Oracle および Microsoft SQL Server)との通信時に SDK で TLS 1.2 がサポートされます。
Perl SDK は、UIM でサポートされている以下のプラットフォームのみをサポートするようになりました。
  • Microsoft Windows x86_64
  • Linux x86_64
詳細については、「開発ツールの使用」の「Perl SDK」を参照してください。
解決された問題
このリリースでは、以下の問題が解決されました。
  • OC の UI から MCS ダッシュボードを起動しようとするとデータ アクセス エラーが表示される問題が解決されました(データベースに MySQL を使用する場合)。
  • OC のアラーム ビューから ServiceNow のチケットを作成する場合にチケットが作成されない問題が修正されました。[チケットの作成]オプションはアラームで使用可能でしたが、チケットの作成が許可されていませんでした。
  • 2 人の異なるアカウント ユーザが同じグループを作成した場合に、ツリー ビューに 1 つのグループのみが表示される問題が解決されました。ただし、リスト ビューとカード ビューには両方のグループが表示されていました。この問題は、UIM 20.3.0 セットアップで Oracle データベースを使用している場合に発生していました。
  • すべてのアラームが確認された場合でも、アラーム テーブルに「アクティブなアラームがありません」ではなく「アラームの取得中のエラー」メッセージが表示される問題が修正されました。この問題は、UIM 20.3.0 セットアップで Oracle データベースを使用している場合に発生していました。
  • あるハブから別のハブにロボットを移動しても OC で発生元が変更されない問題が修正されました。ロボットが新しいハブに移動された場合でも、古いハブがロボットの発生元として引き続き表示されていました。
  • ロボット以外のデバイスのグループ レベルで「リモート システム モニタリング」プロファイルを作成した後に、ロボット以外のデバイスをクリックしてプロファイルを開こうとするとエラーが発生する問題が修正されました。
  • セットアップ ウィザード(OC 内)の[リモートおよびクラウド]モニタリング オプションで MCS プロファイル名が表示されない場合があった問題が修正されました。この動作は、データベースが Oracle のときに発生していました。
  • OC のロボット展開機能でロボット展開設定/ステータスが見つからない問題が修正されました。
  • ツリー ビューで、ダッシュボード内のグループ間の切り替えが正しく動作しない問題が修正されました。新しいグループに移動した場合でも、ダッシュボードに新しいグループではなく以前のグループの詳細が表示されていました。
  • OC のインベントリ ビューでデバイスを削除するオプションを利用できない問題が解決されました。
  • Microsoft Windows サービス(ntservices)の「For-Each」グループ プロファイルを作成できない問題が修正されました。そのプロファイルを作成する際に、[サービス名]フィールドが無効な状態のままになっていました。そのため、サービス名の値を「For-Each」プロファイルでのキーのマッピングに利用できませんでした。
  • グループ レベルのプロファイルによって作成されたデバイス レベルのプロファイルを削除できない問題が修正されました。削除オプションを使用してもプロファイルが削除されませんでした。
  • [For-Each 展開]の[有効]を[はい]に設定して SQL_Response OLEDB レガシー プロファイルを作成した場合に、グループ レベルのプロファイルはマイグレートされ、デバイス レベルのプロファイルはマイグレートされない問題が修正されました。
  • For-Each プロファイルでデバイス レベルのプロファイルのマイグレーションが機能しない問題が解決されました。
  • 新しく有効になったメトリクスが既存の Apache MCS プロファイルの UI に反映されない問題が修正されました。それらのメトリクスは、実際には無効な状態のままでした。
  • OC で 「{foreach-instance}」詳細を使用して「For-Each」プロファイルを作成しようとした場合にプロファイルが作成されない問題が解決されました。
パッチ アーティファクトのアップグレード
UIM 20.3.1 パッチの一部として、以下のアーティファクトを利用できます。
アーティファクト
バージョン番号
ダウンロード場所
OC インストーラ
  • installOC.exe (Windows)
  • installOC_linux.bin (Linux)
20.3.1
ロボット パッケージ
  • robot_update
  • robot_update_secure
9.32
MCS パッケージ(mon_config_service バンドルとして提供)
  • mon_config_service
  • mon_config_service_ws
  • mon_config_service_recon
  • mon_config_service_cli
20.31
Perl および Perl SDK パッケージ
  • Perl_LINUX_23_64
  • SDK_PERL
  • 5.32 (Perl_LINUX_23_64 の場合)
  • 20.30 (SDK_PERL の場合)
PLA テレメトリ
  • uimesdplatelemetry
1.07
UIMAPI パッケージ
  • uimapi
20.31
アップグレード/展開プロセスの概要
UIM 20.3.1 のアップグレードでは、以下の点を確認してください。
  • UIM 20.3.1 にアップグレードする前に、既存の環境で UIM 20.3.0 を使用していることを確認します。
  • UIM 20.3.1 パッチには、UIM Server 用のアップグレード インストーラは含まれていません。このパッチに含まれている個別のスタンドアロン アーティファクトは、各コンポーネントを手動で展開して 20.3.1 にアップグレードする必要があります。そのため、20.3.1 で利用可能な最新のパッケージ(robot_update、mon_config_service など)を展開していることを確認してください。
  • UIM 20.3.1 パッチには、OC のアップグレード インストーラも含まれています。OC アップグレード インストーラを実行して、OC 20.3.0 を OC 20.3.1 にアップグレードできます。
  • 適切なすべてのコンポーネントをアップグレードすると、UIM 20.3.1 パッチで提供される機能を使用できます。
パッチ アーティファクトを適用するために推奨される手順の概要を以下に示します。
  1. ロボット 9.32 をコア ロボット(ハブ、OC、CABI など)に展開します。
  2. プライマリ ハブ上で OC 20.3.1 アップグレード インストーラを実行し、アップグレード中に OC サーバを指定します。
  3. MCS 20.31 パッケージを以下のように展開します。
    1. プライマリ ハブ上の既存の mon_config_service プローブを非アクティブにし、mon_config_service 20.31 パッケージをプライマリ ハブに展開し、mon_config_service をアクティブ化します。
    2. OC ロボット上で wasp プローブを非アクティブにし、mon_config_service_ws 20.31 パッケージを OC ロボットに展開し、wasp をアクティブ化します。MCS Web サービスを使用している場合、この手順は必須です。
    3. mon_config_service_recon 20.31 パッケージをプライマリ ハブに展開し、プローブが作成されたらアクティブ化します。MCS の調整機能を使用する場合、この手順は必須です。
    4. mon_config_service_cli 20.31 パッケージをプライマリ ハブに展開します。MCS の CLI 機能を使用している場合、この手順は必須です。
  4. uimapi 20.31 パッケージを OC ロボットに展開します。
  5. 必要に応じて他のパッケージを展開します: uimesdplatelemetry (UIM Server 上)および SDK_PERL (任意のロボット上)。
  6. ご使用の環境に複数の OC インスタンスが含まれる場合
    1. セカンダリ OC サーバで、「セカンダリ OC サーバの設定」の手順 2 に示されている関連パッケージを 20.3.1 バージョンにアップグレードします。20.3.1 パッケージはローカル アーカイブから入手できます。
    2. セカンダリ OC ロボット上で、手順 3b (mon_config_service_ws 20.31 の展開)および手順 4 (uimapi 20.31 の展開)を実行します。
    3. ump_slm 20.31 パッケージをセカンダリ OC ロボットに展開します。ump_slm 20.31 パッケージはローカル アーカイブから入手できます。
既知の問題
20.3.1 パッチで新たに追加された既知の問題を以下に説明します。
  • [UIM 20.3.1]ディスカバリ エージェントのステータスで遅延が発生する
    ディスカバリがスケジュールされたときに、UI のステータス更新にいくらか時間がかかります。この動作が発生する理由は、ディスカバリ エージェントでディスカバリがスケジュールされたときに、内部アーキテクチャによってエージェントのステータス更新が 1 分遅れてしまうためです。これにより、ステータスで遅延が発生します。これは既知の問題として扱うことができます。
  • [UIM 20.3.1] DX NetOps Spectrum アラームのコンテキスト起動を OC で利用できない
    DX NetOps Spectrum-UIM 統合では、DX NetOps Spectrum アラームのコンテキスト起動は OC インターフェースから利用できません。この問題は近日中に対処する予定です。
  • [UIM 20.3.1] SLA の保存後にシステム生成ジョブが作成されない
    SLA を保存する際に、SLA フォームに変更がない場合、システム生成ジョブは作成されません。
  • [UIM 20.3.1] SLA を PDF にエクスポートすると SLO の QoS 制約リストの一部が切り捨てられる
    SLA レポートでは、SLA を PDF 形式にエクスポートすると、SLA と SLO の情報が PDF にエクスポートされます。しかし、SLO で設定された QoS 制約のリストは完全にはエクスポートされません。
    この問題は、UIM 20.3.3 リリースで修正されました。
  • [UIM 20.3.1]グループの編集中に誤ったラベル「インターフェース フィルタ」が表示される
    グループ フィルタ条件に OR 条件を指定して動的グループを作成した場合、そのグループを編集しようとすると UI に「インターフェース フィルタ」という誤ったラベルが表示されます。
    この問題は、OC 20.3.2 パッチ リリースの一部として修正されています。
  • [UIM 20.3.1]ツリー ビューのグループ名が置き換わる
    2 人の異なるアカウント ユーザが同じ名前のグループを作成した場合、バス ユーザに表示されるツリー ビューのグループが不定期に置き換わります。
    この問題は、OC 20.3.2 パッチ リリースの一部として修正されています。
このリリースに該当する既知の問題の完全なリストを確認するには、「既知の問題」の「UIM 20.3.1 の既知の問題」を参照してください。
サードパーティ ソフトウェア使用条件
UIM 20.3.1 に新しく追加されたサードパーティ ソフトウェア使用条件のリストについては、次の添付ファイルをダウンロードしてください: "tpsrs_uim_2031.zip
サードパーティ ソフトウェア使用条件の完全なリストを確認するには、関連する TPSR の記事を参照してください。