埋め込みデータベースから Microsoft SQL Server Express データベースへのアップグレードに関するベストプラクティス
14.3 RU1 では、
つの Symantec Endpoint Protection Manager
(SEPM) と共にインストールされるデフォルトデータベースが、埋め込みデータベースから Microsoft SQL Server Express 2017 データベースに変更されました。 管理サーバー設定ウィザードのデフォルト設定を使用して、管理サーバーを初めてアップグレードまたはインストールする場合、SQL Server Express データベースが自動的にインストールされ、埋め込みデータベースが置き換えられます。バージョン 14.3 RU1 以降にアップグレードする場合、管理サーバーのコンピュータは特定の要件を満たす必要があります。そうでない場合、管理サーバーのアップグレードを続行できません。 これらの問題が発生した場合、管理サーバー設定ウィザードによって通知されるので、問題を修正できます。
アップグレードする前に把握しておくこと
アップグレードする前に、インストール前に修正が必要になる可能性がある以下の問題を確認してください。
データベースサイズの不足 | SQL Server Express データベースのデータファイルおよびログデータの最大容量は 10 GB です。 Symantec Endpoint Protection Manager は、インストールが開始される前に埋め込みデータベースのバックアップを作成します。 このバックアップが 10 GB を超える場合、アップグレードを続行できません。 アップグレードの開始前、またはアップグレード中に、データの量を削減する必要があります。 データベースのサイズが大きすぎると、管理サーバー設定ウィザードによって通知されます。 Microsoft SQL Server Express データベースと Microsoft SQL Server データベースの両方で、FILESTREAM という機能を使用してデータベースサイズを削減します。 アップグレード中にデータベースのサイズが大きすぎるか、またはサイズの上限に近づいていることが判明した場合は、以下のアクションを実行できます。 SQL Server データベースを使用している場合は、データベースのサイズを定期的に調べて、データベースが最大サイズに達していないことを確認します。 |
ディスク容量の不足 | アップグレードを実行するために、管理サーバーコンピュータに少なくとも 10 GB の空きディスク容量があることを確認します。 |
Symantec Endpoint Protection Manager は、データベースと通信しません。 | Symantec Endpoint Protection Manager は、証明書を使用して、 Symantec Endpoint Protection (SEPM) と Microsoft SQL Server Express または SQL Server データベースの間の通信を認証します。 SEPM がいずれかの SQL Server データベースに接続できるようにするには、証明書を生成して つの Symantec Endpoint Protection Manager コンピュータにインポートする必要があります。 証明書が存在しないか、期限切れになっているか、期限切れになりそうな場合、SEPM とデータベースの間の接続は失敗します。管理サーバーがデータベースに接続しているかどうかを確認するには、以下を参照してください。 |
Microsoft SQL Server Express へのアップグレードに関する問題のトラブルシューティング | アップグレード時には、以下のいずれかの問題が発生する可能性があります。
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