UIM サーバのアップグレード

この記事では、UIM Server をアップグレードするプロセスについて説明します。
uim902
この記事では、UIM Server をアップグレードするプロセスについて説明します。
目次
開始前の確認事項
UIM Server をアップグレードする前に、以下のタスクを実行します。
アップグレード パスの確認
Compatibility Support Matrix」に示された、サポートされているアップグレード パスに従っていることを確認します。
RESTful Web サービスの要件の確認
UIM RESTful Web サービスが正常に動作するには、特定のバージョンの UIM が必要になる場合があります。このバージョンの UIM を更新する必要があるかどうかを確認するには、プローブ ドキュメントの「RESTful Web サービス」を参照してください。
プライマリ ハブ設定のバックアップ
hub.cfg ファイルのコピーを
<UIM_Server>
\hub フォルダに保存します。アップデート時、更新されたハブに対して最適なタイムアウト パラメータが設定され、既存のタイムアウト設定が上書きされます。パフォーマンスを向上させるために、更新されたハブはこれらの最適なパラメータを使用して実行することをお勧めします。ただし、何らかの理由で古いタイムアウト設定に戻す必要がある場合は、古いハブ設定ファイルのバックアップを保存しておきます。
カスタマイズされたプローブのプローブ アーカイブからの削除
UIM プローブ SDK のいずれかを使用してカスタム プローブを開発している場合は、アップグレードを開始する前に、それらをアーカイブから移動または削除します。アップグレードが完了したら、そのカスタム プローブをアーカイブに戻すことができます。
distsrv 転送の非アクティブ化
distsrv プローブ用のパッケージ転送がセットアップされている場合は、アップグレードの前にそれを非アクティブ化します。また、プライマリ ハブ、UMP から OC、および CABI の UIM アップグレードが完全に完了するまで、distsrv プローブの転送が無効になるようにします。
以下の手順に従います。
  1. アドミン コンソールで、distsrv プローブの隣にある 3 ドット メニューをクリックし、
    [設定]
    を選択します。
  2. 転送設定
    ]フォルダをクリックします。
    [タイプ]
    カラムが
    [すべて]
    になっている転送レコードがある場合は、転送を非アクティブ化します。レコードが他のタイプ([
    Specific
    ]、[
    Update
    ]、または[
    Licenses
    ])の場合は、転送を非アクティブにする必要はありません。
  3. Forwarding active
    ]を選択解除します。
UIM 9.2.0 以降、ハブ/ロボットおよびプローブ レベルのライセンス要件が削除されました。最新の UIM と共にリリースされたハブ、ロボット、および distsrv のバージョンを展開して、ライセンスの依存関係を削除します。ライセンスの延長を必要とする以前のバージョンのハブおよびプローブを引き続き使用する場合は、サポートに連絡して、ライセンスの延長についてサポートを受けてください(必要な場合)。
アンチウイルス スキャンをオフにする
サーバ上で実行されているアンチウイルス スキャナをオフにします。これらのスキャナが原因で著しくインストール速度が低下する場合があります。アップグレードが完了したら、アンチウイルス スキャナを再びオンにできます。
UIM データベースの準備
UIM データベースのホストに使用しているデータベース ソフトウェアによっては、追加の要件が生じる場合があります。
Microsoft SQL Server
データ エンジンのインデックス メンテナンスをオフにします。非常に大きなテーブル (10 GB 超) では、インデックス メンテナンスの実行に、予想よりも長い時間がかかります。UIM の新しいリリースにアップグレードするときにはこの機能を無効にし、その後、低負荷の時間帯に実行されるように再度有効にして、注意深くインデックス メンテナンス プロセスをモニタすることをお勧めします。この設定は、アドミン コンソールまたはインフラストラクチャ マネージャで実行できます。
Oracle
  • Oracle データベース管理者がこのリリースへアップグレードする場合は、以下のコマンドを実行して、権限を UIM ユーザに付与します。
    Grant execute on DBMS_CRYPTO TO <
    UIM_USER
    >;
  • (NMS 7.6 からのアップグレードのみ) NMS v7.6 から UIM 8.0 以降へアップグレードする場合は、以下の手順を実行します。UIM のバージョンを実行しており、新しいリリースにアップグレードする場合は、以下の手順を実行する必要はありません。
    以下の手順に従います。
    1. SYSDBA として以下を実行します。
      grant execute on dbms_redefinition to
      <UIM_USER>
      ;
      grant create type to
      <UIM_USER>
      ;
      grant execute any type to
      <UIM_USER>
      ;
      grant under any type to
      <UIM_USER>
      ;
      grant select any table to
      <UIM_USER>
      ;
      grant alter any table to
      <UIM_USER
      >;
      grant create any table to
      <UIM_USER>
      ;
      grant drop any table to
      <UIM_USER>
      ;
      grant lock any table to
      <UIM_USER>
      ;
    2. Oracle ごみ箱をオフにしてパージします。
      NMS 7.6 からアップグレードしている場合、ごみ箱をパージしないとアップグレードは失敗します。
      1. SQL Developer などのツールを使用して Oracle データベースに接続します。
      2. ごみ箱をパージします。以下のように実行します。
        PURGE DBA_RECYCLEBIN
      3. ごみ箱を無効にします。以下のように実行します。
        ALTER SYSTEM SET recyclebin = OFF DEFERRED;
        ALTER SESSION SET recyclebin = off;
      4. ごみ箱がオフであることを確認します。以下のように実行します。
        show parameter recyclebin;
考慮事項
以下の考慮事項を確認します。
  • UIM 20.3.3 リリースの詳細については、「UIM 20.3.3」 の記事を参照してください。
  • UIM 20.3.1 はパッチ リリースです。UIM 20.3.1 パッチには、UIM Server 用のアップグレード インストーラは含まれていません。このパッチには、それぞれのコンポーネントのアップグレードに使用できる個別のスタンドアロン アーティファクトが含まれています。UIM 20.3.1 パッチ リリースの一部として利用可能なアーティファクトの詳細については、「UIM 20.3.1」を参照してください。
  • UIM 9.2.0 (以降)では、Oracle JDK の代わりに OpenJDK を使用します。UIM Server にアップグレードすると、CA UIM 環境で既存の Oracle JDK が OpenJDK に自動的に更新されます。また、このアップグレードでは、古い Oracle JDK インスタンスも削除されます。CA UIM での OpenJDK の使用の詳細については、「OpenJDK の導入」を参照してください。
  • UIM 20.3.0 アップグレード インストーラでは、UIM 9.0.2 から UIM 20.3.0 へのアップグレード時に、uimserver wasp に
    uimesdplatelemetry Web サービス
    がインストールされます。PLA 顧客は顧客情報と使用状況データをセグメントにアップロードする必要があるため、そのような顧客のためにこのサービスが導入されます。テレメトリ プロパティを設定する方法の詳細については、「PLA モデルでのテレメトリの設定」を参照してください。
  • UIM でも、UIM Server をアップグレードする際に、セキュアおよび非セキュア ハブおよびロボット オプションが提供されます。セキュア オプションを有効化することは、ハブおよびロボットのセキュア バージョンを使用することを意味します。セキュア オプションを有効化しないと、レガシー セキュリティ モデルに基づく、ハブおよびロボットの非セキュア バージョンを使用することを意味します。セキュア ハブおよびロボットの詳細については、「セキュア ハブおよびロボット」を参照してください。
  • UIM Server に mon_config_service_ws パッケージがインストールされており、別のロボットにオペレータ コンソール(OC)がインストールされている場合、アップグレードの実行中に以下の点を確認してください。
    シナリオ 1:
    既存の UIM Server を 20.3.0 (UIM Server)にアップグレードする前
    1. 既存の UIM Server で利用可能な wasp フォルダのバックアップを取得します。
    2. 既存の UIM Server から wasp プローブを削除します。
    3. 既存の UIM Server を 20.3.0 (UIM Server)にアップグレードするプロセスを開始します。
      UIM Server のアップグレードが完了すると、既存の UMP を 20.3.0 (OC)にアップグレードできるようになります。これらの手順を実行しないで UMP を 20.3.0 (OC)にアップグレードしようとした場合、問題が発生します。
    シナリオ 2:
    UIM Server を 20.3.0 にアップグレードする前に wasp プローブを削除しない場合
    1. アップグレード済みの UIM Server で利用可能な wasp フォルダのバックアップを取得します。
    2. アップグレード済みの UIM Server から wasp プローブを削除します。
    3. 既存の UMP を 20.3.0 (OC)にアップグレードします。
    4. アップグレード済みの UIM Server に 20.3.0 で利用可能な wasp を展開します。
    5. 20.3.0 で利用可能なアドミン コンソール、mps、およびテレメトリ パッケージを展開します。
      これらの手順を実行しないで既存の UMP を 20.3.0 (OC)にアップグレードしようとした場合、問題が発生します。
  • インストール プロセスの一環として、インストーラは SQL クエリを実行し、環境のアップグレードの準備ができていることを確認します。問題が見つかった場合、メッセージが表示されます。
    Duplicate MCS database entries have been detected. Please contact CA UIM support to continue with your upgrade. (重複した MCS データベース エントリが検出されました。アップグレードを続行するには CA UIM サポートに問い合わせてください。)
    CA UIM サポートに問い合わせて、インストールの環境を検証してください。ケースに csv 形式で以下のテーブルの抽出物を添付します。
    • ssrv2template
    • ssrv2devicegroup
    • ssrv2field
    • ssrv2profile
    • ssrv2ConfigValue
    SQL クエリによって、「UIM x.x.x にアップグレードしても安全です」というメッセージが生成された場合は、バージョン x.x.x のインストールに進みます。
  • UIM サーバの最新バージョンへのアップグレード時に、discovery_agent および他の一部のプローブが単一の情報アラームを送信する場合があります。このアラームは実際には無害なので、無視してかまいません。
  • UIM 9.0.2 より前のバージョンでリリースされた data_engine の場合、S_QOS_DATA テーブルには、QoS、ソース、およびターゲット属性の一意の組み合わせそれぞれに対応するオブジェクト データが含まれています。一意の組み合わせを特定する発生元の値は含まれていません。ただし、UIM 9.0.2 の data_engine プローブは、QoS、ソース、ターゲット、および発生元の属性の一意の組み合わせを使用するように拡張されています。そのため、UIM Server を以前のバージョンから UIM 9.0.2 にアップグレードすると、data_engine は発生元の値を使用して、一意の組み合わせを再計算するため、アップグレード プロセスには時間がかかる場合があります。この再計算によって、S_QOS_DATA テーブルのチェックサム列で既存の値が更新されます。data_engine プローブで、既存のレコードを更新するアップグレード プロセス時にデータベース スクリプトが実行されます。たとえば、Microsoft SQL Server および MySQL の場合、S_QOS_DATA テーブルの 700,000 件のレコードを更新するには、それぞれのスクリプトで約 20 ~ 30 秒かかります。この場合のコンピュータは 16 GB のメモリと 8 コア プロセッサを搭載しています。
  • UIM Server インストーラによって、
    <Nimsoft>\security
    フォルダに .pem ファイル(certificate.pem)が作成されます。.pem ファイルは必要なロボットと共有する対称キーであり、data_engine プローブとの通信に使用されます。この .pem ファイルをリモートのオペレータ コンソール(OC)、および CABI ロボットにコピーし、このファイルの場所を robot.cfg ファイル内に指定します(
    cryptkey = <.pem ファイルの場所>
    )。また、data_engine が存在しているのと同じコンピュータに影響を受けるプローブがない場合は、生成された .pem ファイルをロボット コンピュータ(data_engine は使用できない)にコピーし、そのコンピュータの .pem ファイルの場所を使用して robot.cfg ファイルを更新します。robot.cfg ファイル設定の詳細については、「robot.cfg ファイルの設定」を参照してください。
  • UIM 9.2.0 では、いくつかのプローブおよびパッケージで、EOL (有効期限終了) Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージへの依存関係が解消されます。この依存関係の解消により、UIM のインストールでは、デフォルトで Microsoft Visual C++ 2017 再頒布可能パッケージ(たとえば、vs2017_vcredist_x86)が展開されます。このパッケージを展開すると、一覧にあるプローブのみが機能します。EOL Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージを使用する他のプローブ、または影響を受けるプローブの古いバージョンについては、アーカイブから必要な EOL Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ(vs2008_redist_x86 など)をダウンロードして、展開する必要があります。
    また、UIM 9.2.0 より前の UIM リリースで影響を受けるプローブを使用する場合、アーカイブにある必要な Microsoft Visual C++ 2017 再頒布可能パッケージをダウンロードし、展開してください。
  • Linux 環境では、UIM 9.0.2/9.2.0 Server を 20.3.0 にアップグレードすると、CA UIM インストール パスの
    nimsoft
    ディレクトリのアクセス権限が 750 に変更されます。これにより、root ユーザのみがディレクトリ コンテンツにアクセスできるようになります。他のユーザによるコンテンツへのアクセスは許可されません。必要に応じて、root ユーザはアクセス権限を変更できます。
UIM Server インストール パッケージのダウンロード
以下の手順に従います。
  1. 管理者として、プライマリ ハブのサーバにログオンします。
  2. support.broadcom.com にログインし、「Download Management」に移動します。
    CA サポート ログインが必要です。
  3. ご使用のオペレーティング システム用の以下のインストール パッケージをダウンロードします。
    • UIM インストーラ(
      setupCAUIMServer
      実行可能ファイル)
    • UIM サーバ パッケージ(
      uimserverpackages
      zip ファイル)
      UIM Server をホストするシステムには、両方のファイルが必要です。uimserverpackages zip ファイルが存在しない場合、インストールは失敗します。
  4. (サイレント モードのアップグレードのみ)
    UIM Server サイレント インストール テンプレート
    の zip パッケージをダウンロードします。
  5. (Linux のみ) 
    chmod 755
    コマンドを setupCAUIMServer 実行可能ファイルに対して実行します。
UIM Server インストーラの実行
インストーラは、3 つのモードで実行できます。グラフィカル ユーザ インターフェース (GUI) モードは、インストール プロセスの手順をユーザに示します。コンソール モードは、対話型のコマンド ライン インターフェースを提供します。サイレント モードでは、インストーラはユーザが作成した応答ファイルから設定情報を読み取り、自動で実行します。
GUI モードのアップグレード
インストーラのすべてのフィールドでは大文字と小文字が区別されます。
GUI モードのアップグレードを完了するには、インストーラを実行し、プロンプトに従ってインストールを完了します。可能な場合、インストーラは確認用に現在の設定値を表示します。
コンソール モードでのアップグレード
以下の手順に従います。
  1. インストーラを実行します。コマンド ラインから、以下のコマンドを実行します。
    • Windows の場合:
      setupCAUIMServer.exe -i console
    • Linux の場合:
      setupCAUIMServer_linux.bin -i console
  2. プロンプトに従ってインストールを完了します。可能な場合、インストーラは確認用に現在の設定値を表示します。
  3. アップグレードが完了したら、以下の処理を確認します。
    • 必要に応じて、アンチウイルス スキャナの実行を再びオンにする
    • パッケージ転送を有効にする
    • 必要に応じて、カスタマイズしたプローブをプローブ アーカイブに戻す。
サイレント モードでのアップグレード
以下の手順に従います。
  1. 応答ファイルを準備します。
    1. サイレント インストール テンプレートを抽出します。
    2. installer.upgrade.properties
      ファイルを見つけて、インストーラと同じディレクトリ内に
      installer.properties
      という名前で保存します。
    3. installer.properties
      NMS_PASSWORD=
      行に UIM 管理者パスワードを追加します。
    4. ファイルの種類が
      PROPERTIES
      のままであることを確認して、ファイルを保存します。ファイルの種類が
      Text Document
      の場合は、
      .txt
      拡張子(フォルダには表示されないことがあります)を削除します。
  2. インストーラを実行します。コマンド ラインから、以下のコマンドを実行します。
    • Windows:
      setupCAUIMServer.exe -i silent
    • Linux:
      setupCAUIMServer_linux.bin -i silent
  3. インストーラによりファイルが解凍され、インストールが完了します。このプロセスは、数分以上かかることがあります。
  4. UIM サーバが起動します。何らかの理由で起動しない場合は、以下を実行します。
    • Windows:
      net start "Nimsoft Robot Watcher"
    • Linux:
      /etc/init.d/nimbus start
Microsoft クラスタ サーバのアップグレード
Microsoft Server 2012 フェールオーバ クラスタ上の UIM Server をアップグレードするには、以下の手順に従います。
以下の手順に従います。
  1. GUI モード手順またはサイレント モード手順のいずれかを使用して、プライマリ(アクティブ)ノードをアップグレードします。
  2. セカンダリ(パッシブ)ノードをアクティブにして、プライマリ ノードで使用したものと同じプロセスを使用して、ノードをアップグレードします。
これにより、確実にプライマリ(アクティブ)およびセカンダリ(パッシブ)ノードの両方においてレジストリ キーが新バージョンに対応して更新されます。
アップグレード後のタスク
アップグレードが完了したら、以下の手順に従います。
  • アンチウイルス ソフトウェアを再びオンにします。
  • パッケージ転送を有効にする。
  • 必要に応じて、カスタマイズしたプローブをプローブ アーカイブに戻します。
  • 必要に応じて、UIM RESTful Web サービスをアップグレードする。
CA は、サーバ パッケージの各リリースの間に特定のプローブの新しいバージョンを提供する場合があります。アップグレード時、その時点でインストールされているプローブおよびコンポーネントは上書きされます。「Hot fix」をダウンロードしているか、プローブを更新している場合は、UIM サーバをアップグレードするとコンポーネントをダウングレードすることになる場合があります。これが発生する場合は、サポート web サイトの
[アーカイブ]
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