HOSTNET クラス

HOSTNET クラスの各レコードは、特定のネットワーク上のホストによるグループを定義します。HOSTNET のレコードはルールを定義します。このルールは、IPv4 通信を使用する場合に、グループの他のホストがローカル ホストに対して持つアクセス権を管理します。
cminder140jp
HOSTNET クラスの各レコードは、特定のネットワーク上のホストによるグループを定義します。HOSTNET のレコードはルールを定義します。このルールは、IPv4 通信を使用する場合に、グループの他のホストがローカル ホストに対して持つアクセス権を管理します。
注:
IP 通信用の
Privileged Access Manager Server Control
アクセス ルールは IPv4 にのみ適用されます。IPv6 によるアクセスは管理しません。
INMASKMATCH プロパティは、HOSTNET クラスのレコードの対象になる他のホストを規定します。INETACL プロパティは、ローカル ホストが他のホストに提供できるサービスを定義します。
HOSTNET クラスのレコードのキーは、HOSTNET クラスのレコードの名前です。
以下の定義では、このクラス レコードに含まれるプロパティについて説明します。ほとんどのプロパティは変更可能で、selang インターフェースまたは管理インターフェースを使用して操作することができます。変更できないプロパティには、
「情報のみ」
と記載されます。
  • COMMENT
    レコードに含める追加情報を定義します。
    Privileged Access Manager Server Control
    は、この情報を許可に使用しません。
    制限:
    255 文字。
  • CREATE_TIME
    (情報のみ)レコードが作成された日時が表示されます。
  • DAYTIME
    アクセサがリソースにアクセスできる日時を規定する、曜日と時間帯の制限を定義します。
    このプロパティを変更するには、chres コマンド、ch[x]usr コマンド、または ch[x]grp コマンドで restrictions パラメータを使用します。
    日時の制約の単位は 1 分です。
  • GROUPS
    リソース レコードが属する CONTAINER クラスのレコードのリストを定義します。
    クラス レコードでこのプロパティを変更するには、適切な CONTAINER クラスのレコードで MEMBERS プロパティを変更する必要があります。
    このプロパティを変更するには、chres コマンド、editres コマンド、または newres コマンドの mem+ または mem- パラメータを使用します。
  • INETACL
    ローカル ホストからクライアント ホストのグループに提供可能なサービス、および各サービスのアクセス タイプを定義します。アクセス制御リストの各要素には、以下の情報が含まれます。
    • Services reference
      サービス(ポート番号または名前)への参照です。すべてのサービスを指定する場合は、サービス参照としてアスタリスク(*)を入力します。
      また、
      Privileged Access Manager Server Control
      では、/etc/rpc ファイル(UNIX の場合)または \etc\rpc ファイル(Windows の場合)に指定された動的なポート名もサポートしています。
    • Access
      アクセサに与えられる、リソースに対するアクセス権限を定義します。
    INETACL プロパティでアクセサおよびそのアクセス タイプを変更するには、authorize[-] コマンドで、access(
    type
    -
    of
    -
    access
    )、service、および stationName パラメータを使用します。
  • INSERVRNGE
    ローカル ホストがクライアント ホストのグループに提供するサービスの範囲を指定します。
    INETACL プロパティと同様の機能を実行します。
    INSERVRANGE プロパティのアクセサおよびアクセス タイプを変更するには、authorize[-] コマンドで service(
    serviceRange
    ) パラメータを使用します。
  • INMASKMATCH
    この HOSTNET レコードが適用されるホストのグループを定義します。このプロパティには mask 値と match 値があり、要求元ホストがグループに属しているかどうかを判断するために、要求元ホストの IP アドレスに適用されます。
    INMASKMATCH プロパティは、IPv4 形式のアドレスのみサポートします。
    注:
    このプロパティは、chres コマンドの mask パラメータと match パラメータに相当します。
  • OWNER
    レコードを所有するユーザまたはグループを定義します。
  • RAUDIT
    Privileged Access Manager Server Control
    が監査ログに記録するアクセス イベントのタイプを定義します。RAUDIT という名前は
    R
    esource
    AUDIT
    の短縮形です。有効な値は以下のとおりです。
    • all
      すべてのアクセス要求
    • success
      許可されたアクセス要求
    • failure
      拒否されたアクセス要求(デフォルト)
    • none
      アクセス要求を記録しない
    Privileged Access Manager Server Control
    では、リソースへのアクセス試行が発生するたびにイベントが記録されます。ただし、アクセス ルールがそのリソースに直接適用されたか、またはそのリソースをメンバとするグループまたはクラスに適用されたか、については記録されません。
    監査モードを変更するには、chres コマンドおよび chfile コマンドの audit パラメータを使用します。
  • UPDATE_TIME
    (情報)レコードが最後に変更された日時を表示します。
  • UPDATE_WHO
    (情報)更新を実行した管理者を表示します。
  • WARNING
    警告モードを有効にするかどうかを指定します。リソースの警告モードを有効にすると、そのリソースに対するアクセス要求はすべて許可され、アクセス要求がアクセス ルールに違反した場合、監査ログにレコードが記録されます。
例:
特定のサブネット内で、リモートホストから
Privileged Access Manager Server Control
エンドポイントへの受信接続を防止します。
手順 1:
 /etc/hosts にリモート ホストを追加します。コマンド プロンプトで以下のコマンドを実行します。
vi /etc/hosts
手順 2:
 ネットワーク インターセプトの場合、ルックアヘッド データベース「ladb」はリモート ホストのアドレスで適切に入力する必要があります。この動作を確認するには、コマンド プロンプトで以下のコマンドを実行します。
./sebuildla -h
手順 3:
コマンド プロンプトで以下のコマンドを実行し、リモート ホストが /etc/hosts に追加されていることを確認します。
./sebuildla -H
手順 4:
特定のルールを作成します。「engineering」がエンジニアリング部門に属しているサブネット(10.131.33)内のホストのグループを定義すると仮定します。IP アドレス(10.131.33.*)からのすべての受信接続は、ルールに基づいて、「マスク」値を使用すると見なされます。
AC> nr HOSTNET engineering mask(255.255.255.0) match(10.131.33.0)
手順 5:
 Telnet を使用した特定のサブネット内のリモート ホストからの受信接続を防止するルールを設定します。
AC> authorize HOSTNET engineering service(telnet) access(none)
手順 6:
 Telnet を使用して、リモート ホスト(サブネット内)から
Privileged Access Manager Server Control
エンドポイントへの接続を試行します。接続に失敗しますが、その他の接続には影響がありません。
特定のサブネット内のリモート ホストからの任意のタイプの接続を拒否するには、以下のルールを設定します。
AC> authorize HOSTNET engineering service(*) access(none)